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寝子祭を乗り越えて、サイケデリックに乾杯を
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お開きの時間になって、皆がシャンテの外に出た。
「う……、寒いですね」
夜風に吹かれて、
久良木 優菜
が身をすくめる。
「風邪をひかないようにしないとな」
吉祥寺 黒子
が外に集まった人々を見回して、皆に伝えた。
「皆、疲れてるだろうし、明日もやることあるんだから、帰って休めよ!」
優菜が副委員長として、言葉を添える。
「みなさん、明日は最後のお片付けですね。文化祭の空気を思いっきり吸い込んで、思い出と一緒に、また毎日の授業もがんばりましょう」
あちこちで、「はーい!」と明るい返事があがる。
「私、皆さんと一緒に楽しめて、本当に良かったです! ありがとうございます!」
温かな拍手がおこった。
「よし、それじゃ最後に、実行委員長の一本締めだ。その後は解散な!」
黒子に促されて、
壬生 由貴奈
が前に出る。
「みんな、おつかれ~! よぉ~っ!」
ポン!
手を打ち鳴らす軽快な音が、路上に響いた。
「おつかれー」
「おつかれさま~!」
わっと周囲が盛り上がり、口々にねぎらいの挨拶が交わされる。
「今日は元気そうな顔が見られて良かった、夏朝」
「ええ、そうね。またね、夏朝ちゃん」
恵御納 久隆
と
恵御納 理沙
に向かい合い、
恵御納 夏朝
は困った様子でつぶやいた。
「僕だって、バイトで稼いだお金があったのに……」
打ち上げ代を払おうとしたときには、既に父が夏朝のぶんまで払っていたのだ。
自分のぶんは自分で払うと言っても、久隆は聞く耳を持たなかった。
「娘の分を払うのは当然だ。……それでは、夏朝、車を向こうに止めてあるから」
「夏朝ちゃんも、皆も、またね~!」
「皆、帰りも気をつけてな」
「……うん。お父さん、お母さん、また今度ね」
久隆と理沙が、駐車場へと向かい、夏朝は二人の後ろ姿を見送った。
「……うぅ、僕も、もう眠いかも」
見たところ理沙はかなり眠そうだったが、夏朝もそうとう眠かった。
「そういえば、桜花寮の門限は大丈夫ですか?」
森 蓮
がののこに尋ね、ののこは「さあ?」と、首を傾げる。
「あたしたちがちゃんと許可をとっておいたから、大丈夫だよ~」
夢宮 瑠奈
が、夏朝と一緒に寮には連絡済みだと説明し、許可を取るのを忘れていた桜花寮の面々がほっと安堵した。
「それじゃ、桜花寮のみんなは一緒にかえろ~!」
ののこがぶんぶんと手を振り、蓮が付き添いを申し出た。
「もう遅いですし、桜花寮まで送っていきます」
桜花寮を経て猫鳴館へ帰るので、いつもより寝るのが遅くなるのは確実だ。
蓮は、同じ猫鳴館で暮らす
サキリ・デイジーカッター
を呼び止めて、朝起こしてくれるように頼んでおくことにした。
「すみませんが、寝過ごすようなら起こしてくれませんか」
「そうか、わかった」
サキリは了承し、近くにいた夏朝にも声をかける。
「恵御納、お疲れ様。それと、親御さんのクッキー、ごちそうさま」
「サキリ君もおつかれさま。クッキー、お口に合ったかなぁ?」
「もちろん。おいしかった」
「よかったぁ」
それから方角の違う
御剣 刀
にも、サキリはおやすみの挨拶をした。
「御剣、おかげで楽しい時間が過ごせたよ」
「こちらこそ、誘ってくれてありがとな。楽しかった。また明日な!」
サキリと二人で猫鳴館に戻る
綾辻 綾花
が、ののこの隣に並んで言った。
「途中まで、一緒に帰りましょうよ。もっとおしゃべりもしたいですし……」
「うん、そうだね! 皆で帰ろ~!」
桜花寮に帰る面々が集い、
浅山 小淋
と夏朝が、別方向へ帰る人々に手を振った。
『おつかれさまでした。また明日』
「皆、気をつけて……。また明日、ね」
蜂矢 時生
が、名残を惜しむ皆の姿を、カメラにおさめる。
「皆、またね~」
若干ふらつきだした
羽生 碧南
の腕を、瑠奈がつかんだ。
「もう眠そうだねぇ?」
「ううん、眠くなんてないよ……」
碧南は否定するが、どう見ても目が据わってきている。
「う~ん、寮に戻ったら、すぐに寝ようね~」
「よーっし、帰ろう! 帰って、寝よーう!」
ののこが帰路をびしっと指さし、
雨寺 凛
がののこに続く。
「いやぁ、今日は楽しかったね! みんなも楽しめたみたいだし、ののこちゃんもありがとう!」
「星ヶ丘寮のやつ、これで全員か?」
黒子が、眠気で目が半分しか開いていない
久良木 優菜
に肩を貸しながら、人数を数えた。
「あんたも眠そうだな。支えようか?」
黒子に気遣われて、
三宅 葉月
は首を振る。
「いいえ、私は大丈夫……」
「そうか? ならいいんだけどよ」
「……私も、寮まで歩けます、よぅ~」
優菜も主張するが、声にまったく力がこもっていなかった。
椿 美咲紀
はいたって元気で、変わらず笑顔を振りまいている。
「とっても楽しかったのです。来年も楽しみですねー」
「ずいぶんと気が早いな」
美咲紀の発言に苦笑しながら、修はスマートフォンを操作した。
