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◆協力プレイ・クッキング2
協力して様々なカレー饅を作ることになった
千堂 結
はさっそく生地作りに取り組んでいた。
(うう、美味しく出来るといいなあ……!)
今回の料理のキーとも言える『フワフワ』の生地。
もし推理が合っていたとしても、美味しく仕上げることができなければきっとアンディは解放されることはないだろう。
(ッハ! またネガティブになってた)
穏やかな気質であると同時に気弱とも言える結。気を抜くとついつい思考がネガティブな方向に傾いていってしまう。
意識してはいるものの、そう簡単に治るものでもない。
(……頑張って美味しいカレー饅を作ろう!)
気合を入れ直し、顔を上げると、
ふと
鵙海 甫
の姿が目に入った。
彼の目の前にはいくつもの材料があるものの、手を動かす様子もなく何やら考え込んでいるようだ。
(ん、鵙海くん……困ってるの、かな?)
しばらく様子をうかがってみるが、やはり動き出す気配はなかった。
(私、お料理なら出来るから……
何を作りたいのか聞いて、そのお手伝いをしてあげたいな……)
「良かったら、手伝おうか……?」
恐る恐る声をかけると、甫はすぐに振り返り、カラッとした笑みを浮かべる。
「ああ。千堂。助かるよ」
「ううん。気にしないで。えっと、鵙海くんは何を作るの?」
気を悪くするということもない甫に安堵して、結は問いかける。
すると甫はまた考えこんでしまう。
「……カレースフレを作ろうと思うんだけど、まぁ色々だな。
ほら、もらったヒントに合いそうな料理は複数あるだろう。
料理に詳しくない俺でさえもいくつか思いつくし」
「うん、そうだね」
「だけど『思い出』って話なら答えはひとつだけになるし、
それなら何品か作ってみた方が良いと思ってな。
ちょうど協力して作った方が効率いいだろ」
「そうだね。……ええっと、鵙海くんも作るんだよね?」
その質問をした途端、甫は突然黙りこむ。
「……鵙海くん、お料理苦手だったっけ?」
「別に苦手ってわけじゃねーけどさ、普段やってないだけだし」
「そ、そっかごめんね!」
「……ああ、だから別に気にすんな。俺もやるよ、効率がいいから協力してもらうだけだし。
……ただ味は期待するんじゃねーぞ」
「う、うん」
ムキになって膨れっ面をする甫を、思い切り笑い飛ばすこともできず、結は曖昧に頷くのだった。
甫は持ち前の負けん気の強さと気恥ずかしさから結に八つ当たりまがいの言い方をしてしまったことをさっそく後悔する。
(……せっかく手伝ってくれるって声かけてくれたのにな)
だからと言ってすぐさま謝るのも気恥ずかしくて、甫はタブレット端末でレシピを検索することにした。
(スフレ……カレー……と、これか)
適当なレシピのページを開いて、作り方を確認する。
1.卵を卵白と卵黄に分ける。
2.卵白をツノが立つくらい泡立て、メレンゲを作る。
(ちょっと待て、ツノってなんだツノって)
メレンゲというものは名前は聞いたことはある。だが、卵のツノというのがどうにもピンとこない。
(……鬼についてるっていうアレなのか?……って、ン?)
※塩とひとつまみ加えると固まりやすくなります。
注意書きを読んで、ますます甫の苛立ちは募っていく。
(ひとつまみってなんだよソレ。人によって違うだろ!)
甫のそんな内なる葛藤に気がついたのか、結の不安そうな視線に気がついた。
「…………」
「…………」
「……大丈夫? 手伝おうか?」
「だ、大丈夫だこれくらい」
「……本当?」
まったく。まーったく信用されていない声色だった。
「……千堂こそどう……!」
とヤケクソになって話を降るものの、結はすっかりカレー饅の生地をこね終え、現在は発酵中だという。
「……いや、なんでもない」
どうにか言葉を飲み込み、甫はタブレット端末を置く。
(一応は作り方は頭に入った、後は手を動かすだけだぜ)
気を持ち直して、作業にとりかかる甫だったが……その後昼休みほぼ丸々、メレンゲと格闘することになったのだった。
メレンゲと甫の熾烈な攻防が繰り広げられているとも知らず、智瑜は調理に集中する。
(私は……)
智瑜が思い浮かべたのはスペイン料理のトルティーヤかフランス料理のケークサレ。
(フランスやスペインではママンと呼ぶそうですし)
トルティーヤもケークサレも本格的で、前者はトウモロコシ粉と小麦粉と水でこねて生地から作る。
後者は『スパイシー』というヒントも考慮して、生地の中にチーズやカレー粉を混ぜ込んだ。
ケークサレをオーブンで焼いている間に、トルティーヤの具やソースを準備していく智瑜。
(『可愛い』って中身の具が可愛い形に切ってあるのかな? それともカラフルとか?)
どちらの可能性も考慮しながら、調理を進めていると……、いくら料理に慣れていて手際の良い智瑜でも思いの外時間が掛かってしまった。
(どうしよう、もうすぐ昼休みが終わっちゃう……)
何かを妥協するしかないのだが……では何を妥協すればいいのだろう?
智瑜が立ち往生してしまったそのとき、
「あの……切りすぎちゃって、これよかったら使う?」
声を掛けてくれたのは
羽生 碧南
だった。
効率よく数種類のキッシュを作っていた碧南は、時間も余ったが、切った具材も余ってしまったのだ。
「ありがとうございますっ」
「よかった、捨てちゃうのも勿体ないと思ってたから! あ、ついでに何か手伝うよ」
「碧南さん、本当にありがとうございます」
「いえいえ!」
碧南の協力もあって、智瑜はどうにか昼休み中に準備を終えることができたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
学校生活
推理・サスペンス
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月05日
参加申し込みの期限
2015年09月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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