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寝子島高校
紫雲英畑に寝ころんで
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● 木戸さんちのレンゲ畑 ●
田んぼは一面レンゲソウに覆われていた。
隣の田も、そのまた向こうもずっと、レンゲの花が咲き乱れている。
頭上には青い空。
目の前には遠くに行くほど紫が濃く見えるレンゲ畑。
その間を爽やかな風が吹き渡ってゆく。
「ほんとにレンゲだらけだね……」
牛瀬 巧
先生からレンゲ畑に入れるという話を聞いて来てみた
笹奈 深鈴
は、しばしその風景に見とれた。
紅紫色から白に近いピンクへのグラデーションの花と、緑の葉のコントラスト。
丸い葉はふんわりと地面を覆い、その上を素足で走ったらどんなにか心地よいだろうと思わせる。
(走り回ってみたいな……でもそしたら他の人の迷惑になりそうかな)
2つの考えの間で、深鈴は揺れ動く。
「まずは1枚、撮らせてもらおうか」
八神 修
はまずはレンゲ畑の全景をカメラに収めた。皆が踏み込む前にレンゲ畑の状態を記録しておこうと思うあたり、新聞部としての習性だろうか。
「しばらくぶりに、こういう広々とした風景を見た気がするぜ」
いつもは研究でこもりきりの
緋王 輝夜
は、レンゲ畑を前に深呼吸。たまにはゆっくり頭を休めないとと出掛けて来たのだが、ここなら休息出来そうだ。
恰好こそ、いつもの白衣に怪しげな荷物、という出で立ちだけれど、今日の輝夜はのんびりする気満々でいた。
「おう、来たか」
やってきた見知らぬ男性が、集まっている生徒たちに笑いかけてくる。
おそらく50歳前後ではないかと思われる外見の男性に、
森 蓮
はもしかしてと尋ねた。
「この田んぼの持ち主の木戸さんですか?」
そうだと木戸は答え、ちょっと辺りを見回すそぶりをした。
「牛瀬先生ですか? あとで来るようなことを言ってましたが」
何か御用でしたかと聞くと、木戸は笑って首を振った。
「いや、別に用事があるって訳じゃないんだ。随分楽しみにしてたみたいだから、いないのはおかしいと思ってな」
「楽しみに、ですか」
「そりゃあもう。生徒じゃなく、自分が遊びたかっただけなんじゃないか、あれは」
ははは、と笑うと、木戸は集まっている生徒たちに声をかける。
「今日は先生に負けないくらい、じゅうぶんに楽しんでってくれ。どうせすぐに耕しちまうんだからな」
「ありがとうございます。では遠慮なく入らせてもらいますねー」
薄野 五月
は失礼しますとレンゲ畑に挨拶してから、足を踏み入れた。
他の生徒たちも、思い思いにレンゲ畑に散ってゆく。
けれど蓮は一緒にいかず、木戸のところに残っていた。
「これだけの広さの田んぼを管理するのは、それも自然農法を続けるのは大変なことでしょうね」
蓮は猫鳴館にある裏庭菜園で畑仕事をしている。ただ種を蒔けば野菜が採れるなんてことはなく、何事にも手を掛けなければいけないことを、身を以て知っていた。
「まあ、今になっては時代遅れなのかも知れないがな。化学肥料を使ったほうが、ずっと楽に出来るんだから」
それでも、口に入るものは少しでも自然なものがいいだろうから、昔ながらの農法を出来るだけ残しているのだと木戸は蓮に語った。
「このレンゲが化学肥料の代わりになるだなんて、不思議ですね」
「それはな、っと……」
木戸は手近にあったレンゲソウを1本引き抜いて、蓮に見せる。
「根っこに小さいつぶつぶがたくさんついてるのが分かるか? ここに根粒菌が棲みついてて、窒素を固定してるんだよ。まさに窒素肥料を作る工場だな」
稲刈りが終わるとすぐに田を耕し、レンゲの種を蒔く。それが冬を越し、春になって咲く。
もっとずっと昔は、咲いたレンゲを牛に食べさせ、その牛に田を耕すのを手伝ってもらっていたのだが、さすがに今はトラクターを使うようになっているのだと、木戸は話した。
蓮は質問を差し挟みながら耳を傾けたが、自分だけがこういう話を聞くのも勿体ないような気がする。
「ご迷惑でなければ、木戸さんの都合がつくときに寝子島高校に来て、書物から学べない農耕についてのことを教えていただけると嬉しいです」
講堂に生徒を集めての講演会でも良いという蓮に、木戸は目を向いて首を振った。
「講演会だなんて、俺には出来ねえよ」
照れまくっている木戸に、それならと蓮は別の提案をする。
「木戸さんの田畑にお邪魔させてもらって、体験学習というのはどうでしょう?」
「来るってんなら別に構わんが、今の子は農業に興味なんてあるのかねえ?」
汚れるし力仕事だし、と言う木戸に、そんなことありませんと蓮は断言する。
「私も畑仕事は性に合っていますし、他にもきっと興味のある生徒はいるはずです」
「そうか。それは嬉しいな」
木戸は目を細めた。
「興味があるんだったら、体験学習なんて大袈裟なことじゃなくても、いつでも見に来ると良い。ま、大したことは何もやってないんだがな」
「ありがとうございます」
蓮は感謝の言葉を述べると、では楽しませてもらいます、とレンゲ畑に入っていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ねこの珠水
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月30日
参加申し込みの期限
2013年04月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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