扉の横には『皆口』の表札。
玄関は簡素な靴箱。中には学生用の革靴や、おしゃれスニーカーやブーツなどが並べられている。
ビニール傘が2本立て掛けてある。玄関にサンダルが一足置いたまま。
来客用スリッパが3足。地味無地のと、水玉のパステルカラーともこもこのやつ。
リビングには、2人掛けのソファーベッドと、液晶テレビ、真ん中にちゃぶ台がある。
トイレはやマットやスリッパ、トイレットぺーパーや便座カバーがフラックのデザイン。
角にコーナー用の細長い棚が置かれ、漫画とか造花とか置いてある。下には芳香剤や消臭スプレー。
綺麗に掃除されてて、壁に風景のポスターが小さく貼ってある。明るい印象。
説男の部屋
アニメや特撮、動物のポスターが額縁に入って飾ってある。
棚に漫画や専門書、雑誌、小説、ラノベ、英語で書かれた本、ゲームの攻略本、音楽のCD、お気に入りのDVD、ボードゲームなど。カーテンが引かれた部分もある(エロいやつ)。
パソコンデスクにパソコンやプリンター。辞書。書きかけのレポート。
別に小さい机。
ゲーム機やDVD再生機。
折り畳み式のベッドは普段は畳まれている。上着が掛かってる。
たくさん物がある。それなりに整頓されていて、狭いスペースを有効利用した感じ。
従夢の部屋
几帳面に整理整頓されている。本棚が大半を占め、学術書や専門書、(医学、心理学、犯罪心理、社会学、人類学、などが多め)詩集、文学小説、古書、(外国のもの多め。言語版もある)
事務机にノートPCが置いてある。
掃除が行き届いており、生活感が感じらそうなものはそのまま置かれた折り畳み式ベッドぐらい。
ーーーーーーーーー
説男、従夢が【入室】から【退室】するまでの間はどなたでも対応します。
訪問販売とか、間違えたとか、何でもアリです。
ただし、中にお通しするかどうかは状況しだいです。
(従夢の方は殆ど人を家に入れたがらず、対応悪い可能性大。居留守も使います。)
説男のともだち設定3以上の方は居なくても説男を召喚可能です。一緒に来たとかでも大丈夫です!
従夢のともだちは……設定4以上の方なら。いれば。
蘇生魔法を詠唱するより、口の中に水ぶっかけた方がまだ早いぞ!または人工呼吸!
そういうことだ! 人によっては空振りと言われるが、まあそれは気にしない!
…まあ、たまに実の兄さんとかそういったのが恋しくなる弟君ですが、
今は勘助や説男くんみたいなかわい子ちゃんを愛でるのに一生懸命なイケメンお兄さんなのです!
【とニカッと笑う】
おう、お守りみたいなもんだ
お守りにしては少し大きいがな!ハハハ!
わっかんないよー? 吸血鬼が血を吸うぐらいなんだ、きっと美味しいんだよ多分!
んー…俺のために怒ってるんだ、というのは耳にタコができるほど聞いたけども…
どうしても反射的に反抗してしまう、というのかねえ…んー……僕にも分からないな……【と自信なさげに】
ま、当然世界一のイケメンである俺が引っ張りあげたのだからな!
…勘助や僕を優しく受け入れた人達がいるこの世界のおかげというのもあるけどね
そうじゃなかったら、僕は生きようともしなかったし、勘助も不信のままで終わってた…かもしれない
【と小さく呟く】
うむ!説男くんもお互いに本気で愛せる女性をみつけるんだぞー!【頭がしがし】
…あ、いや、そうじゃないぜ!
喧嘩がない両親もいいよなあーほのぼのとしてて、まさに仲がいいって感じのイメージが……
……喧嘩や対立がないのに、嫌われていたのかい?
【首をかしげながら、そっと頭を撫でようとする】
ありゃま、そこにー?!
というか息止めたら酸欠しちゃうぞ!
【涙を流しながら、意識が遠のく】
最強から行くシステムなの!?トラクエで行き成りパラモス言っちゃうカンジなの!?超激辛はソーマか!ザオリク唱えた方がいいヤツ!?
センパイ大丈夫?激辛食べる前からテンション高いっさすがっやっぱ、コレくらいじゃないと闘えないよね!そういうコトか!
お兄さん、、、そか。
そうなんだ。(んーと複雑な顔)
その睡蓮の花、大事なやつなの?
……えっオレ食べられてしまうのぉ!?ひえっ
オレ食べてもおいしくないよっーーーぴえーー(変な声)
(蓮太郎さんに頭を撫でられ、嬉しそうな顔でどうしたんだろーっ?見てます)
雷親父こわそうっでも、いいお父さん、なのかな?だよね?
