this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
…
40
つぎへ >>
続いて登場したのは、3人の女子たち――
入江 みつび
、
伊藤 佳奈
、
シダ 美穂戸
だった。
「みなさんこんにちはー! 私たちは今から、ボビナムという武術を披露したいと思います」
観客席に笑顔で手を振りながらそう言ったのは入江である。
ボビナムというのはベトナムで生まれた総合武術のことである。ダイナミックな技が特徴的なその武術の教室をシダは開いていた。
そこで学んだ型をまず披露するのは、黄色いビキニがまぶしい入江。
あとで演奏するつもりなのか、手にしたギターを床に置くとコイウェンと呼ばれる型をとってみせる。まだ習いはじめて日が浅い入江であるが、もともとサーフィンでバランス感覚や運動神経は鍛えられているおかげか、その型はずいぶんと様になっている。
「いいぞ、うまいぞ、みつび!」
隣で見ている先生のシダも満足げだ。
「えへへ、でしょー? かまぼこはこんなに上達しま、し――」
にへらと笑ってシダの言葉に応じようとしたとき、ぐぎ、と足首をひねってしまう。
「うおっ、いたた……調子乗りすぎちゃったかな」
「だ、大丈夫? みつびさん!」
自分の出番を控え緊張した面持ちで入江の発表を見守っていた伊藤は、足をひねった彼女に慌てて駆け寄る。伊藤に支えられ、いやーまいった、と入江は小さく苦笑い。
「だいじょぶ、そんなにひどくないみたい……って、お恥ずかしいとこ見せちゃいました」
大丈夫かー、と心配そうな声が飛ぶ観客席に手を振って見せると、入江は舌を出す。
「……とまあ、私はちょこっと失敗しちゃいましたが、シロートでもあっという間にこれくらいはできるようになるんですよ」
そう言って、入江はよいしょっと、と伊藤に支えられつつ腰を下ろす。
「では私の出番はこれくらいにして――次は、ボビナム道場の師範であるシダ美穂戸先生と、剣を持ったら日本一! の伊藤佳奈の演舞となりまーす!」
座った入江が手にしたのは、先ほど床に置いたギター。
彼女がかき鳴らすその音色に合わせて、控えていたシダと伊藤が前に出る。
(緊張する……けど、演劇フェスティバルでもちゃんとできたし……!)
高鳴る心を必死に落ち着かせると、伊藤は竹刀を構えシダを見据えた。
その眼差しは、つい先ほどまでの緊張でおろおろとした少女のものではない――芯の強さを感じさせる鋭さを宿している。
「いい顔だ、かな! えんりょせず、行くぞ!」
伊藤のまっすぐな眼差しを受け止めると、シダは前に足を踏み出し、型を取った。
演舞とは型の美しさを魅せるためのもの。勢いや速度などはもちろん実戦とはまったく違うものになる。たとえば蹴りひとつにしても――
(……さすが、シダさん。足の角度もすごくきれい)
武術の経験者でなければ、まず上がらない足の高さ。
もともとすらりと均整のとれた体つきであるシダだ。伊藤の剣を受け止めるため――でなく、魅せるために高く上げた脚の美しさは見事なもので、観客席からは自然と拍手が巻き起こる。
負けてられない、と器用に竹刀を返してみせると、くるりと舞い上がって彼女の頭上にゆるやかな面を打ち込む。シダはそれを軽く手で受け止め、そのまま攻防の応酬が続く。
演舞に集中する2人に変わって、ともすれば一本調子になりそうなそのパフォーマンスの抑揚を調整するのは入江の役目だった。しだいにギターの演奏のテンポをあげていけば、自然と2人の動きも速くなり、逆にテンポを落とせばゆっくりながらもダイナミックなものとなる。
演舞も終盤に差し掛かってくる頃、いいぞ、と興が乗ってきたシダが笑ってみせた。
「フィニッシュ、大技見せるぞ!」
みつびも来い、と座ってギターを奏でている入江をぐいとつかんで引き寄せる。
「え、ちょ、ちょっと!」
慌てる入江を強引に2人の間に入れると、シダは高らかに脚を上げてとっておきの決めポーズを見せる。
「シダ、ダダ、ダダ、ダ!」
勢いのある掛け声とともに、3人が息を合わせて技を決める。
まるで映画のアクションシーンのようにぴたりと息の合った動きに、観客席からは大きな拍手が鳴り響いた。
「グループだと見ごたえがありますね。さすがですっ」
実行委員の
久良木 優菜
も、思わず仕事の手を止めて3人の演技に魅入っていたようだ。
「チュックマイマーン!」
3人の文句なしの演技に、
八十八旗 信彦
も拍手を送る。
「かな、みつび、さすがだ。ヴァン、きまった!」
完璧、と満足そうにシダは満足そうに微笑む。
その隣では、やり切ったと言わんばかりに伊藤も肩で大きく息をしながら笑っている。
「さいご、みんなでおじぎ! ギー、ニン、ニンレー、レー!」
ベトナムの言葉で締めると、3人は一緒にぺこりとお辞儀をしてみせた。
続いて伊藤は、激辛サンマパンの挑戦にもエントリーをしていた。
「動いてお腹も空いてきたし、ちょうどいいです!」
辛いものは苦手ではないのか、不敵な顔でサンマパンのテーブルに歩み寄る伊藤。
(前の2人は余裕そうだったけど……どれくらい辛いんだろう?)
袋を開けると、ぱくりと一口。
うん……ふつうにおいしい?
と思ったのは最初の一瞬だけだった。途端に辛さが口の中に溢れかえり、むぐむぐむぐと苦しそうに顔をしかめる。全身から汗がだらだらと流れ、涙まで出てきそうだ。
しかし……こんなところで負けるわけにはいかない。
「ま、負けないもん! 女の根性みせてやる!」
うずくまっていた伊藤はすくっと立ち上がってみせると、ごくりと一気に飲み込んだ。
やってやった――! 達成感あふれる笑顔を見せてサムズアップしたのち、ばたりと倒れる。
「だ、大丈夫!?」
倒れこんだ伊藤に慌てて駆け寄る伊藤。
その様子を観客席から見守っていた友人の
新井 すばる
も思わずステージに飛び込んでくる。
「かなちゃんがピンチだっ!」
飛び出してきた新井は、なぜかちくわを手に持っている。
「こんなときは、ちくわで人工呼吸を――」
「はぁ? 何言ってんの?」
突拍子もない新井の言葉に、彼の親戚でもある入江は訝しげな表情だ。
「まあ見てて。よーし……!」
そう言って新井が伊藤に顔を近づけたとき――
ぱちっと伊藤は目を覚ました。
「えっ!? なに!? きゃああっ!」
間近に迫った彼の顔にパニックになった伊藤は、思わず彼の顔面に竹刀で一撃を叩き込む。
「ふぐっ!」
強烈な一打を食らった新井は、なす術もなくステージに倒れこむのであった。
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
…
40
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月15日
参加申し込みの期限
2015年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!