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寝子島朝ごはん!
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星ヶ丘寮の自室で目を覚ますと、
御巫 時子
はまず着物に着替えた。
気に入りの着物をしゃんと着こなして、窓の外へと黒耀の視線を移す。
そうして、時子は目元をふわりと和らげた。
「今日も良い天気ですね……。さて、朝食を作りましょう……」
着物の上から割烹着を身につけて、いざ朝ごはん作り。
おっとりとした時子だが、ひとたび台所に立てば手際よく調理を進めていく。
ご飯を炊いている間にホッケの干物を焼き始め、白菜はささっとおひたしに。
ネギ入りの出汁巻き玉子を手早く仕掛けながら、時子は窓から学校の方角を見やった。
そうして、大切な人のことを想う。
脳裏に浮かぶのは、寝子島高校の教員である
五十嵐 尚輝
の姿だ。
(尚輝先生、きちんと食事されてるでしょうか?)
ことさら心配に思うのは、寄せる想いがあるからこそ。
やがて、時子は朝食の準備を終えた。
座卓の上にはほうれん草とお麩の味噌汁や自家製の浅漬けも並び、まるで旅館の朝食のような様相だ。
「いただきます……」
丁寧に手を合わせて、時子はお手製の朝ごはんを口に運ぶ。
ふと気づいて顔を上げれば、窓辺に愛らしいスズメたちがとまり、小首を傾げて時子のことを見つめていた。
一旦食事の手を止めて、時子はろっこんを発動させる。
そうして、スズメたちへと優しく微笑みかけた。
「おはようございます……」
『おはよう!』
『素敵な朝だね!』
「ええ、私もそう思います……。こうして楽しくお喋りができると、余計に」
ろっこんの力で言葉を交わせば、スズメたちがくすぐったそうにさえずりを零す。
時子は、視線を木のオブジェへと遣った。
(ヨタカさんは……起きる気配がないみたい、ですね……)
夜行性のヨタカさんにとっては、今は休息を取る時間なのかもしれない。
そんなことを思いつつ、時子は食事の合間合間、口が空いているタイミングでスズメたちと何気ないような会話を楽しんだ。
今日は夜までよく晴れそうだ、とか、その美味しそうなものは何なのか、など、次々と窓辺に集まってきたスズメたちのお喋りは多岐に渡る。
そして、
「ごちそうさまでした……」
と時子が手を合わせる頃には、食事を始めてから随分と時間が経っていた。
けれど、スズメたちと過ごしたひと時は充実したものだったと時子は思う。
食器を片付けたら、ヨタカさんの元へ。
時子に気付いたヨタカさんが、眠たげな声で語りかけてきた。
夕方に一緒に出掛ける約束を忘れていないかと確認されて、時子はにこりと笑みを零す。
「ヨタカさん、大丈夫ですよ……。楽しみにしています……」
そう伝えると、ヨタカさんは安心したように、それならいいと短く応じた。
また夢の中へと落ちていくヨタカさんの頭を、そっと撫でる。
ヨタカさんは時子の手の温もりに惹かれるようにして一度だけ目を開け、また目を閉じた。
おやすみなさい、と小さく呟いて、時子は「さて……」と首を傾ける。
「夕方まで、何をしましょうか……」
折角の休日だ、とびきり素敵なものにしたい。
「そうだ、スズメさんたちにも相談してみましょう……」
お喋り好きな鳥たちだったから、きっと勢い込んで話を聞いてくれるに違いない。
何だか今日はきらきらした一日になりそうな、そんな予感がして、時子は口元を柔らかくする。
「食事の時間は遊びに来てくれる鳥さんがいて、賑やかな時が多いですね……」
そのことを嬉しく思いながら、時子はヨタカさんの傍を離れた。
旅鴉 月詠
は、自身のアトリエ『魔女の座』でいつものように目を覚ました。
まだ早い時間で、アトリエに満ちる空気も冷たい。
「ふむ、今日は何をしようかな」
うんと伸びをして、頭と身体をシャキッとさせる。
そうして月詠は、まずは朝食だとゆったりとした足取りで食糧庫へと向かった。
星ヶ丘寮は、寮そのものが『ひとつの街』として機能している。
そして各々の居室は、1つの家と言っても遜色がない。
だからここでの食糧庫というのは、『月詠の』食糧庫ということになる。
「なかなかいい物が届いているな」
食糧庫に揃った食材の内容と鮮度を確認して、月詠は満足げに呟いた。
メイドに頼らない生活を送っている月詠だが、食材の調達は任せてあるのだ。
「さて、何にしようかな」
星ヶ丘寮のシステムを、便利なものだなと改めて思いつつ、月詠は食材たちと睨めっこをしながら自身の思考をクリアにしていく。
目についた食材を手に取っては、調理後の完成形を脳内でパズルのように構築していく月詠。
「……よし」
一つ頷いて、月詠は手早くパズルの完成に必要な食材を取り出していく。
てきぱきと準備を終えて、月詠はアトリエへと戻った。
彼女のアトリエには、キッチンが併設されている。
月詠は、手慣れているのが見て取れる手つきで早速調理を開始した。
まず、コーンクリームや粒コーン缶、牛乳を使ってコーンスープを鍋に仕掛ける。
そちらを火にかけている間に厚切りのベーコンと卵をじっくりと焼いていき、ざくざくと切った野菜はボウルに綺麗に盛って、作り置きのシーザードレッシングをとろりとかければシーザーサラダは準備完了。
「悪くない出来だな」
コーンスープの鍋からはいかにも美味しそうな香りが漂い、ベーコンエッグもジュウジュウといい音を立てている。
月詠は、上質の食パンを己が食べやすい厚さにスライスすると、オーブントースターの中に並べ、扉を閉めてスイッチを入れた。
それとほぼ同時にコーヒーの準備だ。コーヒーメーカーでこだわって淹れる。
どの工程にも穴がないことを確認しつつ、空いた時間で洗い物も済ませた。
そして、オルゴールの歯車が噛み合い一つの音楽を奏でるように、すべての料理が完璧なタイミングで仕上がる。
あとは、コーンスープにパセリの緑を、ベーコンエッグに黒コショウを散らせば、きらきらしいような朝食の完成だ。
やれやれというように、月詠は肩を竦めた。
「順調すぎるな。不確定要素が何もないというのも、それはそれで味気ない」
けれど、朝ごはんが美味しいというのは勿論悪いことではないだろう。
月詠は何気なしに窓の外を見やって――その眩しさに赤の双眸を細めた。
「今日は天気がいいな。――ああ、そうだ」
思いつきに、静かに仄か口の端を上げる月詠。
完成した朝食をワゴンに乗せて、月詠は気に入りの庭へと向かった。
テーブルにはランチマットを敷いて、汚さないよう配慮しつつ料理を並べれば、元より完璧な朝食がますます映える。
「カフェスタイル、といったところか。悪くない」
椅子に腰を下ろして、月詠は「いただきます」と手を合わせた。
さあ、のんびりと優雅な朝食の時間の始まりだ。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月12日
参加申し込みの期限
2015年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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