蓮太郎さんのお父さんなんだもん、きっといいお父さんだよねっ?
カンちゃんは、センパイがいてくれて良かったーって思ってると思うよ。人見知りを治したくて、ここにやってきたのに、お父さんの気持ちに応えれてないって、思ってるトコはあると思うけど。そうだったとしても、気持ちに応えたいって思える勘助君になったのは、センパイのお蔭だと思うんだ。
本気で愛し合える人……かー。そんな人が見つかればいいよね。そじゃないのに結婚しちゃったら、相手の人が可哀想だし、カンちゃんもきっと嬉しくない。もちろん、蓮太郎さんも……。
え、オレ!?
(自分の話を振られて、ほえっと驚いて)
んー、んん、意見が合わないとか、とかそういうのは無いよ。ケンカもしたコトないし。
(不安げに尋ねる蓮太郎さんを見て、口を結んで、うん、と頷き)
うーーん、もっかって、センパイ。オレ、何か変かな?聞きにくいコト、聞いたって、思ってる?
別に平気だよ。言うのは構わない。そーだね。(困った顔で笑って考えるように黙り)
何ていうか、さ……。
仲は良くなかった。てか、オレは嫌われてたよ。多分ね。
(くすぐってた蓮太郎さんから解放されると、ぷあーっと息を我慢してた様子で、はぁはぁ言ってます)
、、、、っっふにぃい、ここ、ここだよ、せんぱい……。
(もそもそ手を伸ばし)
はぁはぁ、息、とめてた~
(蓮太郎さんが寝れるまで唄ってます)
超激辛に偶然勝てば、中辛も楽勝じゃん!いけるいける!
牛乳の甘みで辛さを吹き飛ばしてくれるに違いないウン【遠い目】
ハハハーッ 俺のこの美しさはプライスレス!
兄弟……そういえば、いたぜー兄さん一人
けど、身体がすっげえ弱かったから…生まれる前か後かは分かんねえけど、
とにかく、すぐおっちんじゃったみたいだー
【と懐から取り出した白い睡蓮の花を指先でいじいじ】
なあに、出荷はしないさー俺が食べちゃうから♪
(なんとなくの思いつきで、近畿から寝子島へ飛ばしちゃったけども、これはこれで正解だったかな…)
【と心の中で呟きつつ】
ん、そうだな…
【と頭を優しくなでなで】
頑固親父だな、うん! 雷親父ともいう!
そうだなあ…結構意見が合わねえなあ、今もだけど
…男一人でもなんとか勘助を大きくすることはできた
今更お母さんが欲しいとは言っても…まあ、本気で愛し合える人となら結婚はするけども…
…説男くんは親とは喧嘩したり、意見が合わないって思ったりとか、なかった?
【と不安げに尋ねる】
っと…ちょっとやりすぎちゃったかなー?
【と離しつつ、布団からひょっこり顔出しつつ】
おーい、説男くん、大丈夫かー? てか、顔どこー?
…………
【目を閉じて、讃美歌を静かに聴く】
ちょ、超激辛は間違って食べたら中辛では太刀打ちできないよっ
水もそだけど牛乳用意しとくっ!牛乳飲んだらだいたいのコトは一件コンプリートっ
仕方ないなあ、センパイのビボーにはかなわないぜー
センパイはキョーダイいないの?
何なにー?オレ連れて行かれちゃうのっどなどなっ?
(蓮太郎さんに抱きしめられながら、おとなしく声に耳を傾け)
気付いただけで、それは凄いことだよ。
うん、そうだよ。きっとそう。蓮太郎さんだって、勘助くんが幸せなのが、一番いいと思うから
お父さん、ハゲシーなぁ。ガンコ親父なの?
でもいいお父さんだね。お父さん、スゴく痛かったろうね。蓮太郎さんにしょーりゅーけんしちゃった時。
お父さんと意見合わないの?
勘助くんのコトかんがえたら、早くお母さんを、って思っちゃうのかなあ……?
わー天罰っ……
(足の裏をくすぐられると、つま先をぐーっと曲げて、我慢する。息を止めて必死で堪えているようです)
、、、、、、っっっ
(蓮太郎さんに強く抱き返さるのをそのまま受け入れて、手はしっかりと握りしめて)
わかった。ちゃんと握ってるよ。うん、ついてく。どこにも行かない。
(蓮太郎さんがうとうとし始めたら、ささやき声で子守唄代わりに賛美歌の『夕日落ちて』を歌い始めます)
…まあ、あれだ、甘口と超激辛と間違って食べてしまった時の為に、
ちゃんと食えるようにしないとな!
大量のお水もってこーい! …あ、水道代は俺の美しいお顔に免じて別払いで!
