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【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
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●カップ麺博物館
お湯があれば、すぐに食べれる。
世界初のインスタント麺は、たった一人の研究者の手で、自宅の裏庭に建てられた小さな小屋で産声をあげた。
インスタント麺に始まり、カップ麺、果ては宇宙食に至るまで。
人生の全てを「新たな食」に捧げたその研究者が、長い生涯を通して持ち続けた、自由でクリエイティブな発想。そしてどんな困難にぶち当たっても、諦める事のない執念。
この博物館は、その研究者の功績を称えると共に、身近な生活の中に発明・発見のヒントがあること。また全ての子供たちには、それを見つける潜在能力があることを、数々の展示物を見て、触って、遊んで、食べて。楽しみながら学ぶ、体験型ミュージアムである。
「ふわー、思ったより近代的な建物アルねー! 広々して気持ちいいアルー」
畑中 華菜子
は旧市街・参道商店街にあるラーメン屋
『猫島軒』
の一人娘であり、看板娘でもある。
4組の学級委員になった華菜子。これまで以上にきちんとした身だしなみにしようと、気を遣っている。
お店に出ている時のルビーのチャイナにもよく似合う、両サイドに高く結い上げたトレードマークのおだんごヘアーを指で整えながらも、気分は高揚する。
「カップ麺作ってー、世界の麺を食べてー、存分に麺遠足を楽しむアル!」
華菜子はカップ麺を、決して見下していない。
むしろ実家で作られるラーメンとは、また違った美味しささえ感じている。
こんな風に麺の博物館が造られ、人々から愛されているということは、華菜子にとって一種の喜びだ。
(皆、ラーメンが好きアルねー。味良し、ボリューム満点、お値段もリーズナブルなうちなら、将来もきっと安泰アルー♪)
五十嵐から配られたQRコードの入った、シンプルながらインパクトの強いデザインの白い入場券。
帰ったら、とーちゃんにも見せてあげよーっと。きっと興味があるに違いないから。
うっとりと見つめ、華菜子は周囲に視線を移す。
博物館の中は、入ってすぐ右手に博物館ショップ。
ここでしか買うことが出来ない限定デザインの、おみやげ物を買うことが出来る。
その脇がカウンター、やたら数が多い。休日は、さぞや来客で賑わっているのだろう。
そのまま進めばエントランスホール大階段。
「ここからは自由に見て回って構いません。博物館は再入館が可能ですが、赤いレンガの倉庫に移動する時や、戻った時は、先生に一声お願いします」
「はーい、アル!」
五十嵐がぼそぼそと説明を終えるや否や、華菜子は軽やかな足取りで大階段を目指した。
「わ~、すっごい数!」
小5でプロ漫画家としてデビューしたという
常盤 四月
も、カップ麺大好きっ娘だ。
どのくらい好きかと言うと。
好きをこじらせて『若いキツネ』と『淫らなタヌキ』の擬人化BL同人誌を発行しちゃった位!
だ、そうである。どんだけ好きなんですか、恐ろしい子っ!
「あ、今のはオフレコね?」
ぴっと指を立てて、四月。
皆さんのご理解、ご協力をよろしくお願いします。……で、どっちが鬼畜で、どっちが眼鏡なの?
ちなみに『若いキツネ』と『淫らなタヌキ』。この博物館を運営している大手製麺会社とは、同業他社の製品なのだが、しっかりとこの場所にも展示されていた。
懐広いな!
総数3000点にも及ぶ、歴代のカップ麺のパッケージがずらりと並ぶこのフロア。
たった一つから始まったインスタントラーメンが、世界的な食文化に発展していく様子を見事に表現している。
(レトロなデザイン……勉強になるなぁ。このスタンド型のカップ麺は、擬人化したらきっと、柳のような美形だよね……こっちは眼鏡ショタ!)
ほぅと溜息をつく四月の頭の中では、今どんなストーリーが展開されているのだろうか。
ソワカはマッチ売りの少女よろしく、展示ルームのガラスケースに張りついていた。
「歴代のカップ麺、手に入るのならば博物館経由でまとめ買いしたいですね。支払い? クレカで。キャハハハ! この際、金は惜しみませーん!」
このブルジョアさんめ!
