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◆その姿に恥じぬよう
「……ここは……、旧市街?」
楪 櫻
は辺りの様子を伺う。
映る光景は間違いなく旧市街の参道商店街だった。
昔――ふと思い出したのは、両親が生きていた頃のこと。
櫻自身も旧市街に住んでいた事もあり、此処には少し懐かしさも感じる。
父と母と手をつないだ記憶。
(こんな風に明かりが灯った道を歩いて帰った事もあったな)
とても小さい頃の話。
今よりも夜は少し怖くて、両親の手を優しく頼もしく感じていた頃。
(そう、ここの小道を入って……)
記憶のままに、ふらりと歩いてみた。
時折吹く風に、櫻の黒髪が揺れる。
「……あれは……父さんと母さん……?」
思わず口から出た言葉の先に居たのは見覚えの有る姿。
何故と思うも、こんな不思議な世界だ。幻か何かだと頭に結論は直ぐに。
声をかけようと一歩踏み出した所で留まる。
二人はもう、この世にはいないのだ。
その対象が自らの前に立つはずがない。
それは櫻自身が理解している。縋るつもりだって勿論無い。
けれど何も思わないわけでも、考えないわけでもないのだ。
以前、子供のろっこんでこの世に魂を留めていた親と接触を思い出す。
その時からずっと考えていたのだ。
一昨年に交通事故で帰らぬ人になった自らの両親。
結婚記念日の旅行だからと二人を見送り、そして駆けつけた時には息を引き取っていた。
もう、言葉を交わすこともできなくなってしまった。
最後の言葉も想いも、聞くことは出来なかったのである。
二人は、最後に何を考えていたのだろうか。
思い残した事もきっとあっただろう、そう思うも。
知る術はない、だからこそ。
(父さんと母さんの分まで……私はしっかりと生きて行かねば、)
二人が生きるはずだった時間まで、自身が。
全うするのがきっと親孝行にもなるのだろう。
これから先を見ていかねばならない。
自らには『甘えていい』と言ってくれた先生がいる。
けれど櫻は同時に躊躇っている。
誰かに甘えてしまっても良いのか、その答えは出ないまま。
(両親がいないからと言って、それは許されるのか……?)
いっそあの二人の姿に訪ねたい気持ちも有った。
けれど、真面目な櫻は思う。
自身で見つけるべきものだと。
――何れにしても、もっと確りしなければということ。
深く、深く心に誓う。
数秒双瞼を鎖して、再び目を開ける。
そこは自分がよく知っている場所だった。
(戻ってきたのか……)
あそこが何だったのかは解らない。
行った理由も、こうして戻ってきた理由も分からないまま。
けれど、確かなのは確かな課題が目の前に有ること。
選ぶ道、進む道。
甘えること、確りすること。
どれもどうするかは彼女次第。
見つけた課題と、これからと。
夕暮れが連れてきた闇が空を覆っている。
振り仰ぐ視線はただ、真っ直ぐだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月08日
参加申し込みの期限
2013年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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