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大行進! サンマさんファミリーズ
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【サメとアジ】
『大行進! サンマさんファミリーズ』! 密やかに広がりつつあるその人気はさておき、今日に起こったハタ迷惑な現象は、ゲームを作ったメーカーさんの思惑をひょいと一足、いえ二足も三足も飛びまして、そこかしこで混乱やら何やらをまき散らしつつありました。
「…………」
寝子島高校のとある教室にて、眉を寄せた
如月 庚
の目の前でひっくり返っている彼女もまた、そんな現象の被害者のようです。
「……七緒先輩、大丈夫すか。生きてますか」
「ちーん。へんじがない、ただのしかば」
「元気そうすね」
庚に手を借り、よっこいせと身を起こしたのは、
七緒 璃音
。ふうやれやれ、なんて肩をすくめたあたり、どうやらピンピンしております。
「こういう時は先輩を立ててさぁ、ノッてくれるもんじゃね? まだまだ若いなぁ庚は、やっぱり年輪を重ねた渋みってやつが最高で……」
「それより先輩、聞きたいことが山ほどあるんすけどね」
ぐるりと庚が教室内を見回しますと……何かの衝撃で、璃音もろともに吹っ飛ばされたらしい、散乱した机や椅子。放課後であり、幸いにして他に人はいなかったようで、けが人も無く何よりですけれど……いえ。
その場には、もうひとり……もういっぴき? がぬうんと立っており、それこそが庚の疑問の最たるものでありまして。
「よう兄ちゃん、お嬢ちゃんの知り合いかい?」
「……なんなんすか。この……サメ?」
そう、サメ! いかつい顔ながらやけに馴れ馴れしく言ったソイツは、まさしくサンマさんのごとくにぴんと直立した、流線形のフォルム……『
☆☆☆☆SNR アオザメさん
』でありました。
アオザメさんは、くりっとした瞳で目ざとく庚の着ているジャケットに注目して、にやり。何の因果か本日彼が羽織っておりますのは、鮫柄のスカジャンだったりしまして、
「兄ちゃん、良い趣味してるな! ひょっとしてあれかい、俺のファンってやつで」
「やかましい鮫野郎。ちょっと黙ってろ、こっちは忙しいんだ」
「な、いきなりケンカ腰!?」
アオザメさん、無下に言い放たれてぷりぷりと憤慨しておりますけれど、それはさておき。璃音がすっと取り出したのは、スマートフォン。
「やー、ウチも良く分かんねーけど。ねこったーによると、あちこちでおんなじこと起きてるみたいね」
「だから、何がすか?」
「『サンファミ』のキャラが、現実に出てくるんだとさ」
アプリを起ち上げ庚へと画面を見せてあげますと、そこには確かに、目の前のアオザメさんにソックリなキャラクターが。
寝子島にはきっと、この時の庚と同じ思いを抱いた人々が、ことのほかたくさんいらっしゃったことでしょう……彼、ため息まじりにつぶやきました。
「また神魂か……」
「そゆこと。さて、どうしたもんかなー」
璃音もかりかりと頭をかきながら、いささかヘソを曲げてしまったらしいアオザメさんを眺めました。
「ふん。サンマのやつがいないんじゃ、ここにいても仕方がない。俺は失礼させてもらうぜ」
「まあまあ、ちょっとお待ちよ、アオザメさんや」
「止めてくれるなお嬢ちゃん、ダチの俺があいつを助けてやらなけりゃあよう……!」
「まあまあまあ」
ゲーム内の説明など読んでみるに、どうやらサンマさんの友人という設定であるらしいアオザメさん。親友の元へ颯爽と駆けつけようとする彼を、璃音は両手で遮りストップをかけます。何せ、アオザメさんはけっこーな巨体でありまして、そのインパクトは抜群! 校舎内やら道端やらをのしのしと彼が歩こうものなら、騒ぎになること間違いなし。面倒な事態は避けたいわけなのです。
「ふーん。ゲームのキャラがねぇ……ま、事情を知らねぇと、どうにかしようもねぇからな」
璃音がアオザメさんの相手をしている間に、庚は自身のスマホで件のゲームアプリを、試しにインストール。
彼はあまりゲームをしませんもので、良く分からないなりに手探りで、それでも事態の収拾のために情報収集を……と、ぺもぺもと画面をタップしておりましたら。
「えー、無料ガチャ? っつーのがあんのか……あっ」
「え、何? どしたの?」
ついつい押してしまった、『サンマガチャ』と書かれたボタン……そう。今日の現象のキーはまさしくこの、無料ガチャ! でありまして。
ずごごごごっと、アオザメさんに続き現れる、第二のキャラクター……!
