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寝子島都市伝説ツアー~猫又川の怪異~
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Act_1 桜台墓地裏猫又川支流前(H-6) PM8:00
街の喧騒からやや離れ、春という時期もあってか虫の鳴き声一つしないこの場所は、夜に訪れるには少々さびしい物があった。
だが、今回この場所に集まった者達には、そんな寂しさも吹き飛ばすような目的があったのだ。
「皆様、今宵は寝子島都市伝説ツアーにご参加頂き有難う御座いますじゃ…」
顔を懐中電灯で照らしながら、定番と言えるびっくり行為を行いつつ、
初島 優
が今回のツアーに集まってくれた生徒達へと声を掛ける。
「あっはっは~、なんや、ゆう君かわいい事しとるなぁ~」
そんな優に対し、
西野町 かなえ
が楽しそうに、同じような動作で反応を返す。
定番とも言える行為は、怖いというよりもどちらかといえば周囲を和ませる物に近い部分もあったのだ。
「はっはっは、そうだな、うん、可愛いぞ、優!」
だが一人、そもそも都市伝説に幽霊が登場すると聞いているホラー愛好会部長である
秋風 透
はそうはいかない。
どこから仕入れてきたのか、余り透に似つかわしくない人形を手に、カラカラと虚勢に近い笑いを二人へと向ける。
「人形? 部長、それどっから持ってきたんです?」
その明らかな透の違和感に、同じホラー愛好会の会員である
雪見 大福
が気づく。
「おぉ、これか? 旧市街で見つけた物なんだが、所有者を守ってくれるっていう曰くのある代物らしい。丁度いいと思ってな、買ってきた」
そんな物を用意している時点で、噂の幽霊に怖がっているのは誰の目から見ても明らかではある。
だが、都市伝説の話の中で害がある、という点を考えれば、この透の行動も決して間違いであるとは言い切れなかった。
「へぇ、そんなのが。なんか胡散臭いですよ、それ」
とはいえ、大福から見てみれば、どう考えてもただの人形にしか見えない。
違いが分かるとすれば、それこそ霊感でもある人間にしか分からないのだろう。
「ばっ! 胡散臭いとは何事だ! 多分本物だぞ、本物!」
多分とつける辺り、透も半信半疑である事に間違いはない。
自信があろうがなかろうが、自分を守ってくれると頑なに信じる以外に手はないのだ。
「……本物っぽいよ、それ」
そんな二人の会話に、横から不意に
逆巻 天野
が声を掛ける。
「嘘、マジで!」
「うん、多分ね。でも……」
本物と言われ、盛大な反応を大福が返すが、どこか含みを持たせながら天野は人形を見つめる。
「どうかな……うん……」
人形を見つめる天野の目は真剣そのものであり、冗談を言っている様子は見受けられない。
この状況に、驚いた大福以上に内心心臓ドキドキなのは、実は透であるが。
「――都市伝説の前に、更なる怪異か。真相は今、彼が探っている。果たしてこの人形はなんであるのか、期待してみよう」
説明口調と共に、透達の横からハンドカメラを構えた
八神 修
が姿を現す。
新聞部としてツアーに参加した修にとっては、これもまたネタの内の一つ。見逃すはずはなかった。
「……さぁ、なんだろ? 悪いものじゃないかもね」
拍子抜けとも取れるように、カメラを向けられた天野は人形から目を離し、軽い笑みを見せながらその場を離れる。
「おい、ちょっと待て! 何、その不安要素だけ残した言い方! 教えてください、コンチクショー!」
透が叫び声を上げながら、割と必死で天野の後を追い、その後に続くように修と大福も歩き出していた。
そんな喧騒から少し位置を置く形で、今回ツアーに参加するホラー愛好会の中で唯一の三年である
伏木 綾人
が見守るようにメンバーを見つめていた。
「先輩はアレに混ざらないんですか?」
綾人が驚いたように、声が掛けられた方向へと目を向ける。
「君は……確か一年の」
「
御剣 刀
です。確か先輩もホラー愛好会のメンバーでしたよね? せっかくですし、混ざってこればいいんじゃないんですか?」
「はは、そうだね。でもほら、多分僕が声を掛けても気づいてくれないからね。特に雪見君は」
自嘲気味に、綾人は刀に答える。
先ほど驚いた理由は、刀が自分に気づいた点である。
おそらく誰からも気づかれないかもしれないと、綾人自身諦めていた点があったのだから。
「そうも言ってられないでしょう。ツアーとは言え、危険があるかもしれないというのは俺も聞いてます。なら、後輩を守るのも先輩の務めじゃ?」
「そう、だね。うん」
はっきりと刀に言われ、綾人もその言葉に同意する。
自分には出来ても見守っている事くらい、それでもホラー愛好会の後輩を見守るというのは、綾人自身考えていた事でもあった。
「そっちの先輩も、そろそろ点呼の時間ですよ。行きましょう」
刀が声を掛けた位置には、綾人とはまた違う雰囲気を持ち、他の生徒達から離れていた
亜魚隈 猯利
の姿があった。
「……あぁ、わかってる」
刀への返答であるこの一言を口にし、一人でさっさと猯利は優の元へと歩き出す。
「さ、俺達も行きましょう」
刀に促されるように、綾人もまた、優の元へと歩き出していた。
そして一人、この集団から離れる位置でことの成り行きを見守っていた
忍足 春
が、笑みを浮かべる。
「ふ、ふふ……ふふふ……」
春も後半とは言え、まだそこまで暖かくないというのに、チェスターコートを一枚羽織った程度であり、素肌のほとんどが見えている。
確かに動きやすい格好ではあるかもしれないが、どちらかと言えば寒そうとも取れる服装である事は間違いない。
「アレと、アレ……私の目的に使えるかもしれないわね……ふふふ……」
怪しい笑みと共に、春はターゲットとなるべき生徒を選別していく。
ツアーの間であれば、そのチャンスは得られるのだ。
自らの欲望を満たす為、そして目的の為に、今は行動を起こさず成り行きを見守りながら、春もまた優の元へと向かう。
「さぁ、では点呼をとりますのじゃー。皆、一度集まってくだされー」
こうして点呼の為にツアーメンバーの全員が集まり、ツアーの開始が優により伝えられていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月25日
参加申し込みの期限
2013年04月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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