裏腹な日｜リアクション

裏腹な日

○日常に戻って

　その後夕ご飯の材料は待てど暮らせど届かず、屑利は腹をすかせた。
　ホテルへ向かった三人がどうなったのか――ご想像にお任せする。

「昨日はごめんなさい。今日は美味しいコーヒー淹れますね」
　翌朝、お弁当を尚輝先生に渡しながら時子は頭を下げた。

　昼頃起きた真央は、学校に着くと修の前で土下座した。
「昨日のはろっこんか神魂なのだゴメン修ちゃん迷惑かけたのだ許すマヂろっこーん！」
「ああ、わかってるさ、大丈夫だよ」
　修は改めて優しくフォローしてくれた。　

　
　言葉はいつも正直な心を示すとは限らないのに。
　人は、言葉に翻弄されずにはいられない。

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あとがき

担当マスター：天村花海
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ご参加ありがとうございました。

裏腹な言葉……思いがけない展開、楽しませていただきました。
好みと違ったことを言ってしまい騒動になる人あり、裏腹にも関わらず心の奥の本音がこぼれてしまう人あり。
思った以上に心揺れるストーリーとなりました。
本音って意外と自分でも気づいていないものかもしれませんね。

部費争奪戦やお三夜まつりでお忙しい折恐縮ですが、１１月の誕生日シナリオもご参加お待ちしております♪

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