陽当たりの良いテーブル席。
備え付けのソファは子どもなら6~8人座れそうな大きさ。
「いらっしゃい、何か食べたいもの、飲みたいものはあるかな?」
影の薄い店長に言えば難しいものでなければ凡そ好きなものが飲み食いできるでしょう。
ちなみにお勧めおやつは店長自家製のタルトタタン。
初めて会った子も、前から知っている子も、お喋りしながら楽しみましょう。
(すとっと着席)
竜世くんと、拓哉くん…でいいのかな?
おれ、滝原カノン!
よろしくね!
(ホットケーキに目をきらきら輝かせる)
わーい、ありがとおにいさん!
入れ物かわいい!どっちかけようかな!
んー…こっちにしよ!
(両方の瓶を手にしばらく悩んだ後、メイプルシロップをかける)
いただきまーす!
(もぐもぐ)
おいしー!
そっかー!おれもやってるんだー!
おれのギアはねー、これ!
『キングニャーサー』って言うんだ!
(言いながらランドセルの中に手を突っ込み、中から王冠とマントをつけたギアを取り出す)
(カウンターに飾られているギアに目をやり)
わー、おにいさんのかっこいい!
ねえねえ、みんなのも見せて見せて!
本業は別というか、これでもやっていけるのさ、大丈夫大丈夫。
本当に不思議なことに大人はこの店に気付かないらしくてねー。
まぁ、子どもが過ごしやすいならそれはそれでアリかなって。
うん、コーヒーはカフェ・オ・レにできるよ。
ホットケーキも出せるから、二人もちょっと待っててね。
(奥に引っ込んでややしばらくしてからトレイに
タルトタタンとカフェオレボウルに入ったカフェオレ、
バターの乗った二段重ねのホットケーキとホットミルクをのせて戻ってくる)
おまちどおさま。
ホットケーキははちみつと、メープルシロップ、好きな方をかけて食べてね。
(テーブルに温かいおやつと、くまさんとうさぎさんの形をしたシロップ瓶を並べ。
おいしいと評されれば目元を緩め)
それはよかった。
ケーキの一部は他所から買い付けてるけど、それは僕のお手製。
ああ、そうそう。
ギアバトルするスペースも自由に使っていいよ。
みんなカプセルギアに興味あるみたいで嬉しいな。
僕も好きだからね。
ちなみに僕のギアはあれ。
(そういって指さしたカウンターの上には銀の西洋甲冑を纏った騎士風の外装をしたギアが
飾られている)
ふんふふー、賑やかになって来たな!
見てたら腹減って来たな、いただきまーす!
(席に戻っては、運ばれて来た食事の前で手を合わせて、
おにぎりを齧りながら幸せそうに頬を緩めて)
気にしない、気にしなーい。
俺も外の言葉はサッパリだし、仕方ないんじゃない?
(イントネーションの違いに関して
手首をゆるゆると揺らして)
何事も試してみなきゃ分からない!
ありゃ?んー…ともかく、友達って意味だよ!多分!
(卵の件は一旦置きながら手を振られつつ
頭に?を出すタイラに同じく首を傾げながらも適当に纏めて)
なら、もうちょっとで俺と同い年だなー。俺は五代、五代拓哉だ。
カプセルギアは、この前に試運転したばっかだけどなー。
(見上げる形になる相手(カノン)に小さく手を振れば
ふと視線の端に何かを捉えて)
バトルフィールドもあるんだなぁ、この店って…
た、食べられる!?
うまくねーぞたぶん!!!
(視線にビクリとし。首を、勢いよく左右にふる)
(周囲を見るタイラに他の人の返事より先にツッコミ)
みんなライバルみたいなもんなのかっていってんじゃん!
ちげーよ!知り合いでも友達でもライバルでもないならお前は俺の何なんだって聞いてんの!
っていうかタイラえらそーだし強いのにまだトップクラスじゃないんだな?(そのうちという言葉に邪気なく、キョトンと)
(拓哉の手を握って上下にブンブン)
よろしく!拓哉!!
へっへードラゴンかっちょいいだろ~!
お店にいっぱいあるけど出しちゃダメかなー?
マスター、テーブルにギアだしてもいい?
(そわそわワクワクとした視線で)
みんな今来たばっかだからお前もこっちこいよ!
俺は源竜世!よろしくな!
(立ち上がって手招きしていたが、タルトタタンを目にして顔を輝かせながらストンと着席)
うわーーー!!うまそーーー!!!
いっただっきまーす!!
(手を合わせてもぐもぐと)
うん、(カプセルギア)やってるぜ!
