陽当たりの良いテーブル席。
備え付けのソファは子どもなら6~8人座れそうな大きさ。
「いらっしゃい、何か食べたいもの、飲みたいものはあるかな?」
影の薄い店長に言えば難しいものでなければ凡そ好きなものが飲み食いできるでしょう。
ちなみにお勧めおやつは店長自家製のタルトタタン。
初めて会った子も、前から知っている子も、お喋りしながら楽しみましょう。
皆いろいろ希望をだしてくれてありがとう。
イベント用に車を用意したからね、結構いろんなものをだせると思うんだ。
皆の意見を参考に甘いお菓子を中心にフランクフルトとかお祭りっぽい軽食もだしてみようかな。
イベント中は買いに来てくれるのはもちろん、お店屋さんごっこのノリでお手伝いしてくれるのも
歓迎するよ。
(龍樹くんの言葉にうんうん頷き)
うん、大人もギアで遊ぶよ。
今の大人の中には子供の頃カプセルギアがあったらなぁって思っている人達も多いはず。
童心、子どものときの気持ちを忘れられないのは悪いことじゃないからね。
(ようやく周りのギアに気づき)
かっけえ! ここ、ギアがいっぱいだな!
(カウンターに駆け寄る)
これ、店長さんのギアなのかー!
大人でもギアはやるんだな、母ちゃんに教えてやらなきゃ。
お祭りかあ。ちまきもうまそうだな!
クリームなんたらってのも食ってみたいな。
オレは・・・うーん、たこ焼きも焼きそばもフランクフルトもりんごあめも食いたい!
あとわたがしとラムネとおえかきせんべいと・・・チョコバナナ!
『店長さんのギア、かっこいいよね!』
(空いたお皿に気付くと片付けて)
『くまだよ! こぐまでも くまはくまだよ!』
(源さんとタイラさんに手を振り返し)
『タルトタタン、美味しいって言ってくれてありがとう!』
(ぺこぺこお辞儀)
『もちもちのちまきもクリームブリュレも、エッグタルトもおいしそう……!』
店主のギアはバランス型なのか。シンプルゆえに、なにか工夫がされていそうだな。
(銀騎士を眺め、首を傾け別の角度からも見つめてみて)
(新しい客の気配に視線を向けるも着ぐるみのくまの登場に驚愕し)
くまが出てきただと!?(思わず行動を目で追い、片づける様に目を瞬かせ)
これは普通…なのか?しかし、あの手でずいぶんと器用だな…。
(初めのうちはやや警戒するも店主の紹介に落ち着き)
ミーシャ…。ここではくまも店員なのか…。まぁ、テーマーパークのようなもの…だろうか?
確かに先ほど食べたタルトタタンは美味かったな。
(竜世と会話する龍樹に自分も名乗り)
ボクはタイラ・トラントゥールだ。
そちらはネコ型のギアなんだな。ハンチングを被っているとは珍しい。
(龍樹のギアを見て頭の帽子に目をとめて)
『ぐらぐら』…確かにそのようなイベントのチラシを見かけたな。
この店も参加するなら、僕もイベント時にはお邪魔しよう。
食べたいもの…なんでも良いと言うなら、ボクは直前にバーナーを入れる
クレームブリュレが好きなんだが、祭りには不向きだろうか…。
エッグタルトのようにブリュレをタルトにしたものなら、いいだろうか?
あー、うまかった!
(タルトタタンをたいらげて)
(源さんのテンションに驚き、辺りを見回しつつ)
え、オレのこと?
オレは白石 龍樹!
ギアは・・・(カバンからカプセルギアを取り出し)
これだ! ムテンっていうんだぜ!
http://rakkami.com/illust/detail/12057
銀騎士?
アルジャン!すっげーーーかっこいいな!!
くぅーーー!!ギアたくさん見てたらバトルしたくなってきたーー!!!
(夢中だったギアから顔を上げて)
ほんとだ増えてる!くまじゃん!!
オレは源竜世!
ミーシャよろしくな!(力一杯手を振って)
タルトタタンすっげーーーうまかった!!
そっちのお前は名前なんつーの?
ギアは?
(たたみかけるようにテンション高く)
お祭りだったらオレねー!ちまきが食べたい!
ご飯のやつじゃなくて白いもちもちのやつ!!
ギア?・・・カプセルギアか! おれも最近はじめたんだ!
ミーシャっていうのか・・・こどもでもクマって大きいんだな。
『ぐらぐら』? なんかおもしろそうだな。
お、うまそーなにおい!
