空が、夕暮れと宵闇の狭間で揺れる短い時間。
朱色と、紺から黒に変わる色の中
全ての景色が切り取られたかのように不思議な色を湛えている。
ある少女は静かに語る。
「この時間には時々
妖精でも女神でもない、人ならざる存在も現れるのよ」
*夕方の雑談トピックです
*独り言や探索にもどうぞ
*トピ主様に作成許可済み
そうね。
世界が正しく機能する為には秩序が必要不可欠だわ。
ではその秩序とはなにか。
神様が落ちて来る前の世界は
本当に秩序ある世界と言えるのかしら。
本当は今の無秩序の様に思える世界が
本来の秩序ある世界ではないのかしら。
そもそも、神様は一体どういう存在なのかしら。
ずっと考えているのだけれど、答えがまだ見つからないの。
神様がもっと頑張ってくれたら、とは私も思うのだけど
もしかしたら神様は現状で
精一杯なのではと思ったりもするわ。
余裕そうに見えても、ただ強がっているだけなのかも。
確かに貴方の事は嫌いよ。
でも私は本当にどうだっていい人間の事は嫌いだとも思わない。
そんな人間は知らない。それで終わり。
本当に入りたくないというのなら
今後一切私の目の前に姿を現さないことね。
私の周囲をうろつかないで。
別にいいじゃない。
貴方がいう顔がどんな顔か知らないけれど
下らないプライドは捨ててしまいなさい。
その方が楽になれるわよ。
そうね。愛情だけというのもおかしな話だわ。
憎しみは持たない方が良いけれど
全く不要という訳でもないのではないかしら。
制御したりする必要はあるけれど
塵の様に捨てていい感情だなんて
この世に一つも有りはしない。
少なくとも、私はそう思っているわ。
私は優しいわけじゃない。
ただ我儘で自分勝手なだけ。
だけれど貴方がそう感じるのなら
貴方にとっての私は優しい人間なのでしょうね。
そうね。あの子は矛盾している。
あの子の望みは普通の人間の女の子として
普通の高校生活を送ることらしいけれど…。
でも、それであの子は満足できるのかしら。
普通に生きていれば大抵の人は未来を夢見る。
あんな事がしたい、こんな風になりたい。
欲望は増える一方で果てがない。
そういった望み総てを諦めて
あの子は天に帰れるのかしら。
あの子はどうしても、天に帰らなくてはいけないのかしら…。