お前も?あ、名前なんていうんだ?
(口を動かす合間に矢継ぎ早に質問を投げる)
マスター!これめっちゃうめえ!!
(次々に呼び止められて戻ってくる)
入っていいの?
なんかおとりこみちゅーな気がしたから…。
(言いつつドアを開けて中に入ろうと)
うんそうだよ、11歳!もうすぐ12!!
ここ、子どもしか来れないの?
不思議なとこだねー。
(首をかしげつつも、子どもだと分かってもらえたのが嬉しいらしくやや上機嫌)
(おにいさん(春夏冬さん)の言葉にぴくりと反応)
好きなの頼んでいいの!?
じゃあねじゃあね、おれホットケーキ食べたい!
(メニューも見ずに目を輝かせながら注文)
(聞こえてきた『ギア』という単語に反応する)
ギア…もしかしてカプセルギア?
みんなもやってるの?
ほぉーっ、そうかそうか…(やや棒読みに)
まぁ、これからに期待しておいてやろう?
確かに次のバトルの約束はしたが…日本ではそういうものなのか???
(考えの違いに戸惑い、周囲の者を見回して確認する)
ボクか?ボクはそのうちトップクラスに上る者に決まっているだろう!
(ふと会話の中で先程の名前のイントネーション違いに気付き)
すまない、拓哉だったか…。どうにも日本語は難しいな……。
拓哉をボクの友達としてくわえる事はやぶさかではない。
ラミ??フランスの選手のか?いやラミ…ネート?
……それともそれはボクの呼び名だったりする、のか?(?マークを頭に大量に浮かべ)
ボクのギアは白虎タイプだ!
拓哉がギアを持ってきているのなら見てみたいものだな。
ん、新たな客人か?おい、なぜ逃げるんだ!(入口に視線を向けて目を細め)
ボクはとって食ったりなどしないぞ!?
秘密の店か。中々面白いじゃないか。
(ライバルという言葉にはやや複雑そうな顔をしつつ肯定も否定もせず)
しかし金を取らないなど、そんな事でやっていけるのか?
(不審そうな目を向けるも運ばれる料理にごくりとのどを鳴らし)
…まぁ、ためしに食べてやらなくもない。ボクもそのタルトタタンをもらおう。
この店のコーヒーはカフェ・オ・レには出来るだろうか?
そうそう、ここは秘密のお店だからね。
だからスクレっていうのさ。
ふふ、タイラくんと竜世くんはお友達というよりライバルみたいな感じなのかな?
いいねぇ。
あ、おにぎりは具無で爆弾サイズだね、承ったよ。
じゃあちょっと待っててね。
(じゃれあってるような二人を眺めて呑気に笑いながら一旦奥に引っ込むと、トレイの上に具無の大きな爆弾おにぎりとお新香、みそ汁、そして甘い香りを漂わせるタルトタタンとホットミルクを載せて戻ってくる)
おや、また新しい子が来たね。
席ならたくさん空いてるし、どうぞ中に入って入って。
(カノンくんの姿を見つけるとにっこり笑って中へと促し)
ここ、不思議なことに子どもしかみつけられないみたいでさ。
君も15歳以下なんだろう?
なら立派なここのお客様だ。
(拓哉くんの前に爆弾おにぎりとお新香とお味噌汁、
竜世くんの前にタルトタタンとホットミルクを置いて)
はい、おまちどおさま。
タイラくんときみ(カノンくん)も何か食べていかないかい?
うち、子どもからはお金とらないから。
好きなものを選んでよ。
鯉や蛇が竜になるって話もあるし、
鳥がドラゴンになる事もあるかもなー
…ドラゴンの卵って美味いのかな。
(楽しげに言い合いを見ながらフォローのつもりか一言
その後に竜世の方を見てぽつり)
ライバルは好敵手とも言うけど…
競い合う仲ってのは確かっぽい?
んー、タイラも、そんな気負っても特に何も無いぞ?
(二人の会話に少し考える素振りを見せるも
苦笑混じりに言って)
良いんじゃない?友達で!
握手でもしてみる?
タイラなら…ラミって所かな!
(至極単純に答えながら手を竜世に差し出しては
タイラの方を横目で見ては先程の事を思い出し)
俺がそう感じたってだけだけどさ!
この前、試運転したばっかだから分からない事ばっか、
んー?というか、此処で出して大丈夫かな?
竜世はドラゴンか、カッチョイイなぁ!
…ん?誰か逃げた、おーい、怖くないから戻っておいでー?
(話の最中でふらっと席を立っては
ドアの方まで行ってドアの隙間から顔を出して)
うるせー!これからでっかくなるんだよ!!
