んんー……まー、そういうことだねー。
ふむふむー、常に使ってるから常に経験値は積まれてるってことでー……
でー……つまりー、どういうことかなー？

（相手の笑顔に相変わらずの顔で答えながら）

むむー？じゃあ獅子島くんは私より、ロマンないかなー？
……苦手じゃないかなー？
……獅子島くんは見えないタイプなのかなー？それとも逆で飽きちゃったタイプかなー？
……まあいいよー。じゃ、楽しみにしておくよー

ふふー。そこらへんは私の気分次第だねー。
言われなくても好きにさせてもらうんだよー。よろしくだよー。

（空になったラムネの瓶をポイ捨てして）
おっとー、そろそろ時間なんだねー。
…そういえば上あったんだねー。いいよー、ついてくよー
（獅子島さんについていく）

気分屋ってコトは感覚で生きてんだろツマリ。
そーやって自然に感覚磨いてる…イヤ磨かれてるっつーベキか。だから…

（相手の表情を「猫の顔と同じ…かね」なんて思いながら。
　鏡合わせの要領で、同じ側に首をかしげて。微笑はほがらかな満面の笑みに）

…ホラ。幽霊の捉え方ヒトツですら。あたしよりロマンがある。
まー実際「出る」かどーかは…１泊してみてのお楽しみっつーコトで。
あたしは楽しめねーけどそーゆーの楽しむ感覚が全く分からんワケでもねー。

どーしてンなハナシになってんのかとか調べたり考えてみんのもイイし。
怪談つーとつまらんオチもザラだから知らんままでもイイのかも知れんし。

事前に伝えたとーりココやココに関するコトはなんでも好きなよーにしてくれ。


サテ…（くいーっと一気飲み）………っ（じわっと来て鼻をしかめる）
…ふう。そろそろバイト行くし着替えてーし。ついでに上案内すっから。

（ラムネ瓶をブラブラさせながら、空いた手でついて来いと手招き。階段へ…）

なるほどー、ラムネにもロマンが詰まってるわけだねー？
ふふふー。そう考えるとなかなか楽しいねー。
（一口ラムネを飲んで）

そうそうー、そんなこと出来る余裕ないよー。出来る人すごいんだよー。
スゲーヘタレねー……（想像しながら）
そう見えるかなー？意外だよー。私はけっこう気分人間だよー？

おおー！幽霊出るのかなー！？
それはそれは楽しみなんだよー
……はっ！なんか乗せられた気分だよー……
（獅子島さんの仕草に首を傾げて）
なにかなー……？……んんー？
獅子島くんは幽霊苦手かなー？ふふー。怖くない怖くないーだよー。

ロマンかー…っと（あわててラムネに口をつけてから）…確かにミョーだ。
コレ発明した誰かサンのアソビゴコロ…ロマンてヤツもあんのかな。分からんけど。

きちーよね正座。５分もたんし。花いけたり茶ーたてるヒマねーっての。
だしスゲーとすればスゲーヘタレとか？そんなカンジ（ぐびぐび…っぷはー）
このとーりあたしにゃーロマンも粋もワビサビもへったくれもねーけど…
…でも。あんたはそーゆーのありそーな雰囲気（ビンを持った手で指さし）

たとえば。ココって幽霊出たりする…（カメラをチラリ）…らしーぜ？
その手のハナシ好きなヤツだったらなんかかんか思うだろ。真偽は置いといて。

（顔。というか表情をじっと見て。まばたきしたあと目をそらして微笑む）

まーあたしにゃーピンとこねー…ってよりどっちかっつーとゴメンコームルけどね。
だってめんどくさいじゃんホントに湧いたら。…コエーしな？（わざとらしく）

おおー？習ってたんだねー。すごいんだよー！
私もずっと正座は苦手だねー。それはすごーくわかるんだよー
なるほどなるほどー。式に着物、いいねいいねー！

大丈夫みたいでよかったよー。
ふっふふー。大層な理由っていうとー、どんな感じのことかなー？なんか、ロマンとかー？
イガイなトコロのイガイなモノー。だよだよー

（投げ渡された獅子島チョイスをキャッチし）

それならよかったんだよー。

わかったよー！安心していただくことにするんだよー。
しっかしラムネって改めて考えると変な開け方だよねー（蓋を押しつつ）

お華にお茶と来たか。いちおー習わされはしたけどモノにならんかったし。
だって正座しっぱなしじゃんアレ。もーそんだけでムリムリ。
シゴトっつっても式の代理出席とか…ただ着て済むだけのヤツっすよせーぜー。

（賞味期限を確かめて）…安心した。あーラムネもだけどそーじゃなくて。
大層な理由で来られても期待にゃー応えられんしさ。…ソレでいいんよ。
オモシレーかどーか分からんがイガイなトコロのイガイなモノなのは確かだし。