いいなー…俺もそんなお兄さん欲しかったなー…
…いっそ、説男くんや従夢くん一緒に連れて行こうかなー【ぽつり】
【静かに微笑みながら、ぎゅっと抱きしめようとする】
……ありがとう、説男くん
大事に想ってくれたにしろ、大事に想う気持ちを踏みにじって無下にしようとしたことには変わりはない
ただ…こうして素直に笑えて、元気に人と話せる今があるのなら、確かに親への一番お返しにもなる、かな
うんうん怒鳴る怒鳴る!
でも昔の方がもっとやばかったなー…たとえばマジで死にてぇって叫んだ時に、
「そこまで死にてぇなら俺が直々に天国まで殴り飛ばしてやるわー!」みたいな感じで
昇竜拳を繰り出していた程…あれはマジで天国見えた気がした【遠い目】
隣の芝生は青い、ってやつ? …ははは、そうだな…【苦笑い】
反抗期は…んー……あれだ、教育だの再婚だのとめちゃくちゃ現実的な問題で、意見があまり噛み合わないってだけだ!
【ハハハッと笑いながら】
俺自身が禁断だって…? …それじゃあ、天罰じゃー!
【といって説男くんの足の裏をこそばそうとする】
あーこりゃ確実に死んでますわ…いや、幽霊だから死んでるけども【ポツリ】
【強く抱き返す】
……このままで……いい……
……手を、握って、おくから……ついて……きて……
……この、暖かさを………今度、こそ……ちゃんと………信じれ、ば……きっと……
【と自分で言い聞かせるように呟きながら、うとうと】
逆に……?
(妙にシリアスな顔)
中辛に向き合う時……そうか!そういう事か!
時は満ちた……円環の理が……
(意味深な納得)
水持ってくる~(飽きた)
(頭を撫でられ、片目を瞑ってくすぐったそうに、蓮太郎さんを見上げます。ゆるりとした笑みを浮かべて、穏やかに答えます)
そうだねえ、そうだといいねえ。幸せなのがいちばんだねえ
(心残りについて、答える蓮太郎さんの話を、そうなんだね、と、ひとつひとつ理解するように聞いています)
センパイのおとうさんやおかあさん、まだ、いるんだよね……?
いつか、言えたらいいね。オレ、センパイがちゃんと親の人にお返しできたぞって、思えるように祈ってるから。
でも一番のお返しは、センパイが元気でいるコトなのかな。だってセンパイが無下にしたって、ずっと守っててくれたんだったら、やっぱり、それってセンパイのコト大事に想ってたんじゃないのかな?ちがうかな?
お父さん怒鳴るの?
(蓮太郎さんを見つめる目に不安の色が一瞬過った)
そうなのかな……他の家族って、オレよく分からないけど、他の家族がどんなに優しくっても、それは他のひとの家族だから
え、今でも反抗期なの……!?
愛の楽園……!?失楽園!?
そーだよ~イケメンとイケメンを掛けたら100倍?
かいおうけんだよ!100倍もあったらまぶすぎて、オバケがヤムチャ視点だよ!
(涙混じりに訴える蓮太郎さんの声を聞いたら、無言で、腕を伸ばす。温かさと強さをもって、その手で、腕で、胸で、蓮太郎さんの身体を受け止めようとする。唇から洩れる息は声ともつかぬ声。微かに聞き取れるそれは、上擦り気味にこう聞こえた)
……いいよ。
……どうして、、、、ほしいの?
…逆に考えるんだ、説男くん。この中辛カレーだって、俺たちを食べてもらうために生まれた存在だ
中辛カレーには罪はない
そして、俺はいつか、その中辛と向き合わなければならない時が来るかもしれない、いや、絶対に来る!
ならば、俺自身から立ち向かうべきなんだ!
例え俺の舌と理性が壊れても、説男くんが水を運んでくれることを信じて!【グッと親指を突き立てる】
うんきっと
…そんな風に気を遣うお兄さんを持ってて、弟くんは幸せだなー【頭なでなで】
心残り?……
……そうだなー、まず、僕がずっと我儘でいてごめんなさいって、いつか謝らなきゃいけないのと、
後、手術とか看病してくれたのに無下に返すような態度を取ってた時間の分、親に恩返ししなきゃなあ
……とか?
好きの形が違う……僕の親父、厳しいし何事も怒鳴り散らかすような態度を取っていたからね、いわば雷親父的な
だから、ちょっと、他の家族だと優しいんだろうな、と思って…ある意味では最初から反抗期が続いているな
多分、今でも反抗期だけども【ぼそり】
説男くーんっ?! マジで大丈夫かー?!
しっかり噛ゲフッ?!【手で口を押さえながらムセる】
ふっふっふ…ようこそ俺の愛の楽園へ…!【にやにやと笑いながら説男くんをずるずる】
…まっ、それもそうか!
