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【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
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こうして、地獄の熱湯風呂アピールは実行委員自らの挑戦によって幕を下ろした。
「そして次のアピールはこちら!」
「激辛サンマパン早食い競争だーっ!」
用意された大量の激辛パン。
その恐怖のサンマパンに挑む最初の挑戦者は――
「ミスコン? あァ、なんかあれだろ、バトルロイヤル的な」
右手にバールのようなものを、左手に金属バットを携えたジャージ姿の少女。
「いっちょ私の女子力見せつけてやるか!」
三夜 朝陽
は両手に物騒なものを持ちながら、ステージへと歩き出す。
「最近のバトロワってずいぶんとパフォーマンス重視なんだな」
流れる音楽は、ある意味で彼女によく合う勇ましいバンドマーチ。その規則正しいリズムにあわせて、三夜はマーチングパレードのごとく器用に両手の武器を振り回してみせた。
ステージ中央まで歩いてきた三夜は、音楽も終わらぬうちに武器を掲げ、声を張り上げる。
「よっと、私は三夜朝陽! 今宵は血沸き肉躍る祭の前夜ってな!」
今までとはまったく趣の違う――というか、重大な勘違いをしている三夜のアピール。
しかしその物騒さと勇ましさは逆に新鮮で、よく通る勢いのあるその挨拶に熱血を触発された生徒たちはウオオと拳を振り上げ応じてみせる。
「この私とバトろうとするヤツはいねーか? 私はいつだって受けて――」
「あ、えーと、三夜さん! 違います、違います!」
うっかり挑戦に乗った生徒たちがステージに押し寄せて来たら大変なことになる。
リアルバトルロイヤルに発展する前に、司会の
久良木 優菜
は慌てて彼女を制止した。
「今回はそーいうタイプの戦いではなくってですね……」
「ケンカではなく、こちらで勝負してもらうのですっ!」
彼女の言葉に続いて、横に控えていた
結梨亜・カールシュテイン
がびしっと指差した先には――
テーブルの上に、大量に積まれた激辛サンマパンだった。
その様子に「なんだこれ、パン?」と明らかに不服そうな表情を見せる三夜。
「なーんだ、私はてっきりケンカ祭とかそーいうイベントなのかと思ったのに」
「どういう解釈したらそーなるんですか!」
とりあえずその物騒なものを置いてください、と結梨亜になだめられ、三夜はしぶしぶといった様子で両手の得物を地面に置く。
「ちぇっ。……ま、そういうことなら仕方ねえ。そのミッションとやら、受けてやろうじゃねえか」
勝負は勝負だしな、と自分を納得させると、三夜はテーブルの上のパンを手に取る。
「へえ、けっこう美味そうじゃん。じゃあいただきまーっす!」
激辛パンを手に取った三夜。
見せ付けてやるはずの女子力はどこへやら。見ていて気持ちがいいほどの豪快な食べっぷりでサンマパンにかぶりつく。辛いものは得意なのか、苦しそうな様子はない。
「かーっ、この辛さがたまんねぇな!」
おかわりいいの? と聞かれ、あ、はい……と戸惑ったようにうなずく実行委員たち。
「……辛くないんでしょうか、あれ」
「辛いの、ぜんぜん平気みたいだね、あれ」
事もなげに数個平らげると、これくらいで勘弁してやる、と満足したように三夜は自分のお腹をぽんぽんと叩いてみせる。
「さて、満足したしごっそうさんな!」
地面に置いた武器を拾うと、びっ、とそれを観客席に突きつけ三夜は不敵に笑う。
「ちょっと予定は狂ったけど――私とバトりたいヤツはいつでも待ってるぜ!」
じゃあな、と豪快に言うと、両手の武器をぶんぶんを振り回しながらステージから去っていくのであった。
ケンカっぱやく明るい三夜のパフォーマンスに続き――
ステージには打って変わって幻想的で静かな音楽が流れ始める。
そのゆったりとしたリズムに合わせて舞台に現れたのは、水色のビキニに身を包んだ
仙藤 紫
だった。女子にしては長身で、すらりと長い手足がよく目立つ。ステージを包む青い照明もあり、まるで海の底でゆっくりとたゆたっているようだ。
深い水の奥を思わせる音楽に合わせて躍るその姿は、さながら人魚のようである。
あるときは、何にもとらわれず自由に海を舞う気ままさを。
あるときは、片想いに胸を躍らせる鮮やかな恋のときめきを。
あるときは、叶わぬと知った愛の末にある悲しみを――。
スローテンポながら大きな感情を秘めたその舞に、観客たちは思わず拍手も手拍子も――まるで一緒に海底へと沈んでしまったかのように、息をすることすら忘れて魅入ってしまう。
見るものを深海へと引きずり込んでしまうような、危うい魅力を秘めた人魚の舞。
やがて躍り終えた仙藤は、深々とお辞儀をしてみせる。
魅惑的な踊りを見せたマーメイドは、果たしてどんな「声」をしているのだろうか。
彼女の挨拶を待つ観客たちの視線を受け、仙藤は照れたように小さくはにかんだ。
「3年2組、仙藤紫です。……最後の寝子祭なので、せっかくだからと思って」
そう言いつつ、自分の水着姿を見下ろして――ちょっと大胆すぎたかな、と思う。
水泳部なので人前で水着になることにはあまり抵抗はないが、それでも競泳水着とこのビキニとでは意味合いが少し違う。更衣室で自分の姿を見たときにも感じたが、観客たちの視線を一心に受けると――改めて、少しだけ気恥ずかしい。
「私にできるアピールは先ほどのダンスで出し切ってしまったので、激辛パンに挑戦しようと思います」
彼女の言葉は、観客たちにとっては意外なものだった。
艶やかな人魚と激辛サンマパン。どうにも結びつかない組み合わせだ。
しかしそんな生徒たちの心情などつゆ知らず、ちょうどお腹も空いてきたところだし、と仙藤は澄ました様子でパンの盛られたテーブルへと歩いていく。
「さっきの子、ずいぶんあっさり食べてたけど……実はあんまり辛くないのかしら?」
そう言うと、ぱくりと一口食べる仙藤。
もぐもぐ、と最初はサンマの香ばしさが口いっぱいに広がるものの――
「……んんっ!」
次に口の中を襲ったのは、荒々しいまでの辛さだった。
油断していたところに現れた突然の辛さに思わず口元を押さえるが、あくまでクールな彼女。かろうじて表情に出さずにひとつ食べきると、余裕さをアピールすべく2つ目の袋にも手を伸ばす。
「おっと、仙藤さん2つ目のサンマパンに移りました!」
「表情もさすがクール! ……に見えますけど、大丈夫でしょうか」
前の子が数個食べたので、こちらとしてもせめて2つくらいは食べたいところ。
そう思って2つ目に手を伸ばしたのだが――いったん辛さに支配された口の中は、なかなか治まってくれない。しかし開封した以上は食べなければ、とがんばって口に押し込める。
少し無理して激辛サンマパンを必死に食べる、クールなマーメイド。
そのギャップがなんとも愛らしく、観客たちは思わず声援を送るのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月15日
参加申し込みの期限
2015年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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