木々の葉の間から温かな光が弱く差し込む。
心地よい静寂に満たされたその場所は、周辺の猫たちの集会場所になっているらしい。
猫好きな人なら、集う猫たちに誘われて、この場所を訪れることができるかもしれない――
………ん、と……えと……
(表情を戻すと、何やら考え込んで。
何か自分にも冗談が言えないかな、と)
………………ぅ……
(どうやら何も思いつかなかったらしい。
ちょっと泣きそうになると、悲し気に俯いてしまって)
はい、もう一年弱、くらい……です……
(肯定と同時にこくり。
眠たそうな表情
銀色の髪には少し目立つ、所々に付いた汚れ)