説男くんもいれば、イケメンパワーが100倍!
そうなりゃ、あまりにもまぶしすぎて周りのお化けが浄化していくレベルだな!
【ぎゅっとしてもいい?という声に答えるかのように】
……お願い、ずっと、傍にいて……
【と涙交じりに呟く】
えっいいのー?中辛でいいの!?
センパイの舌と理性がっ……こ、こわれちゃうっ……
本当に?(難しい問題を聞かれて、一瞬理解する間。そんな表情で小首を傾げる)センパイが親の人を、まだ好きでいたいなら、ほんととかそーゆーのは、気にしなくてもいいんじゃないかなあ
センパイはさーちょっとこれが心残りだーってのあるのー?
(意を決して聞いてみたが、自然な流れを装う)
んー?
(「同じように愛していたのかな?」もう一度その言葉を反芻。呆けた顔を向けて、間延びした口調で答えます)
そりゃ違うんじゃないかな?誰だって、好きのかたちって違うじゃん!
(「同じように」の意味を取り違えて、ごまかそうとしたけど、ぎこちなく言いなおします)
ん……うん、違うね。ベクトルの方向じゃなくて、大きさの話だよね。うん、それも違うよ。俺が一方的だったよ
までもそーゆーコトもあるじゃん
反抗期とかあるし。親に反抗期あってもいいと思うの
窒息っ……わ、わわ、あぶないあぶないっ、、、、センパイれすきゅーっ
(背中とんとん)
わぁあユーレイだぁああ!!!
わーーひっぱられるぅう~(手をわちゃわちゃ動かして引っ張られていく)
ふにゃあ、ひっひきずりこまれたぁ~
大丈夫だよ~センパイ~ユーレイ来てもセンパイのイケメンパワーでユーレイがメロメロだから~
あとオレもいるよ~
(蓮太郎さんの手に力が籠るのを感じて、鼻を鳴らすように蓮太郎さんにすり寄っていき、体のすべてを使って慰めようとする。この手だけはあまりにも頼りなさすぎるの悟り、絞り出すような声で、言うしかなかった)
……れんたろうさん、ぎゅってしても……いい……?
なっ、なんだってー?!
ちくそう…マジで食わなきゃいけなくなる羽目になるとは…恐るべし、カレー!
いや、カレーの女王! …てなわけで、中辛の作る!【きりっ】
まあそんな感じだろうなあ
その後は真相は闇の中って感じ?
うーん…俺の親が自分を本当に愛してくれたかはどうかは分からないけども…
今こうして、俺が生きて、勘助と一緒に居られて、説男くん達と一緒に居られるのも、
きっと、親がそうだったのかもしれないな…【と独り言のように呟いて】
優しかった、か…同じように愛し合ってもいたかな?
ちょっ、さすがの俺もキツイ! 窒息しちゃうし喉詰まっちゃう!
【あわあわ】
そーですよユーレイですよ【野太い声】…って、なんでやねーんっ!【フハハと笑いながらノリツッコミ】
こうなったら、布団の中を引きずり込んでやるー!【説男くんの足をひっぱろうと】
は、話だけでまだマシだし!【震え声】
……って、そういえばスマホ持ってくるの忘れてたぁ?!
うーん、まあ、このままでいいならこのままで! 暗いけども!
ハッハッハッ………………………
【誤魔化して高笑いし続けるも、それが次第に嗚咽に変わっていく】
【説男くんの手をぎゅっと、いつも以上に強く握り返す】
王子さまじゃなくて女王様?
それなら食べるんだー!女王様の術中にはまってるよセンパーイっ!
ん、まー。本人のぷらいばしー?(意味が分かってないふうに小首傾げ)
じゃあ半分は敬ってたってコトでしょ!いいじゃん!
うん!みんな優しかったよ!だいすき!
(リスみたいに口に頬張ってもごもご)
もったいないはらぜんぶため込む~
センパイ!そこ?そこにいるの?もっかってユーレイさん?
スマホで照らしたりしたら、それこそ怪談みたいでコワイ!
このままのがいーよー
(蓮太郎さんの話ひとつひとつに応えていきます。暗闇の中、やっと探し当てた蓮太郎さんの手を包み込み、説き聞かせるように)
センパイ。
気付いてあげなかったのは、センパイの優しさだよ。
奥さん……アリアさんは、センパイに心配かけたくなかったんだよ。えっとね、こんな言い方しちゃいけないんだけど、アリアさんが無理してたのは、アリアさんのわがまま。
アリアさんはね、自分が生きてる間は幸せいっぱいのセンパイを見ていたかったんだと……思う。自分が死んじゃった後、センパイが後悔しちゃうって考えられなかったのかも。それか、センパイなら大丈夫、って期待しちゃったのかもね
それとね、センパイ……アリアさんはね、苦しくなんかなかったと思う。だって大好きな人達と一緒だったから。笑顔が見られたから。もしセンパイがアリアさんの病気に気付いて、いつも心配そうな顔してたら、きっとその方がずっと悲しかった……ねえ?センパイもそうじゃない?
