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Act_3-2 猫又川川沿い(G-6川中央) PM8:30
透達と離れた優達もまた、幽霊との対峙を余儀なくされていた。
「もういややぁ~! 帰る、ぜったいうちかえる!」
がっちりと刀の背中にしがみつき、あえて幽霊を見ないようにかなえが叫ぶ。
「いや、それはいいが……なぜ俺に」
「ゆうれい見たないもん!」
かなえの必死の叫びに、刀もそれを無下に引き剥がすわけにも行かない。
幸い、幽霊の動きはこちらに向かう事無く、ただこちらを注視するように見つめているだけであった。
「でも……なんだろうね、こっちに何かをしてくるってわけじゃないみたいだけど……」
優もその点には気づいている。
害があるかもしれない、と話には聞いていたが、今の所はその様子は見受けられない。
ならば、あの幽霊達になんの目的があるのか、それを考える必要があった。
「……そもそも、あれはそういった代物なのか?」
不意に、修がそんな言葉を口にする。
修と天野は、優や刀と違い、自分達を囲む幽霊に対して一つの疑問を持っていた。
「違う、と思う。少なくとも、僕が知っている限りでは」
修の予想は、この天野の予想を元にしているといってもいい。
元々、この幽霊が出てきた時点で、天野はずっと違和感を感じていた。
姿が見れるほど霊感が強いわけではないが、それでもその気配や音と言った物を感じ取れる程度には天野に霊感がある。
しかし、それのどれに当てはめても、目の前に居る幽霊達はまったく違った存在だったのだ。
「なるほど。なら、これは誰かの手による力、と考えたほうが無難かもな」
可能性としては、この目の前の存在が誰かの手に作り出されている、という物。
これは、自分達が扱えるろっこんを使えば、おそらく誰にでも出来る行為であろう、という予想を修が立てていた。
「そうだねぇ。でも、このまま囲まれたままっていうのも、精神上よろしくないんじゃないかなぁ」
怯えながら刀に引っ付いているかなえを指差し、苦笑気味に優がその提案をする。
「逆巻はどう考える?」
「こっちからの接触で動く可能性は捨てきれないけど、都市伝説に従うなら、おとなしく祠に向かったほうが無難だろうね。というわけで、初島君に賛成」
修が問いかけ、優の意見にまずは天野が賛成を返す。
「俺も初島の意見に賛成だ。手をこまねいても仕方ないだ――」
「ゆうれい嫌い! いきたない!」
刀の賛成に、しっかりと顔を隠しながらもかなえは否定を行う。
「亜魚隈さんは?」
「……好きにすればいい」
どこかめんどくさそうに猯利は修の問いに答える。
「となると……賛成多数で決定だな。西野町、諦めてもらう」
「い~~~やぁ~~~~!」
無常にも、かなえの否定は聞き入れられず、多数決の原理により、先に進む為にこの幽霊達を突っ切る形を修が優へと提案する。
「そうだね、うん、それで行こう」
優もまたそれに同意を返し、ここに作戦が決められていた。
行動を起こすのは、まずメンバーの先頭に立つ優と修から。
天野と刀、そしてそれに引っ付く形でかなえが追随し、最後尾に猯利が付く形となる。
「さぁ、行くよ……」
優の声と共に、メンバーが一斉に動き出す。
――直後、幽霊達の目線全てが、メンバーへと向けられていた。
「気にしないで。前だけ向いて進もう」
天野の声と共に、その目線に一切の注意を向けず、メンバー全員が川沿いを歩き出す。
「う、うぅ……」
くぐもった声は、刀の背後から。
一切周囲を見ようとしないかなえの声ではあるが、どうにか刀の歩幅に合わせつつ、移動を行ってた。
実際には耳も閉じてしまいたいが、両手は刀の服を掴む為に塞がっており、天野の声はしっかりと聞こえていたのだ。
「ここから、だね。どうでるか……」
先を歩く優と修が、まず幽霊の側へと近づく形となる。
既に距離とすれば大よそ5メートル弱もない。感情の無い表情は、唯一瞳だけが優と修を捉え、動きを追っていた。
――高鳴る心臓は、止めようも無い。
残り1メートル、手を伸ばせば触れられる位置に幽霊の存在がある。
勇気を出し、優と修はその体へと向かい――すり抜ける形でその背後へと出ていた。
「やはり、幻か。害は無いようだな」
「みたいだねぇ。都市伝説もこれが原因ってことだろうけど……誰がこんな事をやってるんだろ」
ようやく、この幽霊が唯の「幻覚」であると、修と優、そして後ろを歩く天野達も確認する。
幽霊で無いのなら、そこに恐怖は無い。
天野もまた、その事実にやや興味を失ったように、さっさと幽霊をすり抜け優と修の下へと合流する。
「都市伝説の蓋を開ければこんなものだろうね。大方、誰かが力を使ってみたいとか――」
だが、天野が言い終わるよりも早く、前方より透と大福の叫び声が響き渡る。
「部長!? まさか、先に祠に?」
「急いだほうがよさそうだな」
修の言葉と同時に、全員が一斉に祠へと向かい走りだす。
――一人、川で跳ねる水音を聞き逃さず、メンバーから気づかれないように姿を消した猯利を除いて。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月25日
参加申し込みの期限
2013年04月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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