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寝子島高校
【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
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●いざ、横浜!
寝子島大橋を渡り、しばらく行けば、風景はわかりやすく都会的なものに変わる。
高層ビルがにょきにょきと立ち並んで、そろそろじんわりと肌を灼き始めた日差しを遮る。
見慣れている者からすればどうということはない、日常風景。
しかしのどかな寝子島で生まれ育った子供達の目には、大層なプレッシャーに感じられて、否が応でも気分が高揚する。
今日は寝子島高校の、校外学習の日。
「遠足遠足楽しいなー♪ 初めての高校遠足、みんなで楽しい遠足にしたいなー♪」
ふわふわと綿毛のように白い髪を揺らしながら、電車の窓ガラスにぺったりと張り付いて。
流れる景色に合わせて歌うように言う、
空風 由利
の愛らしさが半端ない。
このくらい素直に喜んでもらえたら、企画した人も泣いて喜ぶに違いない。
「通勤ラッシュの時間を過ぎてるのに、こんなに人がいるんだねー? さっすが大都会なのさー♪」
たまたま傍に居合わせたことで、同意を求められた
添木 千唐
は、難しいお年頃。
制服の上に唐獅子柄のフード付パーカーを羽織り、泥水のような日常をやり過ごしてきた作り笑いで、由利に応えた。
(かったりー……糞つまんない校外学習だけど、せっかくだし姉ちゃんに土産の一つでも買って帰るか……)
「へへへ、あたし寝子島から出たことないんだー。楽しみさー♪ ねえねえしりとりしよー! あたしからね、『ねこしま』!」
ぶっちゃけ、千唐はちょっと恥ずかしかった。しかし鋭い眼光に似合わす、空気読める彼が電車内というこの閉鎖空間で、無邪気な少女の要求をつっぱねられるはずがなかった。
「ま……まねきねこ……」
不本意ながらも、答えてしまう。
「まねきねこっ!? じゃあ、次は『こ』だね……ん~とね」
千唐が感じている、微妙な敗北感にはまるで気づかない由利は「こばん♪」と返して、直後にあちゃーと、かわいく舌を出した。
「あっ! 見てみてっ! あの雲、サンマさんみたい。かわいいー♪」
サンマさんって、かわいいか?
そんな腹の内は隠す千唐だったが、その意に反し、口元は僅かに緩んでいた。
「ほら、みなとみらいに着くよ。はしゃいでると、そのまま中華街まで行っちゃうよ?」
「ホントだー! 教えてくれて、ありがとなのさー♪ 楽しいから、あっという間だったね」
「君の場合、まだまだお楽しみはこれから、なんじゃない?」
気持ち目を細める千唐に、由利は満面の笑顔。
「勿論! 今日は、めーいっぱい楽しもうねー♪」
さて、由利と同じく今日の校外学習を心待ちにしていた
上穗木 千鶴
は、前日興奮してなかなか寝付けなかった。
そんな寝不足の人間に、電車ほどうってつけの揺り籠はないだろう。
千鶴をはじめ、麗しい見た目に反して中身が非常に残念な
上泉 睡蓮
、ヘヴィなゲーマーゆえについ夜更かしした
戌井 創
、見知らぬ人の群れにビクビクと緊張し過ぎて疲れたか
虎渡 からん
も一緒になって、次第に船をこぎ始め、四人ともすっかり熟睡。
かわいそうだからと、ギリギリまで彼女らを寝かしておいた千鶴のクラスメイトの
雨水 待雪
は、みなとみらい駅で下車し、いつもと違う電車の発車メロディを、うっとりと聞きほれていたが。
定刻どおりにホームを離れた電車の車窓のクラスメイトの顔に気付くと、ようやく千鶴達のことを思い出し、持ち前ののんびり口調で、学年主任の
島岡 雪乃
に伝えた。
「えっと、島岡先生。俺と同じクラスの、上穗木さん。あとそれと、他に三人、かな? 今、寝たまま、電車で行っちゃいました……」
「えっ、あっ……ええっ!!?」
わかりやすく、おろおろする島岡先生。
車両は加速し、線のように細くなって、次の駅を目指す。
「あのままだと、元町・中華街まで行ってしまいそうだ……」
「どうしました、島岡先生」
そこへぬっと現れたのが、相変わらず存在感が希薄な、5組担任
五十嵐 尚輝
である。
五十嵐の傍には、彼を顧問殿と慕う
大田原 いいな
と、それとは別の想いを抱える
御巫 時子
がいる。
五十嵐と同じように鳥に関するろっこんを有する時子は、何かシンパシーを感じるのかもしれない。
相変わらずのボサボサ頭ではあるものの、いつもの白衣ではなくスーツを着込んだ五十嵐を、どこか不思議そうな面持ちで見守っている。
テンパっている島岡に代わり、待雪が五十嵐に事情を説明した。
「それは参りましたね……ここで他の生徒を待たせると、他の利用客の邪魔になりそうですし」
「どうするんじゃ、顧問殿。誰ぞ連中の『すまほ』の番号でも、知らんのか?」
細い手足をまだ着られている印象の強い制服に包んだ、いいなが見上げて言うが、誰も手を挙げる者は無かった。
そうこうしているうちに、4組担任の
久保田 美和
と、6組担任の
津止 孝道
が集まってきた。
「俺、探しに行こうか?」
待雪の立候補に、教諭達は揃って首を横に振った。
「気持ちは嬉しいけど、君達には今日は一応、勉強っていう名目があるのよ」
『一応』という言葉に反応したか、津止がひとつ咳払いをし、久保田はペロリと舌を出すと、通路を開けるために生徒達を駅の外に移動させ始めた。
「放って置く訳にはいきませんし。我々の中から誰かが迎えに行って、残りは生徒達を連れて、先に目的地に向かうということでいかがでしょう」
提案した五十嵐に、彼が行ってしまうのだろうかと穏やかな表情を曇らせた時子であったが。
「あっ、はいっ、そうですね……そうしましょう……!」
折りよくやって来た電車に慌てて飛び乗ったのは、意外にも気弱な島岡。
驚く面々を残して、後発の電車も一路、元町・中華街に向かうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
メシータ
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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