（２本取り出して振り向き。獅子島チョイスを投げ渡そうと１本ポイっと）

気分屋ならソイツら（猫達）ともうまくやってけそーだね。

っと。そーそー。レーゾーコの中にあるモンは勝手に飲み食いして構わんし。
見たカンジダイジョブだったから安心していーよとりあえずっ（ラムネのフタに掌打）

おおーっと？
無理しないでもよかったのにー、まあその感じ見てわかったんだよー
じゃあそれはー……仕事着かなー？
着物着て仕事っていうと華道とか茶道の師範さんなイメージなんだよー。意外なスキルだねー。

……ふふー、じゃあ前に見た獅子島くんで記憶しておくよー
（にやにや笑顔を崩さず、適当な椅子に座り）
そうだねー、安全に飲める物ならなんでもいいよー。
獅子島くんチョイスでよろしくだよー。

……そういわれるとそうだねー。旧市街や九夜山は意外なところに意外なものがあったりするからー……
よく探索してるねー。その途中で見つけたんだと思うよー。
なんでこっちにーっていうとー……面白そうだからー？
まー、基本的に気分で生きてるから、細かい理由はないねー。

……わーお……（冷蔵庫を見つつ）
……いつのなんだろうねー？ほんとにー

（普段着かと聞かれて上品に微笑んだ後。こめかみを伝った汗が顎から…ぽとり）

………違ったみてーだぜどーやらっつーかあっちーマジあっちームリコレ！

（うへーっとしながら襟首をぐわっと広げて。裾の切れ目から脚を出す）

………ふー。
お客はちゃんとしたカッコで迎えろって仕込まれてんだけどないちおー。
シゴト以外じゃフカノーだわ絶対ガラじゃねーし（首筋を手で扇ぎつつ）

なんで前見ただらしねーブアイソメガネがフツウのあたし。もーソレでいいや。


えーっとどっかテキトー座っ…（倒れたままのベンチに気づいて）…てて。

（他にも点々としている種類の違うさまざまな椅子を指差しながら。
　自分はある一角にそびえ立つボロボロに変色した巨大な金属棚の扉を開ける。
　業務用の冷蔵庫らしい。
　なお、隣には昭和期に個人商店などの店先で見られた某乳業ロゴ入りの冷凍庫が…）

（「なんか飲む？」と声をかけて冷蔵庫の中をガサゴソしつつ）…でもさー。
よくウチなんか来る気になった…っつーかソレ以前に。よく見つけたよなココ。


やっぱ普段からそーゆーアンテナ張ってんの？っとラムネ発見。…いつのだ？

お？おおー……女主人さんって出で立ちー……緊張するよー
へー、じゃあほんとに野良なんだねー。ふふー！飽きは来なさそうでいいねー
……そ、そういえばー！！たしか旧市街でのアレだよねー？
よく考えたら見ていたかもしれないんだよー
だとしたら……たしかにはじめましてっていうのも違和感があるねー？

……（お辞儀して）
改めましてー。三ヶ島葵だよー。

ふふー、是非ともそうさせてもらうんだよー。
というわけでー……よろしくだよー、獅子島くん。

……ところでー、神社で見たときとだいぶ印象が違うように見えるけどー
獅子島くんのそれは普段着なのかなー？

（盛り髪に着物の装いで。下りて来ながら）
ここはさ。ソイツらが入れ代わり立ち代わり紛れ込んで来んだ。
だからいっつも顔ぶれ違うけど…でもまーとりあえず困らんよ。猫には。

（階下に着くなり三ヶ島さんの顔を見て、んん？とまばたき）

…あたしの記憶違いかも知れんけど。
こないだの幽霊騒ぎんとき（ガイドの状況で）神社に居なかった？
だとすっとハジメマシテってのもなんかちげーかな………まー…いーか。

（背筋を伸ばし、手足を揃えて。微笑）

改めまして…獅子島、市子と申します。

この度はお申し込み、まことに、有難う御座います（深々とお辞儀）
この通りむさ苦しい所ゆえ、ご不便に感じられる面も多々ありましょうが、
我が家のようにお寛ぎ戴けましたら、幸いと存じます。

（ちょい首をかしげ）つーワケなんでヨロシク。ミケジマアオイサン。

さてとー……ここが噂に聞く隠れ猫スポットかなー？（カメラを持って入ってくる）
……？いま何か足音が聞こえたような気がしたんだよー
気になるけどー……まあ降りてくるまで大人しく待つことにしようかなー
（そこらで伸びてる猫を見て）
お、早速いるねー！それーもふもふーだよー
（暇潰しついでに猫もふもふ）

あ？つーかソロソロじゃね？（スマホの時計を見て）
このカッコでアイサツってワケにゃーいかんか………よっと（跳ね起き）

しっかし…（首コキコキ）あんな募集で来るっつーのもスゲーよね。
ウワサ聞いたのかタマタマ目についたのか知らんけど。
ナンにせよありがてーハナシさ。建物ってヤツはヒト居ねーとイタむかんな。