タルトタタンってこれかあ。いただきまーす♪
(夢中で食べ始める)
(戻ってきて五代さんにお辞儀)
……♪
(貰ったホワイトボードを早速首にかけて書く)
『店長さん ありがとう!ぼくはミーシャ!このお店のお手伝いをしています。みんなよろしくね!』
『ここのタルトタタンはとってもおいしいよ!』
(挨拶のためにぺこぺこお辞儀して手を振る)
(メモを手に奥へ一度引っ込んでからトレイの上に牛乳の入ったグラスと林檎の良い
香りがする焼き菓子の皿をのせて戻ってきて)
新しいお客さんもいらっしゃい。
はい、ご注文の冷たいミルクとタルトタタンだよ。
(にこやかに笑って龍樹くんの前に注文の品を出し)
そうだ、ミーシャにはこれを渡すの忘れてた。
はい。
(こぐまさんに首から提げられる紐のついたホワイトボードとクリーナー付きのペンを差し出し)
みんなとやりとりするのに困った時に使ってね。
おっと、反応が鈍くてごめんよ。
僕のギアは銀騎士っていうんだ。
僕自身はアルジャンって呼んでるけどね。
設計構想も戦い方もシンプルなバランスの良いギアだよ。
ああ、ミーシャありがとう(ミーシャからメモを受け取り)。
皆にも紹介しておこう、この子はこぐまのミーシャ。
うちのお店でお手伝いしてくれてるんだ。
お喋りは得意ではないけれど、みんなのお話はちゃんと分かるから注文の他にも
話しかけてあげてね。
ああ、そうだ。
今度町全体でのイベントがあるんだけど……『ぐらぐら』だったかな?
うちも参加しようと思うんだけど、何か食べたいお菓子とかあるかな。
みんなが食べたいものを参考にイベント用の商品を出すつもりだから遠慮なく教えてよ。
今メニューの中にあるものでもアレンジして出せるし、お菓子以外のものでも大丈夫だ
からね。
(クマさんの動きをずっと眺めていたが、五代さんに気づき)
お、おう・・・
ここってクマが店員さんなの?
あやー?新しいお客さんだー?
んで、あっちが噂の店員さんか!
(ドアの音に首を傾ければ空いてる席に座った白石に手をフリフリ)
……♪
(反応に上機嫌)
……!!
(踊ってると言われて顔の前でバッテンする)
……♪
(注文をメモして奥の方へとてとてっと歩く)
……!!
(メモを破って四季さんに渡す)
わわっ、なんだコレ?! すげえ、クマだー!
(驚きつつ、動く様子を見て)
・・・なんかかわいいな。なんでおどってるの?
えーと、何を言いたいかよくわかんねえけど、おすすめだっていうからタルトタタン1つ!
あと、冷たいミルクもください!
(こぐまの着ぐるみがとてとてっと歩いて空いたお皿やグラスを片付ける)
……!
(白石さんにお辞儀して注文を取りに行く)
……♪
……!!
(タルトタタンについて身振り手振りで説明しようと頑張っている)
こんちわー!
ここ、お金いらないってほんとか?
(空いている椅子に座り、メニューを広げる)
えーと、タルトタタン、ってなんだ?
くっ、こいつ聞かれたくない部分ほどちゃっかりと……。
(竜世の言葉にうぐぐと唸りつつ耳が熱くなっていくのを感じ
極々小さな声で呟いた後やけくそのように叫ぶ)
ライバル候補だ!こ・う・ほ!!わかったな!?
(興奮を抑える様に息をつき、カフェオレボウルを両手で持ってのどを潤す)
あぁ、よろしく頼む。ふむ…特に畏まっているつもりなどないのだが
ボクは堅苦しかっただろうか…?
もしくは怖がらせていたりもするのだろうか……?(ぽつりと呟いて首を傾げ)
拓哉のギアは忍者のようだな。カラスが名なのかと思ったがそうではないのだな…。
良くわからないなら自分で試し徐々に謎を解明していければ良いだろう。
メルシ……ごちそうさま、だったか。
(タルトタタンを食べ終えて、真新しいネイビーのランドセルから白虎を模したギアを取り出す)
これがボクのバルティーグルだ。性能については実際バトルした時に知る事となるだろう。
バトルかぁ、整備前に色々やってみるのも面白そうだな!
