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あの日のあとで
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2月某日。放課後も、図書室の中には静かで、そして穏やかな時が流れている。
本の匂いがする空気を吸い込んだ
八神 修
の目に、ふと、見慣れた姿が留まった。
「あれは……」
机の上、ノートと教科書を広げて唸っているのは、
七夜 あおい
。
修はあおいの元まで歩みを進めると、
「あおいも勉強か。前、いいかな?」
と、そのかんばせに微笑を湛えて声を掛けた。
顔を上げたあおいが、声の主が修だと認識してにこりとする。
「あ、修君。うん、どうぞ」
「ありがとう」
言って、修はあおいの前の席へと腰を下ろした。
勉強道具を取り出していたところに、「そうだ」とあおいの声。
「チョコ、美味しかったよ。さすが修君」
バレンタインに修が渡したチョコレートの話だ。
修はあおいに、あおいも修にチョコレートを贈っている。
周りの迷惑にならないようにと潜めた声には、けれど喜色が滲んでいた。
修も、ふわりと口元を緩める。
「あおいのチョコも美味しかったよ。手作りって良いね。あおいのだし特別さ」
「ふふ、そんなに褒めても何も出ないよ? ……でも、嬉しい」
頑張って作ったから、と、あおいははにかんだように笑う。
その言葉に、修は頷いた。
「本当に頑張ったなぁ。あんなに沢山、作るの大変だったろう?」
「えへへ。大変だったけど、楽しかったよ。修君みたいに喜んでくれる人もいて」
「ん、楽しかったなら良かった。あおいは優しいな」
「もう、さっきから褒めすぎだってば」
楽しいひそひそ話の時間。顔を見合わせて、2人はこっそりと笑み交わした。
「クマの名前もね、考えたんだよ。リボンも結んだし、あの子の誕生日はバレンタインだね」
「そうか。名前、付けてくれたのか……」
修は、あおいに手渡したバレンタインベアーの姿を頭に思い浮かべる。
(――あおいは、どんな名前を付けたんだろう?)
そんなことを思った修の心を読んだかのように、楽しそうに囀るあおい。
「あのね、くま太郎って言うんだ。ちゃんと部屋に飾ってるんだよ」
「……くま太郎」
思わず、修はその名前を口に出して復唱した。
どこかちょっとずれた名前は、あおいらしいと言えばあおいらしい、かもしれない。
こほん、と小さく咳払いをして、修は気を取り直す。
「とにかく、あおいのナイトの座をくま太郎に取られない様にしないとな」
「あはは。確かに修君は優しいし頼もしいけど、今のはちょっとキザなんじゃない?」
「そう……かな?」
くすくすと口元に手を遣るあおい、不思議そうに首を傾げる修。
ゆったりと流れる時間の中で、修は、あおいへとそっと笑い掛けた。
「そうだ、ホワイトデーのお返しは期待してて。クッキーとかマシュマロとか……何が好き?」
「えっ、何でも嬉しいけど……でも私、くま太郎もチョコも貰ったよ?」
あおいが、予想外の申し出に驚いたような声を出す。
修は、ふっと口の端を上げた。
「いいんだ、俺が贈りたいんだから。ああでも、手作り出来る範囲で頼むよ」
ふふ、と悪戯っぽく音を漏らせば、あおいの顔にも笑顔の花が咲く。
「そう言われると、ちょっと無茶を言ってみたくなるなぁ……なんて、冗談だけど」
ぺろりと舌を出して、茶目っ気を覗かせるあおい。
「なんて言ったらいいのかなあ……気持ちは嬉しいけど、本当に、あんまり気にしないでね、修君」
「じゃあ……何が起こるかは当日のお楽しみ、ってことで、どうだろう?」
そう口にして、修はあおいの前へと小指を差し出した。
その意を察して、あおいが修の小指に自分の小指を絡める。
指切りげんまん、ささやかな約束一つ。
小指を解いて――あおいは、思い出したように「あっ」と漏らした。
「あおい? どうしたんだ?」
「話に夢中になって忘れてた! ね、修君、宿題のここがわからないんだけど……」
「ああ、そこは……」
あおいの疑問に、修は丁寧に対応する。
窓から射し込む夕陽の色が、2人の姿を照らしていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月15日
参加申し込みの期限
2016年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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