それと、アリアさんを忘れてしまうんじゃないかってコト……
それは違うと思う。
蓮太郎さん、あのね。
アリアさんは今、どこにいると思う?
それはね、蓮太郎さんの中にいるんだよ。それと、勘助君の中
だから……蓮太郎さん。
蓮太郎さんが、世界中のかわいこちゃんを愛するってコトは、アリアさんが世界中の人を愛するってコト。
蓮太郎さんがアリアさんを想い出せなくなったら……その時は……アリアさんは、蓮太郎さんと、魂も一緒に……なったんだよ。
ほら、自分って、自分じゃ見えないじゃん
アリアさんが、もし夢を見せてるとしたらさ……それは、こう言ってるんじゃないかな……
蓮太郎、今までありがとう、これからも、一緒に、笑って生きようねって
だから、蓮太郎さん……だからさ
死なないでね!
(真っ暗な闇の中、明るく響く澄んだ声。表情は分からない。ただ、蓮太郎さんを握る手には、ぎゅっと力が込められていた)
【説男くんからオルフェウスの話を聞いて…】
…オルフェウスというのは、ちょっと知ってるよ
けど、そこまで詳しくはなかったし、それを原作した映画とかなんて、みたことなかった
…仮に僕の前世がそのオルフェウスで、夢見ているのが前世の記憶なら…
その記憶だけが延々と繰り返してるとしたら、ちょっと辛いかなあ
せめて、女神様とイチャコラしている記憶もみせやがれって感じで【と苦笑いしつつ】
…きっと、両方かもしれない
彼女も本当は身体が弱かったのに、あんな健気に振舞って…
僕がそれにもっと早く気づいてあげれば、彼女を苦しまずに、死なずに産めたのかもしれない…
けど、彼女が、僕は勘助と一緒に好きなように生きてくれと言ってくれたおかげで、
なにも悔いなく勘助や、全世界のかわい子ちゃんを愛でるようになったのだけど…でも…
……そうなると、今度は、いつかアリアを完全に忘れてしまうんじゃないかって思うと、怖くなって
……だから、僕が何度も繰り返す夢は、確かに寂しさや恐怖から来ているのかもしれない
それと同時に、アリアのことを忘れないで欲しい、というメッセージなのかもしれない
【説男くんの手を手さぐりに探りつつ】
しかし前世かあ…その発想はなかった!
さすが説男くん、発想力豊かだなあ…
けどオルフェウスが僕の前世だとしたら、そのオルフェウスはある意味不幸だ
……だって、前世よりも超イケメンすぎて、前世より倍程女性にガチ殴りされちゃう運命に合うんだから!
【ハッハッハッと高笑いしながら】
だって…ほら…あまりにも辛いとさ、息ができなくなっちゃうじゃん?
中辛も、舌がヒリヒリしちゃうじゃん、汗流しちゃって、もう理性壊しちゃうじゃん?
……いや、まて、カレーを生み出した人ってまさかのドSの女王様?!
それなら俺、遠慮なく食べちゃうんだけどな!
ハッハッハー!ヒミツに不正も卑怯も無いのだー!【若干棒読み】
これ以上は言えないってことだろ?
まあそうだよなあ……僕の人生の半分、家族を蔑ろにしたようなもんだけども【ぽつり】
…説男くんの家族はどーよ? 親父とかオカンとか従夢くんとか…仲良かったか?
そうだなあ、色んな味もあるし
…ってもったいないといいつつ、パクパク食べてるじゃん!
じゃあ俺も食べる! パクパク食べる!【もぎゅもぎゅ】…うん! たしかにうめぇ!
【説男くんの反応でなんとなく位置が分かり、人差し指で身体に軽くちょいちょい】
ほいほい、説男くん、ここ、ここーお布団の中だよー
…というか、本当に真っ暗だなー…ちょっとスマホの灯りとか使った方がいいんだろうか?
