白い布製のハンモックがかけられた木陰。
ハンモックの傍には木箱が置かれており
羊柄の可愛らしいブランケットがはいっている。
三人までなら一緒に寝れそうだ。
(堀さんに「さっき同じ苗字のヤツがいないっていなかったけ」と言われ、あっと気づく)
あ。ゴメンゴメン!勘違いさせちゃった!
そうじゃなくて。
オレの友達に、オレとは違う苗字の人が二人いるっていいたかったー。
ぱぱっと話しちゃダメだねえ。
堀くんは礼儀正しいんだねえ。
堀くんの方が大人っぽいからオレ年下判定でいいよ。
あ、でも堀くんの好きなのでいいぜ!
名前で呼んでくれるんならオレは何でもいい。
(気まずそうな堀さんを見て、優しげに笑いながら)
そっかそっかー。
うんうん、外にいたい時もあるよねー。
卒業できればまあ学校行かない日があってもいいよね。
ここに来たかったってのならイイんだけど。それとも行きたくないからここに来たの?
(笑顔だけど少し心配そうに)