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人をダメにしちゃうソファ
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【まったりアニマルソファ】
「どう、どう……良い子だ、ラファール」
ぱから、ぱからと軽快に足を進める愛馬を制して、空を見上げた
八神 修
。
「ああ。良い日和だな」
星ヶ丘ホースクラブ
に降り注ぐ陽光は清々しくて気持ちが良く、修は目を細めて、またがるお馬さんの首のあたりをさすりさすり。撫でてやりますと、ラファールはきゅひん、と甘えたような可愛らしい声を上げました。
愛馬を下りて草地の上に降り立って、修はうーん、とひとつ伸び。何とも、心地の良い一日……と。
「どうだ、浅山。こうして馬に乗ったり、動物たちと触れ合うのは良いものだろう……浅山?」
本日の同行者でありますところの、少し後ろを付いてきていたはずの
浅山 小淋
の姿が、気付けば見当たりません。
「どうした浅山…………あっ」
そんなわけで振り向いたところに、見つけたのでした。例のソファと……うっかりそれに触れてしまったばかりに、そのまま座ってしまったばかりに、ふにゃっとしてぐでーんとした、小淋の姿を!
落ち着いてシックな薄水色のソファは大きくて、優にふたりは座れてしまうくらい。ふにゃふにゃで安らいだお顔の小淋ちゃんの横には、修の愛犬カーキー、愛猫のブラック&ミルクが、ご主人様に先駆けて丸くなり、すっかりくつろぎモード。何とも幸せそうなお顔……対照的に修は、顔に片手を当て、ふう、とため息を漏らしたりしておりますけれど。
「……また神魂か。浅山、大丈夫か?」
「………………」
もとより彼女のコミュニケーション手段はスケッチブックによる筆談ですもので、言葉はありません。代わりに彼女、やってきた修の袖をくいくい、引っ張ります。恐らくは、自分では動けないので引っ張り出してほしい、といったところのようですけれど。
「その割には、満ち足りた顔だな。ああ、カーキーにブラックもミルクも、こんな無防備な表情を……そんなに気持ちが良いのか」
警戒しつつも、ちょっぴり湧いてきてしまった興味のためでしょうか?
「あ」
「……!」
誘われるように惹き寄せられて、修もまた……ぽふん! 小淋の隣へと寝そべってしまいました。
その、途端に。
「ああ……なるほどぅ、これは良いソファだなぁ~」
「……!?」
あのいつもクールでぴりっとして冷静で凛々しい彼が、かつてないほどに……ゆるっゆる! 小淋が自力で抜け出せない理由を、自らこれでもか思い知ってしまったようです。
そんなご主人様の様子が気になったのか、気付けばぱかぱかとやってきた愛馬ラファールまでもが、ふかふかソファに足をかけようとしたもので、
「待て待て、ラファール。お前は横! ほら、頭を乗っけていいからな~」
あまりの心地良さに、きゅんきゅんと満足げな吐息を漏らす犬やら猫やら馬やら、動物たちに囲まれて。隣では、もはや諦めたのでしょうか……もう、思いっきり弛緩してだらーんゆるゆるーん、な小淋ちゃん。
事ここに至っては、修だって。存分に堪能するより、他に手立ては無いわけなのです……!
「まぁ……いいかぁ~。テオが動いてないのを見ると、それほど危険度の高い現象というわけでも無いんだろう……ほわぁ、それにしても気持ちが良いなぁ~」
割り切って楽しむことにした修は、動物たちの毛並みを撫でてやりながら、いつになく緩んだお顔で、小淋と微笑み合うのでした。
(わぁ……こんなにゆるゆるな八神さん、初めて見ました)
イメージは、
こんな感じ
! ふにゃふにゃ~な修に、小淋も思わずほっこりです。
ふたりはソファのふにふにふかふかに身を預けながら、動物たちをすりすりしつつ、雑談モード。小淋が取り出したスケッチブックへ、ゆるゆるゆる~っと書いた文字は、何ともこう……くねくねとして、読みづらくはありましたけれど。
『おみやまつり、たのしみですねえふにゃあ』
「ああ、お三夜祭りか、変わった祭りだよな~。この島らしいというか……猫猫しいというか」
恐らくはそんな意味でして、修にはどうにか伝わってくれた模様です。
「俺も、色々と回ってみようと思ってるよ。浅山は? 機会があれば、一緒に回れると良いなぁ」
『そうですね~、わたしもたのしみです~ほわぁぁぁ』
カーキーもブラックもミルクも、ラファールまでもがすやすや、寝息を立て始めた中で。ふたりはそのままゆるゆるだらりん、他愛のないおしゃべり。
『やがみんさんは、ねんまつねんしはどうされるんですかにゃあ』
「俺は、帰郷する予定だよ。正月は忙しくてな、正装して挨拶回りに新年会に……肩が凝るのさ。だから、そうだな、今くらいは」
と、修がおもむろに、ぱちり! 指を鳴らしますと。
ぽん、ぽぽぽんっ、と周囲へ現れましたものは、いくつものテーブル。乗っているのは……色とりどりで見た目も楽しい、スイーツセレクション! 各種ケーキのプレートに、紅茶にと実に豪勢でありまして、彼は目を輝かせた小淋へ、
「幸せなぬくもりと、安らぎを……なんてな」
ソファの特性を早々に見破り使いこなしたことによるもてなしは、自分のためというより、小淋への気配りといった意味もあったのかも知れません。そんな彼へ、小淋はゆるりと筆談で感謝の意を伝えつつ、
「ああ。後は、ここに参考書や問題集もあったら、最高なんだけどなぁ~……あれ、何で笑うんだよ~、浅山?」
この何とも彼らしいお言葉には、ついつい、くすり。
ありがたくケーキのプレートへ手を伸ばし、高級そうな銀のフォークで、ぱくりっ。優しい甘さに舌鼓を打ち、紅茶もひと口……ふんわり鼻腔をくすぐる香りに、ほっと安堵。確かに、ソファの心地良さや動物たちのぬくもりに包まれて、ケーキを楽しみ紅茶をいただく安らぎのひと時は、もう。たまりません!
「ああ……幸せだなぁ~。たまにはこんな日も、悪くないよな~……」
『はい~。カーキーくんや、ブラックちゃんにミルクちゃん。ラファールくんも……みんなに囲まれて、暖かくて、優しくて……』
時にはやっかいな出来事に巻き込まれてしまったりもする、いわゆるひとつの神魂関係であるらしいというのは、小淋にも分かってはいましたけれど。だからと言ってすぐ離れてしまうのは、あんまりにも、もったいない気がしてしまうのです。
ていうかそもそも、動こうと思っても動けないわけですけれども……ともかく、
(こんなの、ちょっと贅沢すぎますよね。でも……ああ。癒されます~……)
結局現象が終わる時まで、ふたりはめいっぱいにゆったりまったりと楽しんだのでした。
ちなみにもちろんその後は、紳士な八神氏のこと。小淋ちゃんを、彼女の暮らす桜花寮まで送り届けてくれたことは、言うまでもありませんよね!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月02日
参加申し込みの期限
2015年10月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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