……センパイ。オレ、それにスゴク似てる話、知ってる。
ギリシア神話にオルフェウスって言う吟遊詩人がいたんだよ。オルフェウスはエウリュディケーっていう森の木のニンフと結婚するんだけど、すぐに毒蛇に足を噛まれて死んじゃうんだ。オルフェウスは奥さんを取り返すため冥府に行ったんだ。冥府には番犬のケルベルロスや、冥界の川ステュクス渡し守カローンがいたけれど、オルフェウスの竪琴を聞くと、、みんな涙を流して聞き入った。
オルフェウスはついに冥界の王ハーデスとそのお妃のペルセポネーの玉座に辿りついた。奥さんを返してくれと頼んだ。彼の悲しい竪琴の音色にハーデスも説得されて、エウリュディケーを返す事を約束したんだ。でも、ハーデスは言ったんだ。ひとつ条件がある「冥界から抜け出すまでの間、けして後ろを振り返ってはいけない」そう言って彼女を後ろにつき従わせた。
オルフェウスは妻の手を引いて、必死に冥界を抜けた。けっして後ろは振り返らない。約束を守った
冥界からあと少し、目の前に光が見えた。もうすぐだ。でもオルフェウスは、急に不安になったんだ。妻は大丈夫?ちゃんとついて来てる?ハーデスがよこしたのは、本当は妻じゃなくて……そう思った時、オルフェウスは、エウリュディケーと目が合った。
そう、後ろを見てしまったんだ。
それが最後に、オルフェウスとエウリュディケーは出会う事は無かった……
日本にも似たようなお話があるね。イザナギとイザナミ。
もしかしたら、昔見た映画かなにかが、記憶に残ってたのかもしれない……
ロマンチックな言い方をすると、二人は生まれ変わりなのかもね
センパイはさ、奥さんが死んでしまったのは、自分のせいだって思ってるの……?
それとも、奥さんがいなくなっちゃって、さみしいの……?
(悲しげな声でそう言いながら、蓮太郎さんの手に手を伸ばそうとするけれど、何処か分からないで彷徨っている)
うーん、中辛も頑張った食べれるよー甘いだけの男じゃないもんっ
もっかって、センパイ、中辛ダメなのー?
やた!センパイに勝ったー(嬉しそうにぴょんぴょんはしゃぐ)
え、なにソレ!?ヒミツなのー?わーイミシンだーわーずるいぞー(口を大きく開けてわたわた)
カノジョ作る気ないとおもーう。だってもう必要な……
あ、ヒミツだよ!?
(「ありがとう」と言う蓮太郎さんに穏やかににこーっと笑って)
どういたしまして。
うん。センパイとカンちゃんは今一緒にいれるじゃん。それがいいよ。居られなかった時より、居られる今!カンちゃん、センパイが来てから、もっと前向きになれたと思う。やっぱ家族って大事。家族が愛し合うって、当たり前のコトだけど、当たり前ってないがしろになっちゃうからさ。ケッコー見落としちゃうんだよね
わぁ、スゲー!きれいだー!センパイなにこれスイーツの宝石箱なのー?
わーもらっていいのー?何だか食べるのもったいない……
いただきまーす!
(もしゃもしゃ)
おいしーよ!センパイ!
(もしゃもしゃ)
夢の話―うん、分かったー
(そーいやセンパイホラー苦手だったーと思い出し)
オバケ……わぁ、それ気付かなかった!
怖いからセンパイの手、握っちゃおうかな~……センパイのて、どこー?
(そーと手を伸ばしてさぐりさぐり)
(耳元で囁くと、びくっと肩がはねた気配と微かに「ぴゃ」と声がした)
(蓮太郎さんの夢の話を聞いています。ときどき、最初は相槌をうっていたが、次第に無言になって、話に聞き入り……言い終わると、ゆっくりと、話します)
さて、夢の話なんだけども…
【と息を深く吸った後、ゆっくりと静かな口調で語り始める】
…気づけば僕は、先が見えない長い階段を下っていた
自分の服装も何故かパジャマじゃなくて長い布をまとっていて、片手に琴を持っていた
結構長く歩き続けてるはずだけども、全く疲れを感じなかったんだよね…
まるで、自分の体と意思がかけ離れてるような…えーと、ぼんやりとテレビを見てるような感じ、かな?
……そもそも、今いる『僕』は僕なのか、なにをしているのか、分からない状態だった
しばらく地の底に着くまで階段を下りると、
三つ頭の大きな犬とか、川の船人とか、亡霊の集団と出くわしたんだ
…普通は怖くて逃げるだろう? でも、何故か怖くはなかった
むしろ、勝手に口は動いたり、足が動いたんだ
自分が何をしたかはよく覚えてないけども…そうすることで、
犬や船人、亡霊たちが急に大人しくなって退いたんだ
そんなこんなで、奥深くまで行くと…なにか、魔王?とかみたいなすごい人と出会ったんだ
あ、それと、お隣に美女がいたな
まあ、その魔王は怖い目でこっち睨んでたけども…例の如く、勝手に口が動いたんだ
しかも、何かを訴えるように、涙を流して、歌ってた、な…何を歌ったのかは、覚えてないけども…
そうしたら、魔王や美女の顔がゆるんで、それからまた、一人の女性が姿を現したんだ
…その女性の人、僕の妻に全くそっくりだった
身体は僕の意思で動いてるわけじゃないけども…僕でもよろこんで思わず飛びついたよ
そうして、妻の手を引っ張って、急いで階段を駆け上ったんだ
それで、光が見えた時に、妻が何かを言いかけて、振り向いたら……
…………気づけば朝、ベッドの上、なにもかも元通りってわけ
これは島に来てからよくみるようになった夢
あまり覚えてないから過大解釈もあるし、うまく表現できない、というか…
…この夢を見終えるたびに、
手を握った感触がかすかに感じて……なんだか、すごく悲しく感じる
僕がしっかりとつかまっていれば、彼女をこの世に引っ張りあげられたんじゃないかなー…なんて…
【と、ぼんやりと手の平を眺める】
な、なに…?! まさか、説男くん、中辛もイケるとは…!