（その辺で伸びまくってる猫たちに）オウ。オメーら仲間増えんぞ。
あたし上で着替えて来っしその間もし来たらテキトー仲良くするよーに。

（カンカンと階段を鳴らして２階の構内事務所らしき部屋へと向かった…）

（炎天下の中、久しぶりの帰宅。しかし、扉を思いっきり解放した途端………）

ぐわっ…！？

（中からは屋外とは異質なモワモワした暑気が猫臭さと一緒にあふれ出す！）

ここの造りじゃしゃーねーか…。

（意を決して構内に１歩踏み込んだ瞬間、
　Ｔシャツが地肌に貼っついて、とても気持ち悪くなった。
　外のがナンボかマシだけどアタマがぼーっとして溜め息も出やしない。
　とりあえず、のろのろと歩き回って窓という窓を全開にしてみる。

　そして、ふらふらと。ふらふらと。どうにかこうにかベンチに到着。
　脱力感に全て委ねてお尻と背中を一気に投げ出すと、勢い余って）

……！！

（ベンチごと倒れた。
　と思ったら今までどこに隠れていたのか開放してから入って来たのか
　野良猫の皆さんがあっちこっちからのそのそと市子を囲んだり上に乗ったり）

暑いっての。…あっちーよバカ離れろ！

（ジタバタ追っ払ってみたけど、自分は倒れたまま。ナニカ考えてる。
　涼しい風が吹き込んできて。汗ばんだ体に心地良くて。

　思い出されたのは、いつか迷い込んだ不思議な森。めんどくさいハズの記憶）

…

惑えば二人　連なって霧中に散る
伸べる光糸の袂追う　奈落逃れ

饒舌の岩　寡黙なる沼　蛇蝎の原よ　何を塞ぐ？

分かてば別て　故繋げ呼気
保て均しかれ碑に辿る為
独りは無惨　離さじと贄
森出ずるは適えど叶わぬ手

迷えど二人　共を見て霧中を往く
手繰る光糸の端何方に縫われたか…

…

…カンタンじゃねーよな実際。
あのときはアイツが離さなかっただけ。
アイツにゃーソレができるってこった。オッサンめ。

（顔の横でべたっと寝そべる三毛猫に）………ねえ。

あたしにもできっかな。分かんねんだやったコトねーし。
でももしかすっとこの先…そーしなきゃいけねーのかも知れんし。

（返事はない）

…分かんねーよなンなコト。誰にも。

……（ヘッドホンを外す。ギターを引き寄せて。構えて。爪弾き始める。息を、吸う）

…

誰にも気付かれない密やかな生
もどかしくて光探しに出た

争い合う夢眺めてて
手を伸ばしたらあなたが笑う

初めて届いた安らぎの声
穏やかなスポットよりもずっと眩しく響く

あなたといるときはいつも
命と時間と幸せ抱きしめて
永遠の愛誓うよ
いつもと同じこの温かい場所で


（小西秀昭ＭＳがリアクション上で詞の一部アレンジと曲名を手がけて下さいました。
　ありがとうございました！＆丸投げしてごめんなさい！）

…

……………。
んーー（だらんと腕を放り出す。唇を出したり引っ込めたり。むもむも）
あんま深く考えねーで選んだんだがコクな歌だったのかもわからんね。もしかすっと。

（そんな市子を茶虎がじーーーっと見てる。市子も見返す）…知ってっか？オマエ。

音楽っつーのはニンゲンがハツメーしたホントの魔法のひとつなんよ。
すげーチカラあんだ。ろっこんなんてメじゃない。だから…気－つけんといかん。

（「ふーん」な顔でふてぶてしく膝上に。どてっと寝る）…イヤ降りろよ。これからシゴトなの。

（かたすみのベンチに腰かけて。目をつむってヘッドホンを押さえながら高らかに歌ってる）

…

虜囚は寝ずの番と自嘲にも飽いて胞忍ぶ戯曲
舞い込みあらたかなる火の粉　心に問い声潜め

天に負けじまたたく海原割り飛沫く獣さえ泡沫

夜は夢の御伽　謳えど却しむる欠片求め
世は星の夜伽　叶う望み裁つ願いは遠き遠き

宛無き恰の島に独り　にわかの縁易く手放さん
数煌む天子の中独り　何想う　白明と共に失せて…

…

（ヘッドホン外す）…つー歌がな。ここんとこアタマん中でぐるぐるしてんだが。
なーどー思うよオマエ（かたわらで毛づくろい中のハチワレに）ひとつキタンのない意見頼マス。
…あ（猫は「知るか」とばかりぶいっと無視。そのままどっか行った…）…つれないねー。

（再度ヘッドホン装着。だんぼーるはうすでもらった飴を口に放り込む。音楽に没頭）