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【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
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●元町・中華街のお茶目な面々
「横浜、すーげー!!」
猫鳴館の座敷童子(自称)
雨崎 荒太郎
は、父方の祖母が横浜出身だが、今まで一度もここを訪れたことは無く、伸びをするように両手を空に上げて感動を表現した。
「うたの女の子はどこにー?」
「赤い靴はいてた女の子の像のことだったら、ここじゃなくて中華街の方にあるって聞いたことあるけど?」
クラスメイトの
逆巻 天野
が、落ち着き無く辺りを見回す荒太郎に声を掛けた。
「えー、マジー? ここにはないのー? 見たかったのにー!」
実際見たら「えー、こんなちっさいのー?」としょんぼりする癖に。
しかし宇都宮の餃子像なんて見てしまった日には、その感想もきっと……おおっと、これ以上は言えないな。
「赤い靴はいてた女の子像は、山下公園だろ?」
荒太郎の力一杯の抗議に答えた金髪碧眼のハーフイケメン
桜井 ラッセル
は、日本育ちだ。
そんな彼の手元には、さっきの寝過ごし騒ぎの間に売店でこっそりと買った、肉まん、焼き鳥、餃子などがしっかりと握られている。
仕方ないよね、育ち盛りだもんね。
梅影 裕樹
もビッグサイズの肉まんの味を、かみ締めている。
「ふぃあわふぇぇぇえ! にふふぃるふぁっふひへ、ふふぇーふふぁひ!(訳:幸せ~、肉汁たっぷりですげえうまい)」
「何言ってるのか、全然わかんないよ」
天野は呆れ顔。
「ふォふぁえふォいいふぁら、ふっふぇふぃろお、まふぃふぇふふぁいふぁふぁ!(訳:お前もいいから食ってみろ、マジでうまいから)」
「…………」
裕樹はおやつ用にと、桃まんと月餅も、しっかり購入している。
半分に割られて押し付けられた肉まんを、雰囲気に呑まれた天野も、恐る恐る口にした。
「へぇ、確かにジューシーで美味しいね。でも味は、薄味かな? 本場では、このくらいなんだろうか」
「うめー。麺博物館で腹は減りそうだけど、昼食はいるかな~?」
ラッセルも自分の肉まんを割って、駅で遭難しかけていた
飯田 幸
を探し出して、お手手繋いで連れて来た、
神出鬼 没
に分け与えた。
「……♪」
ほかほかの肉まんを小さな両手で大事そうに受け取って、ぱっくりと頬張る没の頭を、ラッセルがなでなで。
「前会ったな! 相変わらずちまいなぁ」
身長100cmしかない没は、どう頑張っても高校生には見えない。
だからつい、ナチュラルに子ども扱いをしてしまうラッセルだが、没はまんざらでもないようで。
あっという間に結構大きかった肉まんを飲み下すと、天野にジャンピングタックル。
「ねー! 天野天野天野天野ー!」
「うあっ!」
衝撃で天野が落としかけた食べかけの肉まんを、お金の大切さが身に染みている身の上の裕樹が、慌ててキャッチした。
「あ、アブねぇ!」
ほっと安心したのも束の間。
「こらっー! 君達、勝手に買い食いなんてしていいと思ってるの!?」
後ろから突然掛かった声に、一同は心臓を掴み上げられた。
そーっと振り返れば、何のことはない。
岩国 ソワカ
が人差し指を、顎に立てながらくつくつ笑っている。
「先生だと思いました? キャハハハ、残念! ソワカちゃんでしたぁ~!!」
“表向き”は島内に眠るウマい飯屋や地域限定商品などを発掘・探求し、それをドヤ顔で語り合う学校非公認のクラブ
『 寝子島☆美食クラブ 』
。
ソワカはそこの第一人者(管理人)である。
無論、変わり者で知られている。
「脅かすなよ……」
「この私を差し置いて、ご当地グルメを堪能するからですよ? ……なぁんてね。そんな野暮は申しませんよ、きちんと『いただきます』しましたか? 各々存分に食を楽しんで下さいねぇ」
ふぅと息をついた面々。だが本当に津止がこっちに歩いてきたので、くるりと背中を向けると持っていた食べ物を、まだ天野の胴にしがみついていた没のお口に、次々放り込んだ。
「が、頑張れ、神出鬼!」
ラッセルの応援を受けて、没はこくこくと頷く。
とんと地面に飛び降りると、ぷっくりと膨れ上がったほっぺを、自由になった両手の平で一気にぎゅーっと押し込んだ。
「証拠隠滅ですか……クク、やりますねぇ」
何故か踏ん反り返って、喜んでいるソワカ。
とんとんと没の背中を優しく叩く天野に、没はにぱっと振り返る。
「ねー、天野! オイラ、もっとたくさん美味しいもの食べたいなぁー?」
「今日はカップ麺の記念館に、これから行くらしいよ? 他にも世界の麺が、食べ比べ出来るコーナーがあるんだってさ」
「ほう、カップ麺……。ククク、下賎な食べ物だなんて露ほども思っていませんよ! あれには我々日本人の、技術と心意気が詰まっているのですから!」
力説するソワカさん。
「……実は僕、カップ麺は食べたことが無かったから、興味があるんだ。マイカップ麺も作れるらしいよ」
衝撃の事実をカミングアウトする天野。ソワカは驚愕と好奇心の目を向ける。
「ラーメンラーメン♪ ふぁー! 涎ズルズル、たまらないさね! だってラーメンはオイラ大好きなのさ!
