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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●寝子暦1370年2月中旬・九夜山の対クローネ戦……展望台広場(1)●
「……ハイ、てなワケでぇ♪」
「過去で死んだコトにされちゃったコは、こっちの時間軸でも、存在が消え始めちゃってるのねぇ〜」
「ねぇねぇ、ちなみにクローネちゃん。過去を改変したって、あなた一体どんなコトしたのよぉ?」
「ウフフ、それはねぇ……
青春した〜い
とか言って、ののこが通ってた学校、あったでしょ?」
「あぁ〜〜、あったあった! 寝子島高校とかいう、ウザいもれいびのいっぱい居た学校!」
「入学式やってたその会場に、空から校舎を落っことしてあげたのよ〜。ちゅど〜〜〜〜ん、ってね♪」
「きゃっ、ひっど〜い。ののこのお友達になる筈だったコが、全滅ぅ〜。
もぉ、何て悪いコトするのっ、クローネちゃん!(ぷんすか)」
「って、そう言うあんただって、クローネちゃんでしょーが!」
「アハ、そうだったわぁ〜(げらげらげらげらげら)」
【九夜山:頂上展望台】
「くっそ、気分悪い……まったく、虫酸が走るぜ」
握 利平
は吐き気をこらえて、目の前にいるクローネ2人のそのコントじみた説明に、ともかく耐えた。
ここは九夜山の頂上にある、展望台広場。かつてここで、クローネに完敗を喫した握たちは、数十回のループの果てに、再び
同じ時間、同じ場所に
また戻ってきたのだ。
クローネの捕虜となっていたその間に、自分が洗脳されて、いったい何をさせられていたのか。ループ中の記録を取っていた仲間のメモを見て、今の握はひと通りの事情を知っている。
「操られて仲間を攻撃してた、ってだけでも、
ただでさえ胸糞が悪いってのに……
今度はクローネの野郎が2人いるとか、もう最悪だな!」
テオを奪還するために戦った、オリジナルの対クローネ戦と、今回の再戦とでは、大きく異なる点が2つあった。1つ目は、如何なるカラクリを使ったのか、
クローネが2人に増殖していること。
妖艶な笑みを浮かべたその憎たらしい顔も、羽根マフラーをしどけなく羽織っただけの裸体も、全く同じパーツで構成されたクローネが2人、双子の姉妹のように並んでいるのだ。
唯一の違いは、左に立っている個体の首に、気絶中で囚われ中のテオが巻かれているということだけ。あまりの怒りで、握がさらに声を荒げる。
「まったく、けしからん! オイぃ! マッパのおっぱいが
ツインで4つとか……エロ過ぎるにも程があっだろ!」
『 ……………………。』
小山内 海
が無言のツッコミを書いたスケッチブックを掲げ、その場にいた女子チーム全員が、ブリザードよりも冷ややかな視線で、握の方を見る。ハッ!?と我に返った煩悩少年が、
「あっイヤ、すまんっ。そんなこと言ってる場合じゃねー、
ともかくまずは、テオを助け出すんだったな!」
クローネ達がたった今、余裕綽々で述べた説明によれば、テオを取り戻してそのろっこん暴走を今度こそ防ぎ切れば、ループ世界が発生したという事実そのものが無かったことになり、彼らは永劫のループを断ち切って、この世界から脱出することが出来るらしい。
逆に、彼らを1人残らず全滅させた後にクローネがこのループ世界を解除してしまうと、その時点で全員の死亡が事実として確定し、クローネ側の勝利となってしまう。
「させるかよ、そんなこと!」
気を取り直して、改めて握が堂々と宣言する。
「あぁ……やってやるぜ、今度こそな!
俺はとにかく、クローネのやつを全力でぶちのめ……
って、俺もなんか透けてるし!?」
そして、2つ目の異なる点が、これだった。先ほどクローネ達も言っていた、
過去の改変による存在の抹消。
実体を失っている自分に、遅まきながら気付いた握に続いて、小山内海もまた、自分の身体の異変を悟る。
(えっ、私も、身体が消え始めちゃってる……!
そっか、1年前の入学式……私も出席してたから)
「うわっ、俺の身体も消えかけてるぞ」
同様に、近くにいた
御剣 刀
も大声を上げていた。試しに拾おうとした小枝が掴めず、その片手が気味悪くズブと地面の中に潜る。
「げっ、何も触れないぞ!? 幽霊かよ!
これじゃ、クローネを殴ることもできない……!」
「どうやら私達、ろっこんまで使えなくなってるみたいね……」
向こうでは、眼鏡を付けたり外したりしながら、
桃川 圭花
がそう呟いているのが聞こえる。その様子を見ながら、あれっと海が、別のことに気が付いた。
(けいかちゃん、自分の眼鏡には触れてるね……?)
