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【星幽塔】薄闇よりの挑戦状
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「この持ち主の奥さん、だったんだ」
夏朝がそう呟いた時、人の気配がした。3人が振り返ると、エリオナイトが
真っ黒い眼で見つめている。
「読んでしまったのね」
「貴方は、アステリズムではなかったのだな。では、なぜへびつかい座のアステリズムだなんて……」
修が日記の内容を突きつけた途端、エリオナイトの表情が険しくなる。彼女は鋭い眼差しで修を睨み付けた。
「アステリズムが何なのです?
その役目のせいで
あの人は死んだというのに!」
エリオナイトが叫ぶ。同時に発せられる衝撃波によって夏朝と修が吹き飛びかけるも、亮が魔風の光を起動させて押し戻し、受け止める。鈍い音を立ててもつれるように倒れこむ3人は、舞い上がる木屑に噎せながら立ち上がった。
「大丈夫かっ!?」
「今のはエリオナイトさん?」
騒動に気がついた悠月と円が駆け寄る。その頃にはエリオナイトは姿を隠しており、亮は深いため息をつきながら日記帳を握り締め、静かに言った。
「鴻上が言っていたエリオナイトの『負の感情』……。その根源が見えた気がする」
夏夜と修は、叫んだ彼女の双眸を思い出す。虚を思わせる目の奥に、深い怒りと悲しみがにじんだような、深い黒。それが、彼女を蝕む黒影ではないだろうか?
亮たちは手にした日記から得た情報と、エリオナイトとの遭遇で得た推測を語る。と、悠月と円は神妙な顔つきになった。負ぶわれているステラもまたどこか悲しそうだ。
「……鴻上がさっき言ってただろ?『最初から敵という訳でもないんじゃないだろうか』って。あいつは、黒影の影響を受けてああなっているのならば、助けたい、とも言っていた」
悠月の言葉に、ステラが泣きそうな顔で、声を絞り出す。
「お願いなの。嫌な感じのするオーブを全部壊して。そしたら、
この建物も、あのおねーさんも助かる、気がするの!
」
「……!」
ステラの願いに、夏朝たちは頷く。精霊の瞳からぽろり、と涙がこぼれて金平糖に変わり、漸くふわり、とした普段の笑顔がこぼれた。
その頃、美咲紀とアカリの2人は円と共に隠し部屋がないか調査をしていた。少しで離れた所ではあんずと彰尋が同じように調査している。
「ゲームとかだと、よく本棚を動かした跡が床にあったり、埃が不自然になかったりするよな。実は仕掛けがあって、本棚が動いて中から隠し扉が……みたいなさ」
「そうだよなっ! うちもアカリと同じ事考えてたんだ! 漫画だと後ろに隠し通路があったりするけどあるのかな?」
2人が楽しげに話す姿に、美咲紀も彰尋もちょっとほっこりする。だが、調査は4人とも真剣に行っていた。
不自然な場所を探し、時折美咲紀の魔風による調査を行うと、確かに北側に不自然な風の流れがある。
「ここか?」
「どかしてみるか?」
アカリは本棚の1つに触れ、首をかしげる。彰尋も棚に触れながら問いかけ、アカリは頷いた。だが、意外と重い。本を抜いて、漸く4人がかりで動かすことが出来た。
隠された部屋の奥。そこにあったのは、細工道具や色々な本がおいてあった。光源だろうランプ、使い込まれた彫刻刀や錐、筆記用具……。そのどれもに、
星座の印はついていない。
そして、慎重に覗いてみると、床が抜け、荷物が落ちた場所があった。
「気をつけないと、落ちるぞ!」
「わかってるっ」
彰尋の言葉に、美咲紀が頷く。彼女はそこに残された道具を見ながら、この工房がかつてはどんな場所だったのか思いを馳せる。今までの情報を元にして作られた工房の地図と、カメラを手にしたまま、彼女は周囲を見渡した。
(ここは、1階とここを見た限り工房であり集会所といった感じがします。道具に標された12星座の印……。何人かの人たちが言っていたとおり、アステリズムに関係するかもしれません。でも、それなら何故廃墟に?)
美咲紀が首をかしげていると、アカリが声を上げる。美咲紀が我に返ったとき、彼女は老朽化した場所を踏み抜いていた。
「……っ!」
「椿!」
咄嗟にアカリが手を伸ばす。嫌な音を立てて落ちる床、舞い落ちる地図。美咲紀は夢中で伸ばされた手を握るが、アカリもまた落ちそうになる。
その時、ラフィが鳴き、あんずがアカリの手を握った。
「危ないっ!!」
アカリの胴に手を伸ばし、彰尋が支える。どうにか安全そうな場所まで下がることが出来たアカリは、あんずに声をかけた。
「できるなら、椿に手を」
「わかった!」
あんずはどうにか伸ばされた美咲紀の手を握り、漸く助けることが出来た。同時に、がしゃん、と音が鳴る。振り返った美咲紀は見た。どこからともなく落ちたオーブの黒い炎が、元の色に戻り、消えていったのを。
「もしかしたら、この上に……?」
「おそらく、そうだろうな。振動で落ちたのだろう」
美咲紀が首をかしげていると、彰尋が推測を語る。アカリはとりあえず皆が無事だったことに安堵しつつも、壁にあった棚をみた。
「あっちにオーブがあったんだ。だから声をかけようとしたら、真下あたりがちょっとへこんでいてさ……」
ともかく、無事でよかった、と内心でアカリは呟く。
だが、隠し部屋にあったいくつかの道具が1階に落ちてしまった。回収するならば真下へ行く必要があるだろう。
また、床が全て抜け落ちたわけではないが、他の部分も油断できない。一同は別の場所を捜索することにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年01月10日
参加申し込みの期限
2017年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年01月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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