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寝子島高校
風紀桃色プールサイド
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寝子島の一年ももう七月を過ぎ、寝子島高校にも夏がやってきた。
晴れて夏休みを迎えたプールサイドで、シンプルな水着の上に薄手のワイシャツを着た
相原 まゆ
がぐぐっ、と背伸びをした。
「う~ん、今日もいい天気ね」
まゆは監督者の椅子に浅く座り、プールを見回した。まだ午前中なのでそこまで人はいないが、端の第一、第二レーンは水泳部が貸し切りで使っており、何人かが熱心に練習をしていた。
「こう暑いと、水泳部員が少し羨ましくなりますね」
いつの間にかまゆの隣に居た
桐島 義弘
が、額にうっすらと浮いた汗をハンカチで拭き取りながら話しかけた。
「あら、桐島先生。先生は野球部の顧問じゃありませんでしたっけ?」
「ええ、もうすぐ始まる時間ですね。いやまあ、ちょっとした事情がありまして。何度か見に来ることになるので、相原先生にも一言挨拶をしておこうかと」
「事情?」
まゆが首をかしげる。
「ええ。風紀委員から『このプールで女生徒に破廉恥なことをしようと企んでいる者がいる』という話を聞かされましてね。何かあったらということで、見張りを頼まれたのです。……といっても、あまり頻繁には来れませんが」
「たいへんですねえ……」
思いっきり他人事な口調のまゆ。桐島はネクタイを軽く緩めると、プールの出入口に目をやった。
「……何も起こらなければいいんですが」
まゆと桐島が話していると、プールの外からわいわいと楽しそうな声が聞こえてきた。
「あら、徐々に人が」
「それでは私はこれで。私はだいたい野球部のところにいますから、何かあったらよろしくお願いします」
「はい、頑張りましょうね、桐島先生!」
そのころ、プールサイドでは風紀委員の面々が集まって作戦会議をしていた。
「人が増えてきたわね。そろそろ……かしら」
風紀委員の腕章を腕につけ、凛とした表情で
北風 貴子
がつぶやいた。
「ええと、PEC……でしたっけ? その人達、いつ来るんですか?」
同じく風紀委員の
高梨 彩葉
が明るい声で尋ねた。どことなく楽しそうに見えるのは気のせいか。
「いつ来るかはわからないけど、そんなの関係ないわ。非力な女の子に対して悪事を働く奴は、片っ端から捕まえて仕置きするだけだ」
貴子が返事をするより早く、竹刀を握りしめた
矢萩 咲
が口を挟んだ。それに
橘 千歳
と
獅子尾 優華
も頷く。
「しかしここのプールって結構広いよな? たったの五人でぜんぶ見きれるの?」
唯一風紀委員の腕章をつけていない
八十八旗 信彦
が発言すると、千歳が即座に反応した。
「その前に八十八旗くん、あなたは風紀委員じゃないわよね?」
「細かいことは気にしないでよ、俺も生徒会のメンバーとして協力したい、ただそれだけ。それに、レディを守るのは生徒会以前に男として当然のことさ。紳士としてか弱い女の子は守ってみせるから、大船に乗った気でいてよ!」
「なんだか悪いたぬきさんが乗ってそうね、その船」
「そうだねー、優しくて可愛いうさぎさんが作ってくれるならなおよし、かな?」
小競り合っている二人を見ていた矢萩が「とにかく」と仕切りなおした。
「相手は何人いるかわからないし、戦力は多いほうがいいわ。よろしくね、八十八旗君」
「おまかせください、さきちゃ……矢萩先輩」
信彦はいつもの癖で咲の事をちゃん付けで呼ぼうとしたが、嫌な怒りの気配を感じてとっさに修正した。
「じゃあ、とりあえず各々の配置を決めましょうか。といってもどこに何人来るかもわからないから、臨機応変に動いてちょうだい」
貴子の指示によって咲が女子更衣室周辺、優華が北側のプールサイド、彩葉がまゆの座る監督者席周辺、千歳が南側のプールサイド、信彦がプール内という配置となった。
「北風先輩はどこに行くんですかー?」と彩葉。
「私は入場者の管理を頼まれているから見回れないの。基本的には外にいるけど、何かあったら呼んで」
「あれ、なんで俺だけプールの中なの?」
信彦がやや腑に落ちない様子でぼやくと、貴子は表情を崩さずに言う。
「水の中だと動きが鈍くなって女子は危険だし、かといってプールの中に見張りを置かないわけにもいかないわ。八十八旗くんは風紀委員でもないのだし、楽にしてもらって構わないわ」
「な……なるほど」
貴子に少し圧倒された信彦がたじろぐと、咲が竹刀を杖のように使いながら胸を張った。
「とにかく。今回はPECの撃退が目的だけど、あまり無理はしないで。一人じゃ無理だと思ったらすぐに他の人を呼ぶ。いいわね?」
「はいっ!」
「はーい!」
「わかりました」
「りょーかい、咲ち……矢萩先輩も無理しないで俺を呼んでね! すぐに駆けつけるから」
風紀委員の面々(一人生徒会)が返事をし、それぞれの担当箇所に散らばっていくのを見て「それじゃあ私も」と貴子がプールの出口に向かうと、ちょうど何人かの男子生徒がプールに向かって歩いているのが見えた。
徐々に近づいてきて、すれ違うその瞬間、先頭に居た生徒がぼそっと「こんにちは、北風先輩」とつぶやいた。
「あら、こんにちは……、っ!?」
その瞬間に貴子が感じたのは、生暖かくむず痒い、例えるなら糸こんにゃくが体全体にまとわりついているような感覚だった。全身に鳥肌が立ち、額に汗が浮かぶ。貴子が急いでプールの中に引き返そうとしたが、
「……あ、開かない!? いったい何が……!」
プールの扉はいつの間にか内側から鍵がかけられており、しかも元々あるプールの鍵ではないようだ。完全にプールから締め出されてしまった貴子はぐっと拳を握りしめ、校舎に向かって走りだした。
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担当ゲームマスター
むょりん
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月09日
参加申し込みの期限
2014年03月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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