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アイスコーヒーで喉を潤し、
仲村渠 鳴
が
乃木 成美
に話をふった。
「そういえば、成美、前に軍歌が得意って言ってたよね」
「えっと、……そういえば言ったかな?」
「えーっ、軍歌ってどんなの~?」
ぴょこんと髪を跳ねさせて、
千鳥 雅人
が身を乗り出す。
「う~ん、おじいちゃんがよく歌ってたのを覚えちゃったんだよね」
そう言う成美に、鳴と雅人が催促をした。
「あたし、成美の歌聴いてみたいな。歌ってみてよ」
「俺も! 俺も聴きたーい!」
「いいけど、あるかな……? ああ、あった、これこれ」
知ってる曲を探して、成美はピピッと入力した。
「兵士が出征する際に歌われた曲なんだ。それじゃあ歌うね」
「うん、お願い!」
拍手で送り出されて、成美はマイクを手に取った。
今時の曲にはない単調なリズムに合わせて、成美は力強く声を発した。
かつて広く知られていた軍歌だというだけあって、耳に残るメロディーだ。
祖父を真似ているのだろうか。成美の口調や声色も、どことなく古めかしい。
「うわぁ、すごい。なんか、成美のこういう姿って新鮮かも……」
ひたむきな眼差しをそそぎつつ、鳴がつぶやく。
「うん、本当だねぇ」
雅人も同意して、成美の歌に最後まで耳を傾けた。
「おつかれ~!」
歌い終えた成美が席に戻ると、拍手をしながら鳴が頬を染めて出迎えた。
「雰囲気出てたわ、けっこう上手いじゃない!」
「うんうん、上手だったよ~!」
「うん、そうかな? ありがとう」
「あたし、もっと成美の歌、聴いてみたいな。他のジャンルも歌ってみない?」
緑茶を飲んで、成美が微笑む。
「いいけど、鳴さんも何か歌おうよ」
「あたし? うん、そうだね……、だったら普段歌わないような曲でも歌おうかな」
日頃、軽音楽部や音楽ユニット【狛猫】では歌わないようなジャンルにしようと考えて、鳴は曲を選んだ。
「聴いててね、アイドルロックだよ!」
はずんだ足取りで、鳴はマイクを取りに行った。
ポップなメロディーが部屋を満たす。
リズミカルな歌声が、鳴の喉からあふれ出し、注目を集めた。
「わぁ……、楽しそうな曲ですね。とてもお上手です……!」
疲労感に負けてソファにぐったりともたれていた
久良木 優菜
が、まばたきを繰り返して鳴を見つめた。
聴いているだけで元気が出てくるような、ノリノリでキュートなロックだ。
腕の振りもかわいらしい。
元気よく歌う鳴を、成美も目を細めて見つめていた。
歌うことが好きなのだろう。笑顔がはじけそうで、いっそうかわいく見えてくる。
普段の鳴もかわいいのだが、歌っているときの表情が一番きれいかもしれないと、そう思わせるだけの力あふれる笑顔だった。
「みんな、ありがと~!」
アイドルさながらに愛想良く手を振って、鳴はマイクを置いた。
拍手に包まれながら、そっと成美の反応を探る。
「鳴さん、素敵だったよ」
「……ありがとう!」
素朴な褒め言葉が、嬉しかった。
鳴の歌声に元気を分けてもらった心地になって、優菜も曲を入れた。
「おっ、くーちゃんは何を歌うのぉ~?」
マイクを取った優菜に気づいて、
壬生 由貴奈
が尋ねた。
「私、アイドルソングを歌ってみます……!」
明るい表情の優菜に、由貴奈がひらひらと手を振った。
「がんばれ~」
「はいっ」
長い黒髪をリズムに合わせて揺らし、優菜は流行のアイドルソングを歌った。
かわいらしいアイドルは、気持ちを明るくしてくれる素敵な存在だと思う。
発表会のような場とは違う気楽な楽しさに身をゆだねて、優菜は好きな曲を楽しく歌った。
「ありがとうございました!」
歌い終えてお辞儀をした優菜に、わっと拍手が降り注ぐ。
皆の表情も優菜に負けず劣らず楽しげで、心がふんわり温かくなった。
ぱちぱちと拍手をして、負けてられないとばかりに、
夢宮 瑠奈
が立ち上がった。