…負けたっ! 甘党陛下万歳…!【ショックを受けたような表情を浮かべながら、おでこで壁ドン】
ふふふ…色んな意味で、だよ♪【人差し指で口元にあてながら】
そうだったんだ……あの子は今後彼女作る気とかないのかな?
……ありがとう、説男くん
【説男くんってたまに、アリアに似てるとこもあるんだよねって思うが、あえて口に出さず、
そっと説男くんの手の甲に優しく触れる】
今でも幸せ…………うん、そうだね
ここにきてから、勘助の笑顔がよくみられるようになったし…親父としてはすごく嬉しいよ
こんな風にしたら、食べやすいかなって…はい、どーぞ♪
【色とりどりのマカロンを乗せたナプキンを説男くんにわたす】
…うん、ありがとう
まあ夢の話だからな! あまり真に受けないでくれよ!
うんうん! 説男くん、この真っ黒い空間の中で二人っきりでいるジレッタイシチュエーションを分かってくれるのか!
…べ、べつに、お化けが出るから一人で寝るのが怖いってわけじゃないんだからね!【と謎のツンデレ発言】
【説男くんが横になったのと同時に】
その上、布団の中にもぐりこんでイチャコラするんだよー
【と耳元でぼそりと呟いた後、布団の中へもぐりもぐり】
【PL:ごめんなさい、この後、少し長いので連投でいきます…】
え、オレ?
オレは……中辛までならいけるよっ(キリッ)
男の子だよーどういう意味さー?
オレは見てるだけだったので二人がどうだったかは、聞いた話しか知らなーい。何話してたんだろーね
何歳?つぐクンが15歳の時だったっけ?そう言われると最近だけども
長くは続かなかったんだ~
(奥さんの話を聞きながら蓮太郎さんを見上げて)
……うん、そっか。
もう一度、抱き付かれたかったんだ。ひとの温もりって、なかなか消えないよねぇ
(蓮太郎さんを抱きしめたまま、手の甲に触れる蓮太郎さんの手に、もう片方の手をそっと重ねた)
だいじょうぶ、だいじょうぶだよ……みんないるから
好きな人とずっと一緒にいられたらいいよっ♪まあでも、ジンセイ何があるか分かんないじゃん?だからまあ、そんな気負いしなくても今だってじゅーぶん幸せだって
あ、まかろーん、なになにー?
(とてとて)
夢?
うーんいいよー?センパイのお話なら何でも聞くよー♪
オレ、変だとか思ったりしないからー
もゆるの?話すだけで!想像力書き立てるカンジのアレだね!!
じゃあ、そっち行くねー
(と、ぴょいっとベッドの隅ににぺたんと座って)
おじゃましまーす♪
ええっと、じゃあ、電気消そっかっっ
センパイちょっとごめんね~
(枕もとのリモコンをとって消灯します)
それから、隙間を見つけてもそもそ横になります)
寝てみた。
……けど、
こんなカンジ……?
えと、真っ暗だねー
そだ、夢の話?聞いちゃおうかな?
おお、カレーは定番だな!
ちなみに何口よー?
まあ、従夢くんも男の子というわけなんだな!マジかわゆす!【きゃっ☆】
えっなにそのロマンチックな展開、恋愛小説はクライマックス入りましたって感じ?
んー…まあ遠い話だから覚えてないのかなあ…ちなみに何歳の時よ?
……だから僕は彼女の為に生きようって思えた。けど、それは叶わなかった
その代わり、勘助が生まれてきた。命を落としても生まれてきた息子が
だから…うん、確かに、僕にとって、自慢の、大切な息子だ
そして、これからも勘助の親父として、
僕は勘助を見守っていく義務がある…むしろやらなくちゃならない
……けど、せめて、彼女が生きていたら、一緒に勘助を見守りたかったし、
こうして、もう一度、抱かれたかったなあ……
【抱きつかれるが、抱き返さず、代わりに説男くんの手の甲にそっと触れる】
まあそんな感じ!
