this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<月華>闘華降煌 ~求めよ、さらば与えられん~
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
つぎへ >>
* * * * *
「いやぁ、みんな強かったな」
相変わらず変装したままの白鋼の傍で、
呉井 陽太
もまた苦笑を浮かべる。陽太は福玉争奪戦の後、白鋼を誘って縁日に繰り出していた。少し肌寒かったので甘酒をもらい、2人で飲みながら縁日を歩く。
「何食べます? どれも美味しそうだよねー」
「あぁ、どれも捨て難いな」
と2人で歩いていると、和服を着た玄武族の若者が、いい声でぼたもちのような菓子を売っていた。蓬のような色と香りのする、赤ちゃんの拳大の菓子だがとても美味しそうだった。
「この頃だけ出回る縁起物でな。美味いぞ」
と白鋼が進めるので買う事にした陽太だったが、よくみると売っていたのは肩に亀を乗せた
優木 遥斗
だった。
「あれ? こんなトコで何してんの?」
興味を引かれた陽太が問いかけると、遥斗はポツリと
「店主が酔っ払ったから、代わりが来るまで店番を」
と答えた。屋台の奥を見やると、白虎族らしき男が顔を真っ赤にしてぐうぐうといびきをかいて眠っていた。白鋼と陽太は思わず苦笑してしまう。
陽太が窘めていると、とことこと女の子がやってきた。
恵御納 夏朝
……の交換人格、夏夜である。
「そのお菓子が欲しいんだ。2つ包んで欲しい」
「わかった。少し待ってくれ」
白虎族となった夏夜は白虎の耳をぴこぴこさせながら菓子を遥斗から受け取り、ぺこり、と一礼して去っていった。
(日本の硬貨……いや、お金自体今回は必要なかったか)
いくつかの王家が振る舞いとして用意した縁日故に、支払い不要だと聞いた夏夜は、蓬の風味がよい菓子を口にしながら祭りを楽しもうと歩いていた。
その途中でみつけた淡雪玉に、彼女の目が留まる。中に色々なものが入ったマシュマロは、綺麗な紙の箱に入れられており、それはそれで雅やかな雰囲気がしていた。
(これはかわいいな)
2つもらい、1つは夏朝への土産に、もう1つは自分用にした。口にすると、中に用意された木苺のジャムの甘酸っぱさとマシュマロのふんわりとした甘さが口に広がる。
どこか心がまろやかになるような気分の中、次に見つけたのは星ランタンだった。
(確か、星の光が入っているという……)
そこでふと、気になったのが星幽塔の事。かの場所でも、影が脅威となっていた事を思い出す夏夜は、僅かに考察する。
(この月華世界は、星幽塔ともかかわりがあるのか?)
今のところは何も解らない。しかし何かあるのかもしれない、と思いながら星ランタンを手にする。猫の飾りが付いた星ランタンを手に取った夏夜は、目をそっと細める。
「夏朝に、いいお土産になるといいな。喜んでくれるかな?」
夏夜は、小さく頷いて店主へと声をかけた。
「疲労回復には、甘いものだよね」
と、福玉争奪戦で大暴れした
サキリ・デイジーカッター
は、お茶を片手に甘いお菓子をたんのうしていた。傍らには「そうだよねー」と相槌をうつ
響 タルト
の姿が。ちなみに福玉争奪戦の疲れが出たのか、争奪戦中にねむってしまった相棒の
日暮 ねむる
は救護室兼宿泊用に用意された葵宮ですやすや眠っている。
2人は争奪戦での健闘を称えあいながら淡雪玉やねり醍醐、満月焼きなどを幸せそうに食べている真っ最中なのである。
「そういえば、優木が店番をしてたよね」
サキリの言葉に、タルトが頷く。2人が蓬のおはぎっぽいお菓子を食べながら案外さまになっていたよね、など話していると、近くを見覚えのある女性が通りがかった。よくみれば、それは
仙藤 紫
であった。彼女は飲み物片手にのんびり散策していたようだ。
「せんぱーい! 一緒にいかがですか?」
タルトが声をかけると、彼女は小さく笑って歩み寄る。紫もまた興味のわいたものをいくつか購入しており、美味しそうな満月焼きもその中にあった。
「色々な物があって目移りするわね」
「その気持ちわっかるー♪」
進められた椅子に腰掛けながら苦笑する紫に、タルトが頷く。サキリもまた相槌を打ち、紫に淡雪玉を薦めた。
口に入った淡雪玉は、その名のようにすっ、と解けるような食感だった。マシュマロの柔らかさは確かにあったが、すぐに消えてしまう。
当初は一連の事件があった後故に少し警戒していた紫。だが、次第にお祭りのほんわかした空気もあいまって、警戒がほぐれたようだった。
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<月華>闘華降煌 ~求めよ、さらば与えられん~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年02月22日
参加申し込みの期限
2017年03月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!