美味しいチーズに、チャーシューメーン♪ 食べれるなら何処までもーなのさ! 行こう、早く行こう♪」
「フフ、アナタの食に向き合うそのひたむきな姿、すごくいいですよ……キャハハハ!」
「美味しいものが食べれるなら、何処までもーなのさ!」
「そう、食の力で世界を変えるのです!」
何だか妙に意気投合している二人。
「あの二人、話は噛み合ってんのかな?」
「さあ?」
ラッセルと裕樹は、互いに顔を見合わせると首をひねった。
荒太郎はここならではのレトロな街並みに、相変わらず声を上げっぱなしだ。
「ほら、そろそろ移動みたいだよ。良かったら君達も一緒に行かない?」
天野に誘われるまま、幸と
奈良橋 博美
も混じって、彼らに混じって歩き始めた。
校外学習ならきちんと女子制服を着た方がいいだろうか? と悩んだ末、結局いつものように男子制服を着て来てしまった博美は、男子生徒といてもあまり違和感がない。
「二人とも
『ミエコ』
の時、確か一緒にいた気がしたけど、丁度猫好きも多いし、良かったらその時の話でもしようよ。すごく楽しかったからさ」
ろっこんの力で巨大化してしまった、仔猫のミエコの暴力的な無邪気さを思い浮かべる。
「かわいかったなぁ、ミエコ……。元気にしてるかな? 巨大なうちに、思いっきりもふれなかったのが、やっぱちょっと心残りだぜ」
屈託無く笑う博美も、ミエコを救った立役者である。
事件解決後。元に戻ったミエコを、勿論皆でもふもふしたのだが、小さいミエコはいくら元気が良くても、かよわい生物には違いない。
もふり倒す、とまではいかなかった。
「また、あの飼い主の社畜さんの仕事が休みの日にでも、遊びに行きたいね」
「ああ、勉さん仕事で忙しそうだけど。ミエコも留守番ばかりじゃかわいそうだし、ちょくちょく遊びに行ってやりたいな」
「……それにしても私、必死だったから天野くんがオカマくんに潰されるまで、いるのに気づかなかったなぁ」
「……飯田、その潰された人、みたいな言い方やめない?」
ある晴れたお昼時、公園でオカマに押し潰されたトラウマ記憶がフラッシュバックし、天野はかぶりを振った。
「あはは、ごめん。でも、天野くんや博美ちゃんには、本当に感謝してるよ? あの
雨の日
も、来てくれたでしょう」
幸は足元を見やる。
「勿論、没くんにもね」
視線に気づいてぱっと顔を上げた没は、塀に囲まれた向こうにある、ウォータースライダーの水飛沫をちょっぴり被って、ふるふる首を振った。長いお下げ髪が、揺れる。
「小さいけど、遊園地かな? よこはま宇宙世界か」
裕樹の言葉に、ラッセルも頷いた。
「楽しそうだな」
さて、電車の中で居眠りしていた一行はというと、元町・中華街に着いていた。
通常の神経の持ち主であれば、ここで焦って引き返す所であろうが、寝ぼけていたらしい千鶴達はそのままふらふら中華街へ。
中華街、とはいうものの扱っているものは、意外と多岐にわたる。
アジアの活気と雑多な雰囲気が、渾然一体となっているのがこの街なのである。
そこで睡蓮が「喉渇いちゃいました~っ」と言えば、本物のヤシの実にストロー刺したジュースで喉を潤し、メンバーの中で唯一の男の子であり「ねえ、そろそろ戻った方がいいんじゃないかな?」と心配する創をよそに、お腹も空いたしせっかくだからと、店構えの割に味は本格的な中華料理の店で、食事を楽しんだ。
「エビチリも、小龍包もいいけど、やっぱ肉団子だな」
かとらも甘酢あんのたっぷり掛かった、大振りの肉団子に舌鼓。
「この炒め物のクレープ巻きも、甜麺醤(テンメンジャン)がアクセントになって、とっても美味しいです~♪」
お腹を満たしたら、千鶴は勧められるままにチャイナドレスをオーダーメイド。
小学生並みの身長でありながら、バストは大人のお姉さんにも顔負けしない千鶴は、標準サイズでは色々不都合があるのだ。
オーダーしたドレスは、千鶴の瞳の色に合わせた、鮮やかな青色。
華やかな牡丹の花があしらわれた、豪華なデザインである。
ドレスは後日、配送してもらうことにして、今度は関帝廟へ参拝。
五本の線香と金紙を購入し、線香に火をつけて身を清める。
(“我ら天に誓、我ら生まれた日は違えども、死すときは同じ日、同じ時を願わん”……か、そんなふうに強く何かを思える日が、ぼくにもくるかな?)
香炉を見つめる千鶴だったが。
「あれ、島岡先生じゃない? 探しに来てくれたんだ!」
創の声。人ごみの中、島岡が今にも泣き出しそうな顔で息を切らせて走ってくる姿を見つけて、千鶴はぺこりと頭を下げたのだった。
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癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
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