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11月の★ハッピーバースデー
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☆10日
(今日は僕と鈴桜の誕生日か。両親や周囲がよく許嫁同士、同じ日に誕生日なんて運命だと言うけれど……)
14歳になる名家の次男、
音羽 紫鶴
は
藤音 鈴桜
の元へ向かった。
(誕生日なんて、自分にとって大したものでもないけれど、今年は鈴桜がいるから、普段とは少し違うかな?)
旧家の娘で生まれた時からの許嫁である鈴桜は今日11歳になる。
鈴桜はすでに準備を整えて待っていた。
(紫鶴と私、誕生日が同じなのは知ってたけどこうして誕生日にふたりきりで出かけるのは初めて)
例年盛大な誕生日パーティを開いてもらっていたけれど、今年は都合で別の日になった。
そこで今日は午前中から紫鶴と共に出かけることになったのだ。
夜には鈴桜の家で身内限定の誕生日会があり、紫鶴も一緒に祝ってもらうことになっている。
誕生日にふたりきりで出かけるのは初めてで、なんだかドキドキする。
「おはよう。どこへ行こうか」
切れ長な目をこちらに向け、口元に笑みをたたえた紫鶴が尋ねる。
「おはようございます。……水族館はどうでしょうか。クラゲの展示がすごく綺麗だと聞きました」
迷ったけれど、子供扱いされたくない鈴桜がいろいろ考えて思いついた場所だ。
「いいね。そこにしよう」
そう言って紫鶴は少し考えつぶやく。
「水族館だと亀がみたいな。あとマンボウ」
寝子島マリンパラダイスは大勢の人で賑わっていた。
頭上を泳ぐエイや様々な魚を眺めながら水槽トンネルを抜け、館内へ。
両親と5つ上の兄と一緒に来たときははしゃいだっけ、と鈴桜は思う。
(でももう11歳だもの。子供だと思われたくないわ)
「クラゲはこっちだよ」
パンフレットの地図を見ながら紫鶴が案内してくれた。
そこは、控えめなライトで照らされた一角だった。
「綺麗……」
自然に言葉が出た。
薄暗い部屋の水槽で、ぽうっと光が浮かんでてとても幻想的で。
いつまでもじっと見ていられそうだけど。
紫鶴の様子が気になって、鈴桜はそっと横を見る。
「色々な種類のクラゲがいるものだね。色によってこんなに変わるのか」
紫鶴は鈴桜に笑みを向けてくれた。
鈴桜の心がぼうっと温かくなる。
(私が綺麗と思ったものを紫鶴も綺麗と思ってくれたら嬉しいもん)
ゆっくり時間をかけてクラゲを見た後、二人は次に亀のコーナーに向かった。
「紫鶴は亀好きなの?」
鈴桜の問いに、紫鶴は少し考えた。
「特にこれと言った理由があるわけでもないけど、亀は好きだと思う」
「鶴は千年、亀は万年っていうから……気になるのかもね」
「名前のせいか。ライバル意識みたいなものかな」
思いがけない指摘だったのか、紫鶴は笑った。
大きな水槽に、亀がゆったり泳いでいる。
それをのんびりと眺める紫鶴を、鈴桜も隣でじっと見つめていた。
紫鶴がこちらを向き、二人の視線が合う。紫鶴は微笑んだ。
「じゃあ、次に行こうか」
頷いて鈴桜は紫鶴についていった。
(もっと一緒にいたい。クラゲも綺麗だし亀もいいけれど、紫鶴と一緒に見ていたい)
でも紫鶴はどうなんだろう、と鈴桜は思う。
(いつも笑顔を見せてくれて、嫌な顔などしないけれど……)
イルカにペンギン、アシカにエイ。水族館の見所を一通り楽しんで、出口近くのお土産やに着いた。
(可愛い……)
子供ではないのだからと思っても、やっぱり可愛い物が気になる。
鈴桜の熱い視線に気づいて、紫鶴は鈴桜が見ていたペンギンのぬいぐるみを手に取った。
「これが欲しいの?」
「えっ、あの、可愛いと思ったけど……」
顔を赤らめて焦る鈴桜を見て、紫鶴は笑った。
「じゃあ、買ってあげるよ。今日は君の誕生日だしね」
「え、あ……ありがとう」
(ぬいぐるみなんて、もう子どもじゃないのに)
そう思いつつも嬉しかった。
鈴桜が両親や使用人におみやげのお菓子を買っている間に、紫鶴は買ったぬいぐるみに事前に用意していたネックレスをつける。
「はい」
戻ってきた鈴桜にぬいぐるみを渡した。
「えっ、これ……?」
気づいた鈴桜に微笑んで、「おめでとう」と告げた。
「ありがとう……あの、私からも」
鈴桜はバッグから包みを取り出した。
「初めて作った手袋なんだけど……お母さんに教えてもらって一生懸命編んだけど、指先が難しかったから……指先が出るタイプなの」
紫鶴が包みを開くと、簡単な切り替えの黒と灰色の手袋が出てきた。
「お誕生日おめでとう! もらって、くれる?」
少し心配そうな表情の鈴桜に、紫鶴は笑って頷いた。
「へぇ。いいね。手作りのものなんて、なかなかもらった事がないな。わざわざ作ってくれたんだろう。有難う」
ほっとして鈴桜は言った。
「ねえ、ネックレスは紫鶴の手で付けてほしいの」
髪をかきあげ首のまわりを見せる。
「いいよ」
紫鶴はぬいぐるみからネックレスをはずし、鈴桜の首につけてやった。
「誕生日おめでとう、鈴桜」
心臓がドキドキするのがわかった。紫鶴に聞こえていないだろうか。
「ありがとう、紫鶴……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月11日
参加申し込みの期限
2015年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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