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【星幽塔】第六階層 黒衣の魔女とゴーレムの城
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◆中ボス現る
奥へと進んだ一行を待ち受けていたのは、階段の前に立つ一体の黄色の土人形だった。
今までのゴーレムとは違って、並の大人よりも大きい――2メートルほどはあるだろうか。
「あれは守護ゴーレムだよ。ゴーレムの親玉みたいなやつさ」
物陰から土人形――守護ゴーレムの様子をうかがいながら、チッタが言う。
「あいつの能力はわかるか?」
八神 修
の問いかけに、「わからない」とチッタは首を横に振る。チッタも、守護ゴーレムをここまで間近に見るのがまず初めてなのだ。
「あのゴーレムを避けて進むのは……無理そうなのです?」
椿 美咲紀
がそう言ってはみるものの、守護ゴーレムは巡回すらする気配がない。隙を突いて階段を進む……というわけにもいかないだろう。
「ここは真正面から挑んだ方がいいでしょう。もたついて、他のゴーレムを呼ばれても面倒です」
常闇 月
は、そう言うなり素早く守護ゴーレムの前へと躍り出た。
その手には、星の光を宿したナイフ。
床を蹴ってかけ出したのと、守護ゴーレムが向き直ったのは同時。
月の振るったナイフを、太い腕を盾に弾く守護ゴーレム。続けざまに放った右の拳を、飛来した石の礫が横殴りに止める。
(援護しなきゃ!)
小山内 海
が『魔土の光』を帯びた大筆を振るうたび、石の礫が守護ゴーレムを襲う。
「一気に突破してしまわないとね」
サキリ・デイジーカッター
もまた、魔土の光の石弾を飛ばしてゴーレムを攻撃する。
二人がかりの石の弾幕に、守護ゴーレムの動きがぎこちなく鈍った。
「月、合わせてくれ!」
その隙に飛び出した修が、『剣士の光』を宿した日本刀を閃かす。
「ええ」
月もその軌跡に重ねるようにナイフを一閃。連撃が、礫で削れた守護ゴーレムの胸を深く切り裂く。
しかし構わずに繰り出された拳が、修と月を吹き飛ばした。
「修くん、月ちゃん!」
美咲紀はすぐさまを『舞花の祈』を発動――そのダメージを癒やす。
すると今度は、守護ゴーレムは美咲紀の方へと向き直る。太い足にぐっと力を込めてたわめ、今まさに駆け出そうと、
「させるか」
優木 遥斗
が、強く竹刀を振り下ろした。柄に宿った翼状の小さな緑色の光――『魔風の光』が、ろっこん『風の籠手』が、ゴーレムをのけぞらせるほどの風を巻き起こす。
そしてそれは、次の一打につながっている。
引き剥がしておいた周囲のドアが風圧によって吹き飛び、ゴーレムを直撃。
よろめいた隙に、剣と上着を置いてさらにもう一枚のドアを手に突進。ゴーレムの横面から強烈な体当たりをぶちかます。
よろめいたゴーレムが放ったパンチをドアで防ぐ。一発でドアはひしゃげてしまったが、注意を引くには十分だ。
マントを翻し、二人の股下をくぐり抜ける影一つ。
ゴーレムの裏へ抜けた衛が、つま先で地面を蹴って『月面ラビット』発動。
「俺の範囲だ、逃がすかよ!」
二メートルを軽やかに跳躍し、守護ゴーレムの頭から袋をかぶせた。
突如として視界を塞がれたゴーレムがもがいた時には、既に衛は飛びのいている。
入れ替わるように再び前へ出た遥斗が、無防備な足を取った。そのまま組み付いて、ゴーレムのバランスを崩させ引き倒す。
刻まれた文字の類はないかと探しながら、
「ここは俺たちが引き受ける、皆は先へ進んでくれ」
みすみすこいつらに、手を学習させてやることはない――淡々と告げる遥斗の言葉に、
「すまねえ、頼むぜ!」
風雲児 轟
が階段へと走りだし、他の面々もそれに続く。
これでいい、と仲間たちの背中を見送る遥斗の身体を、ぐんと力のこもった浮遊感と、腹の底に響くような衝撃が襲う。
ゴーレムが、力任せに遥斗の身体を蹴りあげたのだ。
袋を取り払ったゴーレムは、宙を舞う遥斗の身体めがけて渾身の拳を、
「そらぁ!」
風をはらんで翻ったマントが、ゴーレムの注意を逸らした。
割って入った衛は、着地と同時に再び跳躍。先刻の部屋の衣服を切りとった、ほこりまみれの布を投げつける。
ゴーレムはほこりでくしゃみをしたりはしない。しかし布と、ぶわりと広がったほこりは視界を塞ぐには十分だ。
腕を振るって布を払いのけた時には、遥斗は立ち上がっている。
ゴーレムの横殴りの一撃を飛びのいてかわし、置いていた竹刀を再び手にとった。
「――む」
竹刀を構えながら相対すれば、ゴーレムが足を四本に増やしているのが見て取れた。もう一度足を取るのは難しそうだ。
なら、と『風の籠手』を再発動――ゴーレムは四本足で踏ん張ってよろめきもしない。
そこで風を受けた衛が、床をつま先で蹴って『月面ラビット』。風の勢いを乗せて壁を、天井を蹴り、斜めに上下に飛び回ってゴーレムの意識を彼に向けさせる。
その三次元的な機動にすら、ゴーレムは既に対応していた。
予測したとしか思えない正確さで、パンチが衛の腹を捉える。
かはっ、と肺の中の空気を全て吐き出して、衛は壁に叩きつけられる。
しかしその口元は、笑っていた。
今だ、と。
交錯の瞬間に、ゴーレムの身体に貼り付けたヘアピン。その場所は、『盗人の光』で研ぎ澄まされた勘が告げたヤツのコア――修と月が斬り裂いていた、胸の奥。
「そこか」
ヘアピンをわずかに避けるようにして、遥斗の竹刀がゴーレムの胸を貫いた。
残心のような間があった。
硬い手応えのあと、ぴしりと何かが割れる感触が竹刀を通じて遥斗の手元に伝わる。一拍遅れて、ゴーレムの身体が崩れ落ちてただの土くれに戻っていった。
「……腹が減った」
一仕事終えた安堵からか、遥斗のいつもの口癖がこぼれ出た。
卯木を抱え起こして肩を貸しつつ、「少し周辺の部屋を調べよう」などと言い出す。
「こんなお城に暮らしているんだ。どこかにおいしいお菓子を隠しているはずだ」
自分がお腹が空いたから、というのはあるけれど。
それ以上に、何か食べ物を見つけて持って帰って、子どもたちにわけてあげたいと思った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月25日
参加申し込みの期限
2016年11月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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