\ オーバータイム!/
鈴宮 音々
木々の葉の間から温かな光が弱く差し込む。 心地よい静寂に満たされたその場所は、周辺の猫たちの集会場所になっているらしい。 猫好きな人なら、集う猫たちに誘われて、この場所を訪れることができるかもしれない――
(また冗談を言って笑う彼女の手から 何かペンダントのようなものを手渡される。 両手の上に乗せられた勾玉と彼女を交互に見比べて) これは…… (身に着けているということは 彼女の大切なものなのだろう。 そんなものを私なんかが、 借りてしまってもいいのだろうか?)
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花風 冴来
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