白い布製のハンモックがかけられた木陰。
ハンモックの傍には木箱が置かれており
羊柄の可愛らしいブランケットがはいっている。
三人までなら一緒に寝れそうだ。
(同じ苗字の友達がいたと聞き)
ん?
いや、さっき同じ苗字の奴に
あったことないって言わなかったか?
いやまあ、そう言ってもらえるのは有難いんだが
歳上の人を呼び捨てにするのは若干抵抗があるんだよな…。
(休み?と聞かれ、気まずそうに目を逸らし)
あー…。いや…。休みではないな…。
こう…。今日は教室の中より
秋空の下で勉学に励んだ方が
知識が頭に入りやすいんじゃないか、とか…。
そう感じてだな…。
(歯切れ悪く答えながら頭をかく)