(手持ちの小さなポーチがガタガタ揺れた・・・気がする)
よろしくなー、カノン。
本当に色々なタイプが居るなぁ、弄りがいのありそうなパーツも多いし!
(次々に出てくるギアとマスターのギアを見回して、嬉々とした表情で)
ご飯はゆっくり食べないと喉詰まらすぞー?
なんか給食みたいになってきたな。・・・ふわぁ
(言いつつ自分の分を口に放り込んでは軽く欠伸を漏らして)
にゃはは、宜しくなタイラ。別に畏まらなくて良いぞー?
名前かぁ、俺もカラスに何か名前付けるやろうかなぁ。
俺はあんまりバトルする方じゃないけど、やる時が来たら楽しもうぜ?
(今更ながらタイプ名のままの自分のギアの事を少し考えて)
じゃあ許可も貰った事だし、おいでカラス
(小さなポーチから出されたのは全体的に黒っぽく汚れた忍者を象ったギア)
こいつが相棒のカラスで最近見つけたんだ、
初めに見つけた時から、ちょこっと弄られてるみたいで俺も詳しくは知らない!
バトルスペース!行ってみてえな!!
(落ち着きなくタルトタタンと外との間を視線を行来させ)
んんー?ややこしいことばっかいうなお前ぇ。(タイラの台詞に体ごと首を傾げ、ぽむっと手をうつ)
まだ違うけど興味がある。つまり……、そのうちライバルでいいってことだな!じゃあもうめんどくさいからライバルってことで!
よろしくな!タイラ!
あとカノンもよろしく!!
(スッキリした顔でタルトタタンを勢いよく食べ終え)
ごちそーさまでした!
(立ち上がってカウンターのギアに駆け寄る)
マスターのギアかっけーーな!!!名前は?ねえ名前は何て言うんだ?
うわーっ!カノンのキングニャーサーも騎士なのか。
マントつけてんじゃん強そー!
(ごそごそとランドセルをあさり、大事そうに赤と黒のドラゴンを象ったギアをとりだす)
じゃーん!俺の相棒はコイツ!
『スターライトナイト』っていうんだ!
ドラゴン型のちょー攻撃タイプなギアなんだぜ!!
かっこいいだろー!
ボク達だってただの客なんだ。
それに他ならぬ店主が良いと言っているんだ、誰に遠慮する必要がある?
お前……11…なのか…?随分と大きいんだな。
(座ってなお見上げねばならない姿に唖然と目を瞬き)
カノンというのか。ここに居るものはみなギアをやっていたようだな。
ボクはタイラだ。タイラ・トラントゥール、最近日本へやってきた。
今は寝子島小学校の5年2組に所属している。
(脊髄反射的に竜世へ向かって吠え)
お、お前のことはまだライバルと認めたわけじゃないぞっ!!
……ただ、初めてにしては筋がイイと、思っただけで…
まぁ、その力に興味がないわけでも、ない…が……。
(否定した後、視線を逸らしてぼそぼそ小声で言い訳がましく呟き)
(苦虫を噛み潰したような顔をしてキッと睨みつけ)
うるさいうるさい!!まだここに来てから短いんだ!
すぐにトップになれるほど甘くはないだろうがっ!?
そう言って貰えると助かるが、名前は大事なものだろう、気をつける。
ママンから教わってはいたが、微妙なニュアンスはまだ違うようだ…
帰ったらもう一度しっかり復習しておかないと。
(友達の意と聞き、己の勘違いにこれ以上ないほど顔を赤くさせて動揺し)
そ、そっちの意味でだったのか……///。と、とにかく拓哉ならボクは問題ないっ!
無粋なことを聞いたか。ひとまず今は店主に甘える事にしよう。
あぁ、良い匂いだな。(りんごの敷き詰められた菓子に頬を緩め
カフェオレボウルに砂糖をいれる)
ではいただこう。店主の手作りとは、さて味はどうだろうな…。
!!ッ・・・美味いっ!フランスで食べていたのとも変わりないじゃないか。
気に入った!この店をボクのお気に入りにしてやろう!
バトルスペースもあるのか。ん?誰か来ているようだし、ボクもあとで邪魔をしよう。
(カウンターを見てたあと取り出されたギアに目を向け)
店主のギアが騎士でカノンのギアは円卓の王にも似て見えるな?
ではボクの『バルティーグル』はこのタルトタタンを食べ終えてから見せよう。
(出されたカプセルギアを興味深く眺めつつ皿の上の菓子を先に片付け)