けれども。
「すっげー! 昔の食えねーのかなぁ? あ、この焼きソバの細麺、好きだったー! あれなんで太くなったんだよ……進化してんだなー、カップ麺」
そんなラッセルの言葉が示す通り、歴代カップ麺は、現在でも販売している定番商品を除くと、そのほとんどがすでに製造が終了している年代物ばかり。
スタッフに問い合わせても、申し訳なさそうに首を横に振るばかりだった。
ソワカの年齢では決して味わうことのなかった、色とりどりの古めかしいパッケージを纏ったカップ麺の数々を、彼女は指をくわえて見るしかなかった。
「味わってこその食。美食クラブの発展のためにも、せめてレシピだけでも手に入れたいですね……」
ソワカの目が据わっている。超頑張れ。
「ふらい麺と、のんふらい麺、で、あるか? 顧問殿」
いいなは
『化学部』
の顧問である五十嵐と共に館内を見て回っている。
顧問といっても名ばかりで、ビーカーでコーヒー作って飲むだけ。色々丸投げされた生徒達が、自主的に活動しているのだが。
それでも滅多に現れない顧問と、触れ合える貴重な時間だと慕ってくれる生徒の、なんと健気であることか。
「……ほう、じゃから食す際に、油が浮いていることがあるのじゃの? そうすると油分や、保存のための塩分が過多になるのではないかの? 日本農林規格の「いんすたんと拉麺の定義」にも『食塩又はかんすいを使用して麺を練り上げる』と、あるようじゃし……まあ、塩分と油分が多いというのは、今流行の拉麺屋にも共通することじゃからの……儂は胃もたれするので、嫌いじゃが」
更に、いいなは自分でしっかりと下調べして、本日の校外学習に臨んだようである。
そこへ。
「あの、尚輝先生、私も一緒に回ってもいいですか……? 先生詳しそうなので……」
お邪魔にならないように気をつけますからと、そそとやって来た時子は付け加える。
「そんなにかしこまらなくていいですよ、君も僕の生徒なんですから」
「はい、ありがとうございます……」
少しはにかんで見せる時子に、五十嵐は一つ頷くと、ガラスケースの向こうの世界に注意を戻した。
時子はそれを横目で伺いながら、おっとりと続ける。
「私、カップ麺って食べたことがなくて……。こんなに沢山の種類と歴史があったなんて、驚きです……」
「確かに、かなりの数じゃ。やはりその時々で流行廃りが、あるんじゃろうかのぅ? 人の趣向も色々じゃし」
「そうですよね……尚輝先生は、色々召し上がっているイメージですが、何か定番はありますか……?」
時子の問いに、五十嵐は首をひねった。
「定番、ですか。これと言うのは、ありませんね。僕は野菜が苦手で、トマトなんかもあまり得意ではないですが、チリトマトなら平気ですし。何でも目に付いたものを、買って来て食べている感じです」
空になった容器が残っていなかったら、食事を摂ったことすら思い出せないくらい、集中しはじめたら何も見えなくなる彼。
実際、あまりこだわりはないのかもしれなかった。
五十嵐の野菜嫌いを胸に刻みながらも、時子はやわらかく微笑んだ。
「それでしたら、種類が多いので、食べ飽きることはなさそうですね……」
「どんどん、新しい種類が増えるしのぅ。先人たちの探究心は、見上げたものじゃな」
歴代カップ麺の先にあったのは、創業者のカップ麺発明までの経緯を示した、全長58mのヒストリーパノラマ。
当時の時代背景と共に、イラスト付で流れが説明されており。
世の中にはまだ存在しない「あったらいいな」というものを探す
アイデアのヒントは、身の回りに転がっている
発明は独り占めせず、皆で育てる
色々な視点から物事を見る
常識にとらわれず、世の中で当たり前となっていることを疑う
あきらめない、一度や二度の失敗にくじけない
そんなメッセージが添えられていた。
探究心をそそられたのか、次第に意気込む、いいな。
続いて創業者が、世界初のインスタント麺を開発した、小屋を再現したブースを見学する。
中は狭く、どこにでもありそうな、普通の台所用品が雑然と並んでいる。
「これが初めて、かっぷ麺を作り出したとされる研究所……。現在では多種多様な器具があるのじゃが、斯様な器具でも研究は出来るということを、体感させてくれる展示じゃのう、顧問殿」
「そうですね」
五十嵐の返答は短いが、いいなを見下ろすその口元には、笑みが浮かんでいるように見えた。
「……儂らも、負けてはおれんな!」
こちらも超頑張れ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
メシータ
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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