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いざ行かん、買い物日和!
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優木 遥斗
は、最近、寮の近くの引っ越し屋でアルバイトをしている。
給料はあまり高くはないが、それでも、おやつ代には十分な額を遥斗は稼いでいた。
人手不足ということで、休日の他、早朝のごく短い時間にも働いているのだ。そして、
「すごい人だな……」
そのバイト代と、『B級グルメフェア』のチラシを携えて、遥斗は商店街を訪れていた。
ご当地焼きそば、地域毎の特色が滲むラーメンやお好み焼き……。
人混みは苦手だが、辺りに漂う香りが、ダイレクトに腹に響いて遥斗を誘う。
(どれも美味そうだが、ここは先ず……)
という具合で、遥斗は早速屋台に並ぼうとした。
何から順に食べていくかは、既に頭の中で組み立てられている。と、その時。
「……ん?」
ふと視線を巡らせた拍子に、小さく声が漏れた。
目に入ったのは、商店街に並ぶ、中古品を商う店の店先。
そこに鎮座している素振り用の竹刀が、遥斗の目を奪ったのだった。
遥斗は、屋台の賑わいから離れて、件の店の方へと足を進めた。
(いい品だな……)
中古品ながら、どっしりとした佇まいが好ましい。
素振り用の竹刀は、特殊な物だ。
太さと重量があることもあり、中々に値も張る。
遥斗は、祖父の代から使っている素振り用の竹刀を持っているのだけれど、
(ろっこんを発動するようになって、多くの戦いを経たからな……)
と、その品がそれなりの傷みを得てしまっているのに、遥斗はきちんと気付いていた。
何度も、店の前を通り過ぎては竹刀へと眼差しをじぃと投げる。
屋台から漂ってくる香りに唾を飲み込みながらも、じきに、遥斗は店の前に落ち着き、竹刀を手に取った。
何人かの手を経ているのだろうことを感じさせる、細かな傷が残っている。
しかしそのずしりとした重みは、遥斗の手に気持ち良く馴染んだ。
「…………」
B級グルメの良い匂いがしている。
その中で、遥斗は心地良い重みを手に瞼を閉じて――。
それから、暫くのあと。
空きっ腹を抱えて、遥斗は寮への道を辿っていた。
その手には、あの、素振り用の竹刀。
「……予定とは違う買い物になってしまった……」
誰に聞かせるでもない呟きが、喉から溢れる。
実のところ、遥斗の手持ちは、屋台の味を諦めても竹刀を求めるには少し足りなかった。
けれど、遥斗の眼差しを見た店主は「それで良い」と言って頷き、竹刀袋までおまけしてくれたのだった。
(買い物というのは、出会いなんだろうな……)
手の中の重みが、遥斗にそれを教える。
それに、何より。
(――この竹刀が、自分のことを待っていたような感覚だった)
貴重な縁を得たことの幸いを噛み締めて、遥斗は、目元をそっと和らげた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月25日
参加申し込みの期限
2017年12月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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