this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
風紀桃色プールサイド
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
尋常ならざる雰囲気を感じ取った生徒は、プールの中にもいた。
「うーん……今日はなんだか空気が違うな」
水泳部のレーンで泳いでいた
七峯 亨
は水から顔を出し、つけていたゴーグルを外した。
周りを見回すと、そこかしこに女子がいた。中にはプールサイドで制服を着たままの女子もいる。
「ほぉ、なるほど、この落ち着かない、それでいて心地良い空気は女の子の放つフェロモンによるものか」
さらっと問題発言をした亨は笑顔で深呼吸をすると、水中から女子の水着姿を見るために再びゴーグルをかけた。
「ん?」
水中に潜ろうとした亨は、ふと目の端に見慣れた姿を見つけた。茶髪でショートな髪型。
「……横嶋隊長?」
そこにいたのは桃色破廉恥小隊、通称PECの隊長、
横嶋 下心
その人であった。
「どうしてあの人がここに……ハッ!」
亨は下心の制服からちらりと覗く桃色を見て全てを悟った。男の桃色全身タイツはPECの戦闘装束。目を凝らして周りを探してみると、はたして隊員である
冴木 竜司
の姿も見えた。
亨が再び深呼吸をしていると、同じ水泳部の
握 利平
が亨にぶつかりそうになった。
「おっと! なにやってんだ、そんなとこにいたらぶつかっちまうぞ。……おい、七峯? どうした?」
「……すまん、握。俺はプールから上がるぜ」
「ん、体調でも悪いのか?」
心配する利平を背に、亨は「いや」と言ってゴーグルを外した。
「やらなきゃならねえことがある」
亨はざばりとプールから勢い良く上がると、勇ましい足取りで更衣室に向かっていった。
残された利平は「……はあ」と怪訝な目で亨の後ろ姿を見るしかなかった。
「なんだかなぁ」
「ん、利平くん、もうバテバテかー?」
ピッチピチの競泳水着を着たいい笑顔の
志波 武道
が、利平の肩をぽんと叩いて笑った。
「いや、なんか亨の様子がおかしいんだよ。やらなきゃならねえことが~みたいなこと言って更衣室の方に行っちまった」
「へぇー。あ、もしかして溜まってたんじゃない? それで更衣室に行為しに行ったとか☆」
「なに言ってんのお前……」
「だーってさー、プールが開放されてこんなに女の子来てるんだよ? 溜まっちゃうのは当たり前のことだと思う、ぜっ☆」
うりうりー、と肘でつついてくる武道を「そんな単純なわけないだろ」と軽くあしらいながら周りを見てみると、確かに女子が多い。利平はまじめに泳いでいたので特に気になっていなかったが、女子の水着の何とも言えない光沢や肉感を見ていると、なんだか自分が自分でなくなるような感覚に包まれた。
「う……」
「! 利平くん、どうした!」
眉間を抑えてうつむいた利平を見てまずいと思ったのか、慌てて武道がレーンを越えて利平の元へ駆けつけた。
「大丈夫か、具合が悪いなら先生を……」
プールサイドに座っているまゆに事態を伝えようとする武道。しかし、利平はそれを手で制した。
「大丈夫です、志波先輩」
「しかし……」
心配する武道に、どこか恍惚とした表情の利平。
「なるほど……わかったぜ七峯。お前のやらなきゃならねえことが」
ぼそっと利平はつぶやき、ゴーグルのゴムを引っ張ってパチンと音を鳴らした。そのまま勢い良く水に潜ると、すぐに何処かへ行ってしまった。
「……ええと、つまり?」
残された武道は、わけがわからないという顔でしばらく悩んでいたが、「ま、いっか」とまた泳ぎ始めた。
「休みって言っても意外と人がいるんだな。千歳はどこに……」
千歳を心配してプールまでやってきた
御剣 刀
は、水面に反射する太陽の光に目を細めながら辺りを見回した。
桃色破廉恥小隊。その字面の怪しさに急いで来てはみたものの、水着を持ってくるのを忘れてしまっていた。刀は千歳を手伝うために来たのだからプールに入れなくてもいいけど、持ってくればよかったな、と考えていた時、
「海さん、もう少し休んだら休憩しません?」
「(こくり)」
「ん? あの二人は……」
逆光で姿が見えにくい中、どこかしら見覚えのある二人をじっと眺めると、泳いでいた
小山内 海
と
北条 冬華
も刀の姿に気付いたようだった。
「あら、刀さんも泳ぎに来たんですか?」
「その声は北条と……小山内か。今日はスケッチブック持ってないのか?」
刀が言うと海はふるふると首を横に振り、女子更衣室の方を指さした。
「スケッチブックをプールに持ち込むと濡れちゃうので、とりあえず更衣室に置いてきたんですよ」
「ああ、なるほど、そりゃそうだよな」
プールの縁にしゃがみ込んでうんうんと頷く刀だったが、すぐにはっとした顔をした。
「そうだ忘れてた。二人とも、今はプールから上がったほうがいいぞ」
「? どうしてですか?」
「今日は風紀委員がここで取り締まりをやるらしい。巻き込まれたら厄介そうだしな」
「なんの取り締まりなんですか?」
「……それは俺も知らないけど、千歳がやけに意気込んでたからさ」
刀はさすがに「桃色破廉恥小隊」と口に出すのがためらわれた。どう説明したものか。