そう言えば自分もさっき、ツッコミの際に、自前のペンとスケッチブックは使えていた。霊体になっても、自分の衣服や普段身に付けている物には、触って動かすことが出来るらしい。逆に言えば、それらの物も実在感は失われ、自分と同様に半透明に透けちゃってるんだけど。
【九夜山:頂上展望台付近】
「やれやれ、クローネが2人に増えて、こちらの戦力は半減か……
いつもにも増して、状況は最悪のようだね」
その広場の外では、
サキリ・デイジーカッター
が木陰に隠れて、事態の推移を見守っていた。またサキリと同様に、木々の奥に身を隠している者が、もう1人いる。
新田 亮
だ。
ちなみに、寝子高生だけど学期の半ばで転校してきたサキリは、実体あり。一方の新田の方は、こちらは身体が半透明の、言わば幽体状態だ。
こっそり隠れてクローネを尾行する予定の新田は、その彼女達に見つからないよう注意を払いながら、展望台広場にいる顔ぶれを1人ずつチェックする。
「大天使の姿は見えないが、ミッシェルと骨削がいるな。あいつらは敵だ」とのこと。
サキリもまた広場にいる人数を数え、彼我の戦力を素早く計算していた。
現在この展望台にいるのは、クローネとテオを除くと計18名。
このうち、クローネが言う過去への攻撃で、すでに幽体状態になってしまっているのが、
小山内 海
、
黒依 アリーセ
、
桜庭 円
、
握 利平
、
骨削 瓢
、
御剣 刀
、
宮祀 智瑜
、
桃川 圭花
、そして
新田 亮
の9名。全員、入学式当時から寝子島高校に在籍していた、寝子高の1年生だ。この幽体グループは他人や物に触れることもできず、ろっこんも使えないので、残念ながら今の所、戦力としてはカウントできない。
一方、姿が消えずに実体を保っているのが、
新江 天懸
、
恵御納 久隆
、
呉井 陽太
、
獅子島 市子
、
常闇 月
、
飛吹 蓮太郎
、
ミッシェル・ナイスゲイ
、
ヨハン・プレストン
、そして
サキリ・デイジーカッター
の9名だ。
ミッシェルは今しがた新田の言った通り、恐らく今回もクローネ側に付くだろうから、敵はこれに2人のクローネを加えた計3名。対するこちらは8人の戦力で、あのクローネ達からテオを奪い返さなければいけないことになる。
オリジナルの対クローネ戦で、12人のテオ救出班が、ほぼ全滅に近い大敗北を喫したことを考えると、到底楽観視はできない数字だ。しかも今回は、クローネが2人に増えている。
サキリならずとも、「最悪」と零したくなるような状況ではあった。
新田が悔しげに言う。
「くそっ、ここに金属バットとハンマーグローブと防刃仕様の長袖と長ズボンと
ガスマスク・ヘルメットと沢山の硬球と催涙スプレーと爆竹とライターさえあれば、
あんな奴らは即座に、俺が仕留めてやるんだが」
サキリが振り返って、新田の方をまじまじと見る。もちろん今本人が言った通り、そのような装備を彼が持っている筈もなく、新田が所持しているのは携帯電話と、あと左右の脇腹に付いた、大型のウェストバッグだけだ(その中身は空だけど)。仮に何かを持っていた所で、幽体状態の今の新田は、クローネに打撃を与えることもできないのだが。
けれども、そんな厳しい状況にも挫けることなく、新田は力強く言う。
「クローネとその仲間達。おまえらへの慈悲は一切無い」
「俺は殺す気で戦うぞ……!」
一方、展望台広場の方では、同様に幽体状態の
御剣 刀
もまた、ショックから立ち直って自分の為すべきことを、頭の中で整理し終えていた。
「ろっこんも使えないし状況はかなり悪い、だけどチャンスでもある。
テオを助け出せればそもそも暴走をなかったことに出来る」
自分たちの勝利条件は、テオの救出とそのろっこん暴走の阻止。絶対に避けるべきは、実体アリの者も含めた全員の全滅。その双方に最も有効で確実な手段は、
「なら俺のやる事は……
クローネを倒す事だ
」
それが御剣の答え。状況は複雑だけど、ややこしい要素を排せば、やるべきことはいたってシンプルだ。
御剣の胸から迷いが消える。
「クローネと対峙しよう、そして勝つんだ。勝つ方法は……今から見つける!」
そうとも。
手を伸ばしても何も掴めず、
何をやっても自分のすることに意味は無い
のだと──
「あがいた果ての俺がそう思わないよう、今ここからの俺がやってやる!」
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<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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担当ゲームマスター
鈴木二文字
前回シナリオ
<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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