ドラゴンだって生まれたときからおっきかったら卵が大変だろ!!
(タイラの言葉に目を瞬かせキョトンと)
だってお前次はボクがとか言って次のバトルの約束したじゃん
ならただの知りあいじゃないだろー?
もちろんもっともっと強くなってやるぜ!!……って思うけどじゃあお前は何なんだよ?
(拓哉に向き直り尻尾をふるようなテンションで)
拓哉6年生か同い年だと思ってたんだよなー!
ピシッてしなくていいなら拓哉も友だちでいい?
仲よくしよーぜ!
(カプセルギアの話を前のめりできき、話終わりと共に椅子にもたれ掛かったまま首を倒し天井を仰ぐ)
オレの知らないタイプがいっぱいあるんだなぁ~
オレのはドラゴンなんだ!
はずかしがりやなら見たいって言わない方がいいか?
ちょー見たいんだけど!!
ってあー!!!お客さん逃げちゃう!!マスターつかまえて!
(学校帰り、とことこと歩いていたがふと立ち止まる)
…あれー?
こんなとこにこんなお店あったかなー?
まあいいや、入ってみよーっと。
こんにちわー!
(勢いよくドアを開け)
(…るが、中で繰り広げられている舌戦?に思わずフリーズ)
…おじゃましましたー?
(しばらく固まった後、そろそろとドアを閉めようとする)
【ドラゴン】と名乗るにはずいぶんと小さく見えるが…?
(わざとらしく視線を上から下へと流すも、続く言葉に自分も驚き)
はぁっ!?お前はあれで友になれるというのか!?
ラ、ライバル…だと!?(ライバルの単語に落ち着きなく視線をさ迷わせ)
ちょ、調子にのるなよ!ボクの本当の実力はあの程度ではないんだからな!!
ボクのライバルになるつもりなら、もっと強くなってから言えっ!
(ふん、と顔を背けるも頬と耳も若干赤くなっている)
んんっ!(もう一度取り成すように咳払いをし拓也に視線を戻し竜世との会話を耳に入れ)
拓也…といったか?中学生ならボクの知らない事も知ってそうだな。
いいだろう、一緒に話を聞こうじゃないか(ふたりの席へと近付いていく)
ボクはパーツを買いに行く途中でコイツに会ったんだが、少々道で騒いでいたため
もしかしたら見られた可能性があるかもしれないな…
ほぅ、拓也のギアはカラスタイプなのか。しかし、恥ずかしがり屋?
(玩具に対してとは思えない言葉に首をかしげる)
(テーブルに広げられていたメニュー表が目に入り)
この店にはタルト・タタンが置いてあるのか…
あっはっはっ!2人とも元気だなぁ!
取り敢えず、タイラもこっち来たら?な?
(まるでコントのような遣り取りに抑える気も無い様に笑って)
バレた!?そうそう中学一年生だぜ。
あ、でも敬語とかは勘弁な?
使うのも使われるのも慣れない慣れない
(緩い笑顔で手首を揺らしながら)
カプセルギアなぁ…あれ?そういや、2人ともどっかで見掛けたよーな、見掛けてないよーな?
どんなって言うなら恥ずかしがり屋なギアだな!カラスタイプって言うらしいけど…あんま見掛け無いんだよなぁ。
(ふと、記憶の隅っこに何かを思い出しそうになり首を傾げて)
そっか。じゃあゆっくりするな!
(からッと笑って)
あ、マスターオレは甘いものがいい
マスターのオススメの甘いのちょうだい!
1年……?
(体ごと首を横に倒し不思議そうな顔。ハッとして目を大きく開き)
もしかして拓哉中学生か!?
鳥じゃねえよ!オレは竜世!
ドラゴンなんだからな!!
ちゃんと覚えてるけどビックリしただけ!
(がるると唸って見せるもタイラの言葉に驚き)
えっ友だちじゃねえの!?
じゃーライバル的なヤツだ!
前に一回カプセルギアで対戦して、あ、拓哉とマスターもしてんの?
どんなカプセルギア?
(興味津々という顔で話題をコロコロ転がす)
スクレ……秘密という意味か。あなたがここの店主なのか。
(母国語の名前に親近感を覚え、少し警戒を弱めて店主の説明を聞く)
人を指差すな!マナーがなっていないなっ(不機嫌そうに眉根を寄せ)
それにボクはお前にタイラと名乗ったハズだが?