大人だって中には冷たい風にぶつかりながらも生きている人間もいんだよ!【ドヤッ】
そうだなあ! ……せめて、勘助だけは、大切な人と末長く幸せであってほしいんだけども【ポツリ】
【ナプキンの上にマカロンを乗せてる間に戻ってきて】
っと早いな! 説男くん!
あ、どうもどうも♪【と両手をあわて拝みながら紅茶をいただく】
うーん……と、いっても夢だけの話なんだけどな、
それでもいいか?【説男くんの顔を覗き込むように首かしげ】
顔が見えないからいいんじゃないか!
お互いなにしてるか分からない状況こそ燃ゆる!【グッと拳を作って】
いいぜ! というか、そもそもここは説男くんの部屋だ!
俺はベットを見つけて勝手に身体が反応しちゃっただけだし!【ごろごろ】
作れるのっ!?えーいいのいいのー?
えとねーオレはカレーとか好きー
カレーの材料ならあると思うっ
運動もするけど、ほわっとしてるカンジだったー
うーん。意外だった……
え、胸……?どだったかな、覚えてない……ごめ……言っといてアレだけど覚えてないんだ~好きだったってコトと、最期会ったときは夕焼けがキレイだったなーってコトぐらい!?
わわ、何なにー、センパイ乙女かよー!?青春ですなあ~
(指輪を眺める蓮太郎さんをきょとんと見つめ、にこ~と笑って話してくれるのをまちます)
そか~、へへ。それがセンパイの好きなひと。じゃあカンちゃんは自慢の息子だね(ほわっと微笑)
すみにおけないなあーうらやましぞーこのーっ(静かになった蓮太郎さんに抱きつこうと)
完封摩擦てきな……?オトナも風邪の子なのっ?!さすが、イケメンは違うっっ
カンちゃんはかっこいいし、かわいいし、優しいからきっといいひとが見つかると思うー!
カンちゃんもしょーらいはセンパイみたいになるのかなあ?
こーちゃー分かったー持ってくるねー(そう言うと急いでたたたっと走って行って、4,5分で戻ってきます。お盆にティーポットとカップふたつ。瓶入りのティーシュガーを持って)
はーい、お待たせ~(ぱたぱた、ちょこんと座って)
ささ、どうぞひとつ(お酌の真似事をするみたいに蓮太郎さんに紅茶をすすめ)
相談っ何でも聞いてっ、、、オレで良かったら話して欲しいっっ(ベッドに転がる蓮太郎さんに自分は床に座ったままそそっと近付いて、じーっと待ってます)
まっくら……!?センパイの顔見えないよ……?(ぽけえーと上を向いて)あ、でもそゆのもいいかー、ナイショ話っぽくて
……センパイ、オレもそっち、行ったほうが……いーい?
(にこーっと、首を傾げ)
よしよし、作ろうじゃないか! というか、材料揃ってたら今作るぜ!
ちなみにどんな料理が好き?【首かしげ】
ふむふむ…つまり体育会系女子ってやつか! さっちゃんっていうの?
従夢くんもそういうタイプのが好きって意外だなー
…胸がバレーボールの如くだったのかい?【耳元でぼそっ】
えーもぉー説男くんってばーやだぁー急にそんなこと言われてもぉ、
俺困っちゃうんですけどぉー!【ギャルっぽくでれでれと言いながら】
んーそうだなあ…………
【左手の指につけている二つの指輪を眺め、しばらく悩んだ後】
……彼女は、少し強引で頑固者でもあったから、喧嘩する時も多かったな
それでも、お互い支えあって、生きてきて…
彼女はこんな僕を最期まで見捨てなかったし、僕も彼女のことを今でも自慢の妻だと思ってる
もし、彼女が生きていたら…………【そこまで口が止まり、静かに目を閉じる】
フハハハハ! 風邪などひかんし媚びぬよ!
むしろそれで耐性がつくんだよ!説男くん!
勘助は可愛いモノ好きだからなあ、かわいこちゃんにも受けがいいと思う!後ルックス的にも俺と似てイメンだし!【えへんっ】
おっ、マジでサンキュー!じゃあ俺紅茶なー!【手をふりふり】
すべらない話!
それも面白そうだなあ…うーむ、どんな話をしようかな…【腕を組んで】
KY発言ばっちこいなんだぜ!
後輩に相談してみるってなんだか不思議な感じだなぁ……んーじゃあ、ちょっと、聞いてもらおうかな?
【と言ってベッドにごろーん】
えっ、部屋を真っ暗にしてベットの上でキャッキャウフフしちゃう?【によによ】