その姿は、
「l>┼┼(.,,゚Д゚) アジ」
「なんだこいつ……」
……なんか、食い散らかされて骨だけーみたいな、綺麗に食べたあとのお魚みたいな……アジ? のキャラクターでした。なんだこいつ!
「あ、アンタは……ッ!」
「アオザメさん、知ってんの? このヘンなの」
「ば、バカヤロー! l>┼┼(.,,゚Д゚) アジさんに、滅多なクチを聞くんじゃねえ……!」
えっ、それ込みで名前なんですか……? という疑問はさておき、食べ残しのホネホネなソイツはぱくぱくと口を開きまして、
「……お嬢ちゃん。アジを侮ってると……小骨に喉を”抉られる”ぜ……?」
「あ、ハードボイルドキャラなんだ」
低くてすごい良い声でした。アジさん。
はあ、ともいちどため息をつくのは、庚です。
「解決になってねぇじゃねぇか……まったく」
「何言ってんだ兄ちゃん! お前がl>┼┼(.,,゚Д゚) アジさんを呼んでくれたおかげで、百人力だぜ!」
「えっ何、この骨強いの? 庚、レアリティいくつ?」
「レアリ……ああ、この☆の数すか」
璃音が庚のスマホの画面を覗き込んでみますと、『
☆☆☆☆☆UNR l>┼┼(.,,゚Д゚) アジ
』さん。レアリティは☆1つから☆5つまでの五段階なので、紛れもなく、最上級クラスのレアキャラです。骨なのに……。
「l>┼┼(.,,゚Д゚) アジさんの必殺・アジクラッシャーがあれば、かぼちゃ猫団なんてイチコロだ! さあ、サンマのやつを助けに行こうぜ!」
「……ふっ。まったく、世話が焼ける……いいぜ。このアジに、任せておきな」
もう行く気満々のふたり……二匹? に、庚と璃音は揃って顔を見合わせました。
「ところで、アオザメさんにアジさんや。おたくら、トシは一体お幾つだね?」
彼女を知る多くの友人にはご存じのとおり、璃音は少々、花の女子高生にしては特殊な男性嗜好の持ち主でありまして。
「魚だから良く分からんけど、中身がオッサンならいけるわーワンチャンありだわー。心の中で擬人化いけるわー」
「……相変わらず、ブレないすね」
期待に満ち満ちた璃音の問いに対する返答は、
「ん? 俺もアジさんも、年はサンマのやつと同い年だな」
「ふっ……アジは、太く短く生きるのさ……」
「はい? てことは、1歳? は……?」
残念ながら無常にも、彼女の意には添わなかったようでして。
「……ちくしょおおおお! おっさんくれぇぇぇえええ!!」
と璃音は勢い余って、キープしていた電子マネーでもって、『サンファミ』にどかんと課金! 無料ガチャなどとみみっちいことは言わず、『10連サンマガチャ』のボタンをぺもっとタップ!
がちゃがちゃ、がちゃこん。続々と画面に現れる、サンマさんと似たテイストの、お魚モチーフのキャラクターたち……!
「つーかどいつもこいつも魚だから、トシ分かんねえええ!! そして画面から出てこないッ!!」
「そりゃ、こんな奴らにポンポン出てこられちゃたまんねぇよ」
嘆きに暮れる璃音は肩を落としつつ、呆れたような庚へと言いました。
「庚……この現象にウチらが対処するための、画期的な策を思いついたよ」
「一応聞くけど、何すか」
彼女の瞳が見つめるのは、意気揚々と先を行くアオザメさんと、ニヒルなl>┼┼(.,,゚Д゚) アジさん。
「……ほっとこう!」
ふ、と微笑んだその横顔は、哀愁に満ちていたということです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月04日
参加申し込みの期限
2015年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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