まぁ、つんつんのトリ頭では覚えていないかもしれないがな。
(ふんと偉そうに腕を組んでバカにするよう竜世を見やり)
少々騒がせたようだな…(店主と拓哉に向きなおり)
ボクはタイラ・トラントゥール。そこのトリ頭とはちょっとした縁だが
別に友達というわけではないからなっ!?(首を振って否定し、竜世を横目に睨む)
おぉ、大歓迎感丸出しって感じだな。
それなら座っちゃうぜ?
俺?俺はこの前1年になったばっかで、4組だっけか。
(招かれるままに座りつつ、
微妙に言葉足らずの説明をしては更なる来客と竜世を見比べて)
お友達?もしくはライバル的な?
そういえば、このお店にもカプセルギアが侵攻してるなぁ。
(お互いの反応から他人では無いと理解し、
面白い物を見る様な目をして)
爆弾かぁ、具なしの爆弾おにぎりをお願いできます?
拓哉くんに竜世くんだね。
うち基本の休みは日曜日だけだから、学校帰りとか暇なときはいつでもおいで。
そっか、竜世くんの家は料理屋さんか。
お母さんのお手伝いしていて偉いね。
気持ちは嬉しいけど、お家で頑張ってる分うちではゆっくりしていってよ。
拓哉くんはでっかいおにぎりね、具はお任せで大丈夫かな?
何種類かの具を入れた爆弾握りにも出来るけど。
(注文をメモにとりつつ、ドアベルの音に気付いて扉の方を振り返り)
おや、本当に千客万来とはこのことだね。
いらっしゃい。
ここはスクレ、喫茶店だよ。
(タイラくんに説明しつつ、竜世くんとタイラくんの反応にきょとんとした顔を見せ。
双方の顔を交互に見て首を傾げ)
あれ、竜世くんのお友達なのかな?
しきさん、てんちょう、ますたー
(口に出して音を確かめるように)
ん!じゃあマスターってよぶな!
オレは源竜世!5年生3組なんだ
(褒められてうれしそうに)
へっへー、マスターすごいな!名探偵じゃん
母さんが料理やさんやっててさあ、オレも手伝ってるんだ
水を出すのがオレの仕事!
マスターのことも手伝ってあげてもいいぜ!
オレはOKだぜ!早くこっちこいよ
友だち増えるのはうれしいじゃん♪
(立ち上がって拓哉を手招き)
そういや拓哉は?何年生??
(音に反応して振り返り)
あ、いらっしゃいま……って、
あーー!!お前!(タイラを指さす)
はじめていらっしゃいました!
相席?その子が良ければ相席しちゃおっかな!
(2人に出迎えられては、
楽しげに言葉を返してテーブル席に近付こうと)
15かぁ、それなら俺はギリギリ…セーフだ!
おにぎりお願いします、マスター。でっかいのね。
(返事を待つ様に壁を背にしながら小さくなったお腹に手を当て、
特に考えるでもなく注文をして)
んー、こうゆうのを確か千客万来って言うんだっけ?
俺は五代 拓哉。通りすがりのふふんふー♪
(テンションや口調を目まぐるしく変えながら、
扉が開く音に反応しては日が差す窓を背にする様に動いては親指をグッと立てて自己紹介
ただし思い付き故か特にネタを詰めている訳では無いらしく鼻歌で締めて)
なんだ、この建物は?こんなものあっただろうか…??
怪しい……。(腕を組んで道端に佇み思案)
だが、なんだか妙に気になるな…。
………………………。こっそりと覗いてみるか。
(そろりと店へ近付き、入口の扉にそっと手をかけるもドアベルの音が響いて
びくりと肩を跳ねさせ。数人の人影を見て取り繕うように咳払いし)
ん、んんっ!……邪魔をする。ここはなんだ?なにかの店なのか…?
(店内の様子を一瞥すると、ひとり見覚えのある顔に気付き。ぴくっと目元を引き攣らせる)
僕は春夏冬 四季。
店長とかマスターとか、好きに呼んでくれていいよ。
(竜世君の様子を目を細めて眺め、ドアベルが鳴ると入口の方を向いて新しいお客さん
を出迎え)
いらっしゃい。
君も初めての子だね。
ここはスクレ。
15歳以下の子は無料で利用できる喫茶店だよ。
相席でよければこちらへどうぞ。
席は他にも空いてるからカウンターでも、別の席でも大丈夫。
(五代君に竜世君のついている日のあたりの良い席や他の席も案内し、まるで店員のよう
な竜世君の様子に笑って)
はは、バイトくんを雇った気分になるね。
良い声だ。
もしかしてお家はお店をやってるのかな?
ああ、そうだ。
よければ君たちの名前も教えて貰って良いかな。