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●熟議民主主義とオンライン対話についての提案・その2
選挙のバザーの際、
寝子高に虹を架けてしまった
北 玄
さんと
森 蓮
はさほど相性がいいというわけではない。蓮の方からは博愛の心を向けているのだが、玄の方からは、なかなかそうは行かないのが現状だ。
それでも玄が協力する気になったのは、寝子高に好きな人がいるからだ。
「好きな人の通う学校の環境がよくなれば僕も嬉しいですよ!」
そこで「私は不勉強なので、ネットに情報公開する場合の注意点について教えていただければ」という蓮に、こんなアドバイスをしたのだった。
「ネットに情報を載せるとき、誰でも情報にアクセスできるよう、情報弱者に配慮すべきですよ!
アクセシビリティですよ!
色覚に障害がある人とか、発色の悪い古いディスプレイ使ってたり、直射日光の下でスマホ使ってる人、色の違い、わかりにくいですよ! 文字色と背景色のコントラスト、高くすべきですよ!」
見栄えが良いということ以上に、様々な人に配慮したデザインを、ユニバーサルデザインという。ウェブに限らず、ユニバーサルデザインに配慮しようという意識は昨今高まっているので、普段の生活の中にあるものを気を付けて見てみると面白いかもしれない。
「弱視とか小さいガラケーでネットしてる人にも読めるよう、文字は大きくすべきですよ!
地図とか拡大できるようにすべきですよ!
イラストとか図とかグラフとか、マシンリーダブルじゃないですよ! 合成音声で読み上げられないですよ!
だからスクリーンリーダーや音声ブラウザ使ってる人とか、点字ディスプレイ使ってる人には分からないですよ! 必要な情報が伝わるよう、文章でも説明するですよ!」
複雑な表も分かりにくいからなるべく表にしない方がいい、と玄は言う。IT企業に勤めているだけあって、ネット上での情報の見せ方については一家言あるらしい。
「目の見えない人は、画面が見えないからマウスとかタッチパネルとか使えないですよ!
キーボードでも操作できるようにしておかないといけないですよ!」
玄はそう力説すると、さまざまな注意点について箇条書きにまとめたものを蓮に渡してくれた。
◇
「深い議論を促すため、必要なら私がファシリテーターをします」
ファシリテーターとは、中立の立場で会議を解決や合意に導く司会役のことだ。蓮はかつてカラスのちぎりと縁を持ったことがあり、そのちぎりをどうするかについての話し合い「
ちぎり会議
」が話し合いの方法についての叩き台になるかもしれないと蓮は考えている。
「ご検討いただけないでしょうか」
ご検討、の前に話が少々専門的すぎたかもしれない。
はぁ、とか、ほぅ、とかいう、沸騰した脳みそから蒸気を抜くかのような吐息が聞こえてくる。
コンピュータにも強い修はついて行っていたようで、こんなふうに意見した。
「生徒会のサイトを作って掲示板のようなものを用意し、広く話を聞けるように、ということか?」
ここで、はーい、と手を挙げて発言したのは梢だ。
「とりあえずアナログに目安箱から、ってのはどうでしょー?」
ちょうど梢は目安箱を設置しようと思っていたところだったのだ。生徒会室の前には前々から目安箱が置いてあったが、古くてあまり使われていなかった。
「このボロっちいの、何とか修繕しちゃいますので! 誰でも意見が出せるようにして、掲示とかでそれにお返事していきたいですねー」
武道はちょっと考えていたが、目安箱についてはすぐできそうだし、生徒会室の前に置いておくのに何も問題はないだろうと判断した。かつて、とある大学生協で、寄せられた意見にユーモアの効いた回答をつけて掲示したところ全国的に話題になったことがあるが、あんなふうに目安箱の上のボードに意見や要望に対する回答を掲示してゆくようにすれば、生徒会を身近に思ってもらえるかもしれない。
「急に階段を何段もは登れないから一歩ずつやろう。梢ちゃん、目安箱は進めてもらっていいカナ。蓮くんの意見についてはちょっと具体的なイメージが掴みにくかったんだけど、(1)熟議できめたい、(2)生徒同士が話し合える場を、(3)オンライン上でも、ということでいいのかな」
武道は腕組みをした。すぐできそう、という直感は得られなかったが聞き応えのある意見ではあった。
時間は有限であるから、熟議に向く議題と向かない議題とがあるだろう。多数決や即断即決で動いてしまう方が良い場合もあるし、そういう場合の方が多いかもしれない。
ただ、ものごとを決め方として、熟議という方法をひとつ、頭の引き出しにしまっておくのは悪くない。
「俺も生徒会のみんなも出来るだけ色々な声に耳を傾けて行くつもりだし、蓮くんが意見してくれた方向性は汲んでいきたいと思ったよ。えーっと、陽太くん、記録取ってるよね?」
「ばっちりだよぅ。蓮君の意見は『検討』って印つけとくねぃ」
「ねぇ、ここらで一息入れましょうか」
エヴァがお茶を淹れるために立ち上がった。
「あ。オレさつまいも味のかりんとう持ってきてたんだったわー。みんなもよかったらどーぞー」
陽太が綺麗な和紙の上に黒砂糖もつややかなかりんとうを広げると、博美がさっそく手を伸ばす。
「ありがとう。あ、この紅茶も美味しいな。蓮君もいただいてみなよ?」
「とてもありがたいのですが……いいのでしょうか?」
「いいんじゃないのかな? 空腹が気になったら、いい仕事できないと思うぜ」
蓮ははにかむように微笑むと、
「はい、ではお言葉に甘えて」
と、かりんとうを口にした。
◇ ◇ ◇
そのころ。
「こ、こ……此処に、これっ位の……トワとかいう、場違いな……小学生が、来なかったか……っ」
楓は寝子高に取って返して、部活動をしていた人たちに聞き込みをしていた。
随分走ったので息も絶え絶え。一杯水を、と水道の蛇口にすがりつくと、剣道着を身に着けた
御剣 刀
が隣の蛇口を使い始めた。部活が早く終わり、顔を洗いに来たところだったのだ。
喉を潤した楓は、刀にもトワのことを聞いてみた。
「迷子か……生徒会なら何か情報が届いているかも。今から俺も顔を出そうと思っていたし一緒に行くか?」
「助かる。トワは預かり中の妹みたいなもんなんだ」
「すぐに着替えるよ。ちょっと待っていてくれ」
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担当ゲームマスター
笈地 行
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月29日
参加申し込みの期限
2015年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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