「今、車を呼ぶよ。皆、乗っていくといい。……壬生先輩も星ヶ丘方面ですよね。ご一緒しませんか」
「ん~、やがみん、ありがと~」
寮住まいではない生徒たちが方角ごとに分かれたのだが、星ヶ丘のマンションに住んでいる
壬生 由貴奈
だけが、一人になってしまっていたのだ。
由貴奈の他に、
朝鳥 さゆる
も星ヶ丘に住まいがあるはずなのだが、「それじゃあ、私はこれで」という言葉を聞いたきり、いつの間にか姿が見えなくなっていた。
「夜間にぼーっとしてたら危ないですよ」
「うん~、そうだねぇ」
修に手招きされて、由貴奈はふらふらとついて行く。
「私、おうちは、シーサイドタウン。すぐそこですー」
「俺も。じゃあ行こうか」
結梨亜・カールシュテイン
と
篠崎 響也
が、他の皆に軽く手を振って歩き出した。
「他は、皆、旧市街だな。よし、帰るか」
「そうだねー!」
御剣 刀
の隣で、
千鳥 雅人
も嬉しそうに髪の毛を揺らしている。
仙藤 紫
もその横で歩きながら、一度だけシャンテを振り返った。
「私も今日はけっこう楽しかったわ。おつかれさま」
「うんうん、とっても楽しかった~!」
仲村渠 鳴
と
乃木 成美
も同じ方角に歩きながら、皆とのんびりおしゃべりしている。
「さすがにちょっと疲れたけど、充実した一日だったね」
「そうだね、学校の皆と、こんなに長い時間一緒に過ごすのも、あまりないし」
「充実してたよな」
刀が相づちを打つと、皆がうんうんとうなずく。
しばらくそのまま5人で歩き、分かれ道で鳴と成美が足を止めた。
「あたしたち、こっちだから。また明日ね」
「うん、僕も。それじゃあまた、気をつけて」
同じアパートに住んでいるのだという鳴と成美に、雅人がひらひらと手を振った。
「ふたりとも、そっちなのかぁ。ばいばい、おやすみ~」
「おやすみ、気をつけてな」
「おやすみなさい、ゆっくり休んでね」
刀と紫も、二人に声をかける。
「うん! おやすみ、ありがと~!」
「おやすみなさい」
にこやかに挨拶をして、鳴と成美は皆と別れた。
二人きりになった静かな夜道を歩きながら、鳴と成美は、再びぽつりぽつりと会話を交わす。
「……あらためてだけど、ライブ、見に来てくれてありがとね。みんなのおかげで、いいライブになったと思うわ」
「うん、ライブすごかったよ。……鳴さん、歌ってる姿がとても綺麗だった」
さらりと成美が褒め言葉を口にして、鳴はうろたえた。
「ちょっと、成美ったら、……き、綺麗って……!」
「うん、綺麗だったよ。素敵だと思った」
夜目にもわかるほど顔を赤くした鳴に、追い打ちをかけるように成美が告げる。
どうしていいのかわからなくなって、鳴はそっぽを向いた。
「もう、そういうお世辞はいいから! びっくりするじゃないのよ!」
「え、お世辞じゃないよ。正直な気持ちなんだけど……」
「もうもう、しつこい!」
気恥ずかしさにいたたまれなくなって、鳴は早足になった。
スピードを上げた鳴を追いかけて、成美が小走りに進む。
「あっ、待ってよ、鳴さん。危ないよ……?」
同じ頃、紫を送っていった刀と雅人も、紫の家の近くでおやすみの挨拶をしていた。
「今日はありがとう」
「じゃ、俺はこれで」
「うん、おやすみなさい! またね~!」
紫と刀に笑顔を向けて、雅人も自宅へ歩き出した。
ものすごく眠いが、足取りは軽い。
「寝子祭、楽しかったなぁ~」
準備から始まって、本番から打ち上げまで、喜びを皆と共有できるなんて、とても素敵なことだとしみじみ思う。
「ふふー」
笑いながら、雅人はつぶやいた。
「これからも、みんなといっぱい楽しいことをするために、頑張らないとねっ!」
笑顔の雅人を励ますように、頭上で髪が、くるんと揺れた。
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あとがき
担当マスター:
瀬野 とうこ
ファンレターはマスターページから!
寝子祭、おつかれさまでした。
素敵な思い出はできましたか?
そして打ち上げも、おつかれさまでした。
学校行事は普段はできないような体験ができるし、
新しい友達ができたり、意外な一面を知ることができたりして、
とても楽しいですよね。
打ち上げも、同じイベントを乗り切った仲間とわいわい騒いで、
充実した一日の締めくくりにふさわしい時間になったんじゃないかと思います。
まだ片付けも残ってますが、最後まで楽しく過ごせるといいですね。
これからも皆様の寝子島での生活が素敵なものになりますように。
ご参加まことにありがとうございました。
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担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月01日
参加申し込みの期限
2015年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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