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【終業式】始めようと思ったときが始まり
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【終わらない終業式(4)】
羽生 碧南
はいまだ妄想の世界にトリップしたままだった。
(待って、千尋くん……! これは誤解よっ! 私はあなたのことが――)
いくつもの出来事(イベント)を乗り越えて、物語がついに佳境(クライマックス)を迎えようとしていた、まさにそのとき――。
「……痛ッ!?」
碧南は隣の女の子に思いきり足を踏んづけられて、ハッと我に返った。
「……碧南、校長先生の話、終わったよ?」
「……え? あ、そ、そっか! 相変わらず長ったらしいわよねぇー!」
碧南は
海原 茂
の狼藉も、
八神 修
の即興の挨拶も、何一つ認識していない様子で、そう言った。
「……碧南、あんた、トリップもほどほどにしないと道端でトラックに轢かれてもしらないんだからね」
「え、な、なんのことかなぁ?」
ジト目を向けてくる同級生の女子に対し、碧南は慌てて誤魔化し笑いをし、なんとかその場をやり過ごすのだった。
* * *
そして、そうこうしているうちに、式は代表生徒によるスピーチに移っていく。
「それでは次の生徒のスピーチに移ります。一年五組の天之川麗仁くん」
「はい」
進行役の教頭――
黒崎 俊介
に名前を呼ばれ、
天之川 麗仁
はよく通る声で返事をした。
(八神君の即興の挨拶はなかなかのものだった。僕も代表生徒の名に恥じないスピーチをしないとな)
麗仁は制服のネクタイを真っ直ぐに直しつつ、毅然とした表情で檀上に向かう。
マイクの前に立ち、居並ぶ生徒達や教職員達に一例をしてから、麗仁はゆっくりと頭の中にまとめた『二学期の思い出』について語り始めた。
「僕がこの二学期に頑張れたことは、演劇部員としての活動です。特に、マタタビック演劇フェスティバルで「オズの魔法使い」を上演したことは、二学期で一番の思い出です。仲間とアイデアを出し合い、練習に汗を流し、上演後には観客から拍手喝さいを浴びたこと――演じることがここまで楽しいとは、思いもよりませんでした」
麗仁は全校生に語りかけるような口調で、熱の篭ったスピーチを披露していく。
「もう一つ、大きなイベントとしてあった生徒会選挙では、副会長に立候補した八神修君の陣営で、猫喫茶を手伝いました。こう見えて人見知りな僕ですし、衣装で猫耳をつけることにも若干の羞恥心を感じましたが、接客を通して、多くの人々との交流を持てたことは宝です」
実際、こうして大勢を目の前にして、こうしてスピーチなどできているのも、あのときの経験のおかげだろう。
そう思うと、麗仁はなんだか懐かしく、感慨深い気持ちになる。
「寝子高に入学して以来、僕も少しずつ成長していると思いますが、その成長は、先生方のご指導のおかげでもあると思います。特に、担任の五十嵐先生、進路の相談に乗っていただいたりしてありがとうございました。無関心なようで、実は生徒のことをきちんと気にかけてくれている良い先生です。そして白沢先生、家庭科が苦手な僕のことを、授業外でも優しくサポートしてくれて本当にありがとうございました」
麗仁が二人の教職員への感謝の言葉でスピーチを結ぶと、講堂に温かい拍手の音が響き渡った。
「…………」
五十嵐 尚輝
はいつもボーっとした表情のままだったが、少しだけ照れくさそうな顔をしているようにも見えた。
「あらあら」
と、
白沢 絢子
も嬉しそうに微笑む。
やがて拍手がまばらになると、麗仁は檀上から列に戻った。
「うん。素晴らしいスピーチをありがとう」
再びマイクの前に立った教頭が言って、代表生徒によるスピーチの時間も終了となる。
「それでは最後に校歌を斉唱して、終業式を終わりにしようと思います」
教頭が合図を送ると、一瞬の静寂のあとに、聞きなれた校歌のイントロがスピーカーから流れ出す――はずだった。
* * *
「えっ、ええっ!?」
夢宮 瑠奈
は最後の最後で、自分の嫌な予感が思いもよらない形で的中したことを知り、思わず素っ頓狂な声をあげた。
「……こ、これって裏校歌の方じゃないっ?」
瑠奈が訊くと、隣のクラスメイトは突然のハプニングにお腹を抱えて笑っていた。
「あはははっ! そだね。誰の仕業か知らないけど、なかなかやるわよねぇ~」
「え、と。笑いごと、なのかなぁ……」
なるだけフツウにしていようとした瑠奈は若干の戸惑いを隠せなかった。
と、そのとき、瑠奈はクラスメイトの
響 タルト
と目が合った。
タルトはいたずら好きなところがあり、裏校歌が突然流れるというハプニングに明らかに目を輝かせていた。
(瑠奈ちゃん、一緒に裏校歌歌おう!)
(え、ええ~~~!?)
アイコンタクトで一瞬で意思疎通をする二人。
(でも、ののこちゃん楽しそうだし、あたしも割と裏校歌好きだし、まぁいいかぁ)
楽しそうに裏校歌を斉唱するタルトと、裏校歌に呆然としている生徒らを横目に、瑠奈もまた一緒になって、裏校歌を元気に歌い始めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月23日
参加申し込みの期限
2016年03月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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