海と冬華はぽかんとした表情でそんな刀の様子を見ていたが、
「わかりました。私達もちょうどそろそろ休憩しようと思っていたところなので、あがることにしますね」
「あ、あぁ。悪いな」
「海さん、行きましょう」
海は頷いてすぐ近くの縁に手をかけてプールから上がろうとしたが、意外とプールに深さがあるのでそう簡単には出られない。
「手伝うよ、小山内」
刀の差し伸べた手を海が掴むと、「せーのっ」の掛け声で引き上げようとした。が、刀はビーチサンダルではなく普通の靴を履いていたので、足下の水で滑り、一度縁に膝と胸をぶつけ、頭からプールに落ちてしまった。
「うわっ!?」
「か、刀さん!? 大丈夫ですか?」
刀は熱い痛みを膝に感じつつも冷静に水中でバランスを取り、近くにあった壁に手をついて立ち上がった。
「ぶはっ! ……ふぅ、とんでもない目に……」
あった、と言おうとしたところで刀の口が止まった。
刀が壁だと思っていたものは海のスクール水着姿で、刀は左手で海の肩をがっちり押さえた状態で海の水着の胸元に指をひっかけて、下方向に力をかけながら立ち上がったのだった。
大事なところとまではいかないものの海の水着は引っ張られて伸び、水に濡れて光る、ほんのりと膨らんだ肌があらわになり、少し硬さの残る柔らかさとほのかな体温が刀の手のひらから手首にかけてじんわりと伝わってきた。
「お、小山内……これは」
刀の顔が青くなったり赤くなったりしている中、小山内は顔を耳まで赤くして刀を軽蔑の目で見つめた。
「ごめん、ごめんなさい! 事故なんです、悪気はなかったんです!」
「……刀さん……」
「ほんとスミマセンでした! その目はやめてくれぇ!」
刀がばちゃばちゃ音を立てながら必至に頭を下げていると、背後から聞こえ慣れた声が聞こえてきた。
「はい、そこの変質者! 今すぐ両手を上げて、ゆっくりこっちを向きなさい!」
「……その声は……」
「風紀委員よ。現行犯であなたを拘束するわ!」
刀が嫌な汗をかきつつ言われたとおりにゆっくりと振り向くと、そこには風紀委員の腕章をつけた千歳が仁王立ちで立っていた。
「ち、千歳……さん」
「か、刀君!? なんでぇ!?」
「ち、違うんです! 誤解なんです!」
両手を上げたままの刀が慌てて事情を説明すると、最初は興奮していた千歳も徐々に落ち着きを取り戻していった。
「なるほど、つまり悪気はなかったってわけね」
「はい。……最初からそう言ってるけどな」
「まったく……偶然通りかかったのが私だからまだ良かったものを。もし獅子尾さんや矢萩先輩に見つかってたら拘束されるだけじゃ済まなかったわよ、たぶん」
「うう……ありがとう、千歳」
ありがとう、と言われた千歳は少し顔を染めると、ごまかすように手を差し伸べた。
「と、とにかく。早くプールから上がって。制服姿でプールに入ってたらまた誤解されるわよ」
「あ、ああ」
「だいたい、来るなってメール入れたのになんで来るのよ」
「いや、あれはほとんど来いって言ってるようなものじゃないか……」
差し出された手を刀が掴んだ。今度は滑りはしなかったものの、立ちあがるときに濡れた制服同士がくっついて体にまとわりつき、足がもつれて転んでしまった。
「うわっ!」
「きゃっ!?」
刀の手を掴んでいた千歳も巻き込まれて転んでしまった。
「ご、ごめん千と……」
刀はとっさに閉じた目を開く前に、その手と頬に伝わる感触に冷や汗を一すじたらした。
目を開けるとそこには見慣れた制服があった。頬と右手は千歳の胸の上に乗っており、制服の上からではあるものの少し弾力のある柔らかさと、女の子特有の甘く優しい匂いが頬と手と、鼻をくすぐった。
「ご、ごめ、ごめんなさ……」
おそるおそる刀が顔を上げると、そこには顔を紅潮させ、すこし涙を浮かべながらも鋭い目つきで刀を睨む千歳の顔があった。
「このぉ、バカタナーーっ!!」
「ぐはぁっ!?」
刀に押し倒されるような体勢になっていた千歳は膝で刀の腹を蹴って浮かせ、そのまま両足で蹴り飛ばした。とても女子とは思えないような力で蹴られた刀は肺の中の空気をすべて吐き出され、二、三回転がって再びプールに落ちた。
「しばらくそこで反省してなさい」
千歳は死んだ魚のようにぷかりと水面に浮いてきた刀に吐き捨てるようにそう言うと、さっさとどこかへ歩いて行ってしまった。
「……どうします、これ?」
一部始終を呆然と見ていた冬華が呆れた顔で海に尋ねると、海も少し悩むようなそぶりを見せた後、首を横に振った。
「そうですね、とりあえず放っておきましょうか」
二人はせめて呼吸ができるようにと刀を仰向けにし、プールの縁に頭を乗せてやってからプールを出た。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
風紀桃色プールサイド
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
むょりん
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月09日
参加申し込みの期限
2014年03月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!