鳴の歌声も優菜の歌声も、それぞれ素敵だった。
二人に触発されて、同時に過去の記憶を塗り替えるときだと気持ちを奮い立たせて、瑠奈はリモコンを手に取ったのだ。
ここ『シャンテ』の採点に関して、瑠奈には
苦い思い出
がある。
自分の持ち歌【風のいたずら】を歌ったのに、なぜか最低の点数が表示されたのだ。
なかなか再戦のチャンスがなく、ここまで来てしまった。
「よし、今日こそリベンジ!」
そう意気込んで、いざ歌おうとしてみたものの、瑠奈には機械の扱い方がさっぱりだ。
「ちょっと森くん、手伝ってもらっていい?」
「はい。もちろんですよ」
近くにいた
森 蓮
に頼んで、曲を入れてもらう。
「あとね、採点も入れてほしいの」
「そういえば、カラオケには採点機能がついているんでした。わかりました、任せてください」
真面目な顔をして、蓮はリモコンを操作した。
機械に特別強いわけではないが、このくらいならどうにか操作できる。
瑠奈が入れてもらったのは、もちろん【風のいたずら】だ。
馴染みのイントロが流れ、瑠奈の気分が上昇する。
どんないきさつがあったところで、やっぱり歌が好きなのだ。
「人々は誰だって Dreamer
ゆめみる希望の Treasure探して……」
曲に向かい合うときには、余計なことなど抜け落ちてしまう。
自分がいて、歌を歌っていて、そして皆がいてくれる。
それがとても嬉しくて、幸せだと感じた。
寝子祭に皆が夢中になって、力を尽くした時間はとても尊いものだ。
夢のような時間へ、感謝と祝福を捧げたい――。
瑠奈が笑顔で歌い終えると、機械が採点を表示した。
「――86点」
思わずつぶやいた瑠奈に、蓮が祝いの言葉を述べる。
「おめでとうございます。さすが、高得点ですね」
「……うん、ありがとう」
点数が跳ね上がったことは嬉しいのだが、大喜びするほどの高得点ではない。
「まだこれからっていうことだよね。うん、頑張ろうっと!」
もっと自分を磨いて、よりいっそう素敵な歌声を皆に届けられるように、頑張ろうと素直に思えた。
採点の画面を見て、蓮がぽんと手を叩いた。
「採点機能を使って遊ぶというのはどうでしょう? 点の低い人は罰ゲーム、ですとか」
笑って済ませられる程度の軽いペナルティを設けようと、蓮は提案した。
「あまりおいしくない飲み物を飲んだりとか、そういったことです」
「よし、乗った! ちょうどアイドルソングもいいなと思ってたところだったんだ」
吉祥寺 黒子
が、近くにあった飲み物を適当に混ぜて、テーブルにどんと置いた。
「負けた奴はこれな。俺からいくぜ!」
バトルの参加者を募り、【月曜日の野良猫】や【DOG110】、【ももシロ】の曲を黒子は入れた。
盛り上がった人々がアイドルソングを次々に歌うなか、少しばかり残念そうに、
後木 真央
が荷物をまとめた。
「真央ちゃん、そろそろおいとまするのだ~」
「あらら? 真央ちゃん、もう帰ってしまうんですか?」
椿 美咲紀
が驚いて呼び止める。
「うん、あのね、陸上部の打ち上げが、うさぎ屋さんでやってるはずなのだ。そっちにも顔出ししたいから、早抜けするのだ」
「まあ、そうでしたか。残念ですが、仕方ありませんね……」
「ごめんなさいなのだ。美咲紀ちゃん、みんなも、また遊ぼうなのだ~!」
「そっかぁ、真央ちゃん、気をつけてね」
『お疲れ様です。お気をつけて。また今度、ご一緒しましょうね』
雨寺 凛
や蓮、瑠奈など、真央に気づいた人々が声をかけ、
浅山 小淋
も手を振った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月01日
参加申し込みの期限
2015年09月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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