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【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
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「やれやれ……どうしてこんなことに、なったのやら……」
ため息半分、しかしあくまでマイペースにそうつぶやいたのは、
哀坂 子夜
だった。
同じ寝子高に通う弟や妹たちとともに前夜祭を楽しむつもりだったのだが――手違いなのか、はたまた誰かのいたずらなのか、ミスコンテストにエントリーされてしまっていたのだ。
しかもよりによって水着部門。仕方なく彼女が選んだのは、お腹の部分が大きく開いたセクシーなデザインの白い水着だった。長身でスタイルの良い彼女には抜群に似合っており、とてもその場でやむなく選んだものとは思えない。
以前にも似たようなことがあった。
あれは確か、寝子ヶ浜ビーチスターズコンテストのときだったか。
(偶然……というのかな? それとも……)
誰かの仕業――も、充分にあり得る。
が、今はそんなことを考えていても仕方がない。
とりあえず目前に迫ったステージを乗り切らなければ。
「くっ……今回はいったい誰の仕業なんだっ」
衝立の向こう――水着に着替えながら悔しげにそう言うのは、友人の
矢萩 咲
だ。
彼女もどうやら意図しなかったエントリーだったようで、忌々しげに舌打ちをしている。
「毎年毎年、参加表明をしていないのにきわどい水着で出場させられ――」
「……大変、だな。咲君も」
子夜が言うと、しかし! と矢萩は力強い声で言う。
「今年は違うぞ! ……まあ、エントリーはされてしまったわけだが、そんなこともあろうかと、今回はちゃんと水着を用意したからな!」
そう言って、矢萩はばーんと衝立から登場する。
そんな彼女が身につけていたのは――
「……咲君。その水着……本当に自前なのか……?」
子夜はあくまで淡々と――しかし、語尾に若干の疑問をにじませそう尋ねる。
無理もない。矢萩の水着は、例年にも増してきわどいデザインをしたビキニだったからだ。
「え? え……ええっ! こ、これは……いったいっ!?」
どうやら自分が用意したものとは違う水着にすり返られていたらしい。
指摘されて自分の姿を見下ろした矢萩は、慌てて胸元を手で隠そうとする。
「……けっこう、大胆なんだな、咲君」
「ち、違うっ! 誰かが水着をすりかえてたみたいで――」
必死に矢萩は首を振るが、無情にもステージの出番は目前に迫っている。
もはやレンタルされている別の水着に着替える時間すらなく――
「ほら、行くぞ……」
「だから、あっ、ちょっとっ……!」
実行委員に背中を押されるようにして、矢萩はステージへと引っ張り出されるのだった。
勝手にエントリーされてしまった2人。
偶然にも控え室で出会った2人は当日に組んで出場することを決めた。
そのためパフォーマンスはすべて即興になるのだが――
「こうなったら、やってやるっ!」
「……いいぞ、咲君。いい太刀筋だ」
幼い頃から刀を振るい続けてきた子夜と、剣道部の部長を務めた矢萩。
2人のダンスパフォーマンスは、互いにたちを打ち合いながらの演舞であった。
はじめは過激な格好を恥ずかしがっていた矢萩も、得意の木刀を振るううちに調子が出てきたようだ。子夜が次々と繰り出す素早い太刀を、鮮やかな動きで斬り返してみせる。
「姉さん、咲せんぱーい! 頑張ってくださいねー!」
子夜の妹であり矢萩の後輩でもある
哀坂 零葉
は、カメラを片手に応援する。
その刀さばきは見事なものだった――もっとも、観客の、とりわけ男子生徒の大半はそれよりも、今にもこぼれ見えてしまいそうな矢萩の薄い水着の向こうに興味があるようだったけれど。
「子夜さんこそ。さすがね」
パフォーマンスを終えると、ふう、と汗をぬぐって矢萩はいい笑顔を見せる。
「完璧だったな……さて、次は……3分間のアピールか」
そこで子夜は、ふと視界にこちらに向けて手を振る人物の姿を捉えた。
ぴょんぴょんと飛び跳ね手を振っているのは、
田中 康羽
であった。
(そういえば……彼女は……)
控え室で、田中からある一枚のメモを受け取ったことを思い出す。
――アピールの準備してないんスよね? このメモのことをしたら大丈夫ッス!
そう言って立ち去っていった少女。受け取ったメモは読まずに、そのまま着ていた水着のゴムに挟んだままにしていたことを思い出した。
(せっかくだから、参考にさせてもらうか……)
子夜がそのメモをこっそり確認している横で、矢萩はごほん、と咳払いをひとつ。
無口な子夜が何かアピールを考えているとは思えない。
ここは咲がひとつ、風紀を乱す行為を慎むようスピーチを――と、矢萩がマイクを手にしたときだった。
「……えい」
背後から唐突に伸びてきた子夜の手が、矢萩の胸元の水着を大きく引っ張った。
「……えええっ!?」
水着は脱げこそしなかったものの、かろうじて矢萩の胸元を隠していたわずかな布地は大きくずれてしまい、豊満なそのバストが完全にあらわになってしまった。慌てて胸元を隠すものの、その決定的瞬間を目撃してしまった生徒は――ウオオオオという歓声の大きさを聞くに、おそらく少なくはないのだろう。
「ちょ、ちょ、ちょっと! 何するの、子夜さんっ!」
「何って……こうすればアピールが盛り上がると、メモに書いてあってな」
「メモ!? 誰の入れ知恵ですかっ! ああもう、や、やめて……」
そう、その田中から渡されたメモには――
矢萩の水着を剥いだら最高に盛り上がるッス! との文言が。
「うひょおーーっ! たまんねえっス、姉御!」
男子は歓声を、女子は悲鳴を、混乱きわまる観客席の中、ひときわ嬉しそうに飛び跳ねて写真を撮っているのは――当の犯人、田中である。
彼女は矢萩の姉に命じられ、なるべく多く学校での様子の写真を撮っているのだ。
「これでこそ姉御! 最高に輝いてるっス!」
カメラでの撮影を止め、顔を真っ赤にステージでの痴態にあわあわとしていた零葉だったが、隣で喜ぶ田中の様子にはたと気づく。
なりゆきで一緒に見ることになったその少女だったが、どうやらとんでもないトラブルメーカーだったようだ。
「……ヤスさん、あなたの仕業だったんですね」
「ちょ、ちょっと零葉さん……可愛い顔が鬼みたいッスよ」
「鬼でけっこう」
そう言ってにっこり微笑むと、とんでもない問題児にきついお仕置きを与えるのだった。
一方ステージでは……
嫌がる矢萩が弾みで子夜の水着まで剥いでしまい、大変なことになっていた。
「水着を剥いただけで……確かに、すごい盛り上がりだ……っと」
あられもない姿を衆目にさらしても、まるで動じない子夜。
さらに彼女が――ついに矢萩の水着のアンダーを取ろうとしたところで、実行委員が飛び出してきた。
「はいはいストップ! ストップ!」
バスタオルをもった
久良木 優菜
と
吉祥寺 黒子
が、2人の体を包み隠す。
「もう、いったい何を考えているんですかっ」
「へへっ、それにしても、すげー盛り上がりじゃん」
顔を真っ赤に怒る久良木。一方で、吉祥寺はこの状況を楽しんでいるようでもあった。
「た、確かに盛り上がってはいますが……これはまずいです、風紀的に」
「まあ、見れたヤツはラッキーってことで。ほら、早いトコ引っ込むぞ」
バスタオルで頭からすっぽりと覆い隠されたまま、全裸に近い2人はステージ袖へと連行されるのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月15日
参加申し込みの期限
2015年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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