ここは図書室だ。
北校舎(特別教室棟・3階建て)の3階に位置するため見晴らしもいい。
生徒数に見合って図書室も広く本も豊富なようだな…。長机で勉強するのもいいだろう。
図書室では静かにな。
読んでた小説から顔を上げて、軽く手をふる)
北原じゃないか。夏休みに熱心だな。(←なんだか嬉しそう
図書室は夏でも涼しいな。
部室が暑くてさぁ、涼みがてら読書タイムってところだよ。(笑
図書館なんてテスト勉強以来だなぁ
あれ?あそこにいるの修くんかな
そうか、なるほど・・・うちの家族と居るのが楽しいのはそうだが、俺も同じ、ではないよなぁ
(まくし立てられても特に驚いたりせず少し考えこむ)
でも、そうだな、考えてみれば・・・今幸せかもしれない
(考えてる途中でふと解理の顔を見るとぽつりとそんなことを言う)
にゃ、にゃんでもない!
ぼ、僕の幸せは部屋でのんびりしながら甘いものでも食べたり、大部屋でわいわいしてる時ってところかな! 僕の今のところの幸せはそんなところだ! 以上!
(呟きを誤魔化すようにまくし立てて)
・・・?なんだ?
(小さすぎて聞こえなかったのできょとんとして首を傾げる)
そ、そうだったのか……
にしても、僕にとっての幸せと言われても……その、なんだ……
(こうして君と一緒にいる時だというに……と小声で呟きつつもじもじと身体をゆすり)
あー・・・そうだな、いきなり過ぎた
すまん
(相手の反応にこっちもふと苦笑いを浮かべて謝る)
この前冴来に幸せになってほしいって言われてな、それで考えてみたんだが自分にとっての幸せってのがよくわからなくて・・・
だから解理にとっての幸せを聞いて参考にしてみようかと
し、幸せ? や、藪から棒な質問にしては随分と哲学的だね……(突然の質問に思わず聞き返し)
・・・なぁ解理、お前にとっての幸せってなんだ?
(飲まなかったことは特に気にせず少し考えてからそんな質問をする)
(八神氏の視線に気付き、こちらも目で挨拶を返して)
先代も随分と労力かけたんだなぁ……っと、ありがと
(受け取ったものの、飲まずに傍に置くだけで口をつけず)
先生ってことはないだろうから、先代の誰かだろうなあ
(会話しつつもちょっと空いた距離が気になるが何も言わず、通りかかった八神に目で挨拶しておく)
っと・・・ほら、飲みかけが嫌じゃなきゃ飲んどけよ。汗かいただろ?
(傍らに置いたコンビニ袋を探ると中から少し減ったお茶のペットボトルを差し出す)
図書館に本を返しに来た。そして次に借りるものを物色しようとして2人に気が付く)
目で伊賀に挨拶)
夏休みはまとまった時間が取れるから、たまには小説でも借りて読むかなあ。
一体誰がそんな手間をかけたんだろうねぇ……(促されるままに座るが、恥ずかしいのか若干距離を置いてる)
あー…。
止めだ、止め。
こんな良い天気の日に
図書室にいるなんざ罰が当たる。
俺は外に行くべきだ。
(参考書を閉じ、乱暴に席を立って図書室から出て行く
だろ?
あのソファな。最初来た時からあったんだが・・・誰かが持ち込んだのかもな
(確かに異質ではあるがそんなに気にしたことは無いので肩を竦めると読んでた絵本をどかしてソファに座り、隣をぽんぽん叩く)
ほぉ、なかなかいい場所じゃないかね……にしても、あのソファーはここの備品じゃないね?
(その場所を目にしつつ、あからさまに浮いた存在であるソファーについて述べて)
・・・?
(後ろでぶつぶつ言ってるので不思議そうにしつつさっきまでいた奥まった場所に到着)
ここが秘密の場所。まぁ単に人が来にくいってだけだが
(そこは本棚で囲まれており人目に付きづらく、ふかふかしたソファもあって快適そう)
ぐぬぬ……誰のせいだと……(ぶつぶつ言いつつ後に続いて
そうか?でも顔赤いぞ?・・・まぁさっさと座るか
(赤面したのを見るとほっぺをつんつんして心配し、ついて来いと付け足して歩き出す)
ま、まあ多少暑かったが問題ないさ(頭ポンポンされて少々赤面しつつ