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色づく季節、新生徒会の日常
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●ガム談会議再開
テーブルには、刀が購買で買って来てくれた差し入れのお菓子が追加されていた。
「うん、やっぱり皆で食べると美味い」
刀は満足そうに口元を拭い、今日はどんな事を話し合ったのかと尋ねた。
「ガム談会議? 校長の話をどうやって短くするか、か。確かに重要な、凄く重要な話だ……」
刀は遠い目をして、
夏休み前の騒動
を思い出す。
「校長先生の話ですか。私は特に不快ではありませんが」
と蓮が言うと、梢も頷く。
「実は私も、あの長いお話嫌いじゃないんですよねー。なんか可愛いじゃないですかー」
「まあねえ」と恩が相槌を打つ。
「校長先生の話が長いからって不満がたまると校長先生も可愛そうですし、先生を傷つけないようにやんわりと短くしたいですよねー」
「案外なんとかなるんじゃないかしら?」とエヴァが言う。
「ほら、演説で話したって事は、校長の耳にも入ってるでしょ? ……全く気にしないような人じゃないと思うし、本人も何かしら善処しようとすると思うんだけどねぇ」
いやぁどうかなあ、と、これにはみんな懐疑的な雰囲気。
そのとき、梢は閃いて、ぽん、と景気よく手を打った。
「聞いてる感じアドリブで長くなってる気がしますので、気を逸らせるような作戦とか! 例えば、校長先生の飼ってる猫も一緒に壇上にあがってもらうとか」
「でなければ、校長が飼っている猫の話でもしてもらいますか?」と刀も思いつきを口にする。
が、ふたりとも、それじゃあ余計長くなるかも、とすぐに思案顔になってしまった。
「むむー、なかなか難しいですねー」
五郎八は『気にならない』『校長が自発的に善処』『猫も壇上に』『猫の話をしてもらう』と黒板に書き出し、楓に聞いた。
「楓君は何かある?」
しかし楓は首を横に振る。
「転校してきてから日が経ってないので俺にはわからんし、何より興味がない」
「そうよね。まあ、そのうち分かるわよ。なにしろ長くて気が遠くなるから。そうそう、片手間なんだけど一応リサーチしてきたわよ」
片手間と言いつつ五郎八はしっかりしたものだった。
長話で体調崩した生徒はいないか、ガム談があった日の保健室の利用状況や、校長先生の話によって行事のプログラムや進行に狂いが生じてないかを事前に調べ、簡潔にレポートにまとめてきたのだ。
「やっぱり夏場はねー、朝礼のとき気分が悪くなったって生徒もちらほらいるって。行事の進行はもう、校長の話が長いのが前提でスケジュール組んであるみたいだけど、短いに越したことはないわ」
我らが愛すべき校長先生。
そのお話をずっと聞いていたいのはやまやまだけれど、残念ながらこちらにも限度があるのだ。
「要は夢中になるから続ける訳なんだよな」
武道の呟きを聞き、修が意見する。
「ってか普通に『何分以内で』と頼まないか? 予定時間が10分だとしたら、その1/4から交渉、1/2までで合意。伸びて予定通りで御の字だろ」
それに信彦が拍手をする。
「おおーやがみん、あまりに的確すぎて盲点だったよ。でもまとも過ぎて面白味に欠けやしないかい?」
「面白みが無い? 確かにな。でも現実的だろ」
「ま、ね」
いい案だと思うよ、と武道は言って、それにこんな風に付け足した。
「事前の校長への声かけもそうだが、ヒーローの三分間みたく、この時間超えるときついかもーとかをお知らせするタイマー用意したらどうだろ?」
『校長先生に短縮交渉』『タイマーセット』が新たに黒板に書き足される。
「こんなところかな。じゃあ今まで出た案を確認してみるわね」
五郎八が黒板を読み上げる。
『サンマが焦げそうですという』
『事前にアウトラインを配布』
『他のいい話を校長に教える』
『気にならない』
『校長が自発的に善処』
『猫も壇上に』
『猫の話をしてもらう』
『校長先生に短縮交渉』
『タイマーセット』
武道は腕組みしてこれらを見つめた。
「イーンジャナイ? 何かひとつやってみようよ。じゃあ――
『サンマが焦げそうですという』
で!」
「よりにもよってオレの案なのん!?」
「これ一番簡単そうだから。ダイジョーブ! 次の朝礼の時に陽太君が一言、『サンマが焦げそうです!』って言うだけだから」
「それ、オレいろいろ失いそう! いやぁん!」
もしかしたら、次の朝礼の時、『サンマが焦げそうです!』という声が聞こえてくるかもしれない。
それは陽太が勇気を出した結果である。
でももしかしたら、校長先生と交渉した挙句タイマーが鳴り、修あたりが「先生そろそろ時間です」と声を掛けているかもしれない。こちらの方が、よりありそうな未来だ。
ともかく彼は何かやってみることだろう。
話し合い、決断し、行動する。それこそが未来に向け、若者が学んでゆくべきことなのだから。
校長先生の話が短くなるのか――乞うご期待、である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月29日
参加申し込みの期限
2015年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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