this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
愛と矜持と柏餅。ヘ・ンタイ・ストーンと聖なる儀式
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
色々と激しい戦いとなった第三戦目の玉入れ。
両者トンデモな行為に及ぶ者多数で接戦となったが、
冴木 竜司
の体を張った××と哀坂の濃密な百合シーンが評価されたのか勝敗は僅差でつちのこ王国となった。
「ちょっとぉ! 竜司くんをイかせたのはアタシよぉっ!」
「むう……私も零葉と一緒に遊んでいたのだが」
この結果にやや不満顔の
ミッシェル・ナイスゲイ
と
浮舟 久雨
。
そんな2人に申し訳なさそうになめこ王国の王様が謝罪する。
「分かっておる。2人には申し訳ないが……ここでわしらが勝ってしまうと最後の競技『柏餅を探せ!』が中止になってしまうのだ」
「そ、そんな大人の都合だったのね……」
深刻そうな王様の様子に、納得するミッシェル。
「そこで2人には、次のこの競技でぜひとも本領を発揮してもらいたい」
王様の分かるようでよく分からない提案に、浮舟はふむ、とうなずいてみせた。
「私としては、力になれることなら協力するつもりだぞ。ふふ、こんなに楽しい気持ちになったのは久しぶりだ」
そのお礼がしたくてな、とふわりとほほえむ浮舟。
一方のミッシェルも、王様からの提案を承諾したようだった。
「そういう話なら任せてちょうだぁい。クチでするのも嫌いじゃないわよ」
次の競技は白い粉の中、手を使わずに柏餅を探し出す競技だ。
「その代わり……勝った暁には、王様。とっておきのご褒美をもらうわよん」
ミッシェルはその真っ赤なルージュを引いた唇をにやりと不敵にゆがめてみせた。
最後の競技、『柏餅を探せ!』――
つちのこ王国からの寝子島から来た者たちの参加者はなし。
対するなめこ王国からは、この戦争に引導を渡すべく王様からじきじきに頼まれたミッシェルと浮舟が参加することになっていた。
……が、肝心のミッシェルの姿がどこにもない。同じチームメイトがどこかに行ってしまったことに若干の疑問を感じつつも、浮舟の興味は目の前一面に広がる小麦粉のプールだった。
「すごいな、これが全部小麦粉なのか」
開始のピストルと同時にばふっと小麦粉のプールにダイブする。結構底は深いようで、倒れ込んだ浮舟の体を小麦粉の海は白い粉を舞い上がらせ優しく受け止めた。
「腰の辺りまで深さがあるのか……となれば探すのは結構骨が折れるぞ」
大きく一息吸うと、浮舟は覚悟を決めて白い粉の中にもぐりこんだ。
目も開けていられないような小麦粉の海。
「む……もふもふっ」
と、浮舟の鼻先が何かに触れた。慎重に唇の端でくわえてみると――
ふにふにとしたやわらかい牛皮の感触。間違いない、柏餅である。
「んむー!」
ぽふっと小麦粉のプールから顔を出す浮舟。
どうやら彼女が発見第一号らしい。おお、という歓声がなめこ王国陣営から上がる。
「ふんふふふ! ふんふ、ふむふふんふも!」
見つけたぞ、やればできるものだな! とくわえたまま喜びの言葉を口にする浮舟だったが、残念ながら何を言っているのか分からない。しかしその純粋に競技を楽しむ彼女の姿に、なめこの変態もつちのこの変態もほほえましげな空気になる。
(よくやったわね! まずはアタシたちのポイントよっ)
チームメイトの活躍を耳にして、ひそやかに喜ぶミッシェル。
そんな彼は――小麦粉プールの奥深くにもぐりこんでいた。
(けれど久雨ちゃんは純粋にこの競技を楽しんでいるわ……そんな彼女に『聖なる』行為をさせるのは酷ね)
となればアタシがそのぶん体を張らなくっちゃ!
謎の使命感に燃えるミッシェル。
そう、そんな彼がこの小麦粉プールの奥深くに潜んでいる理由はひとつ――
前半戦、尾鎌にオカマを貫かれた哀れな一般兵。
そんな傷心の彼もまた、己を奮い立たせてこの柏餅レースに参加していた。
(このレースで活躍をすればなめこ王国の勝利ッ! 絶対に譲れないッ!)
意気揚々と小麦粉プールに飛び込むと、口にふと触れるものがあった。
ふにふにとした……しかしなんだか柏餅とは少し違う? 口にくわえた若干の違和感に首をかしげつつも、「このプールには柏餅しか沈んでいない」――そう浅はかな考えを持った彼は、ためらうことなく「それ」にぱくりと食らいついた。
(これで我がなめこ王国の柏餅は2つめッ! 勝利は我が王国に――)
しかし食らいついた「柏餅」はなかなか動かない。とんでもなく重いのだ。それになんだか口の中でどんどん固くなっていくような……。
(ぐ、重い……! しかしこれしきのこと、国を思えばっ! 国を思えばっ!!)
ウオオオオと最後の力と国への誇りを振り絞ってその「柏餅」を口で引っ張りあげる。やがてガバアッと小麦粉のプールから顔を出したとき、彼は目の前に広がる光景に――言葉を失った。
「む、むぐむぐぐぐぐぐぐ!」
目の前にいたのは、全裸でこちらに向かって開脚している巨大な男の姿だった。
そして彼がくわえていたものは――
「いやぁ~ん、それはアタシよぉ~~ん」
その瞬間、勝負あったといわんばかりにヘ・ンタイ・ストーンは大きな輝きをみせるのだった。
やがて、両国のこの戦争の結果がアナウンスされた。
結果は1対3でなめこ王国の勝利。
しかし競技を終えた者たちの顔はどちらも晴れやかで、あれほどいがみ合っていた両国の兵士たちのあいだに、過去のようなわだかまりはもう残っていないようだった。
……それどころか、大会の余韻冷めやらぬ様子で仲睦まじげに抱き合ったり揉み合ったりしている有様だ。これはこれで新たな国際問題が生まれそうだが、寝子島の者たちには関係のない話であろう。
なぜなら彼らは、もうすぐもといた世界に戻るのだから。
「ちょっと王様ぁ、アタシのおかげでなめこ王国は優勝できたのよ? ご褒美くれるって約束したじゃなぁ~~い」
「ま、待て待て落ち着けミッシェル君! そなたには国中のイイ男を授けよう! だからちょっと、それだけは……」
「国中のイイ男も魅力的だけど……アタシがほしいのはロイヤルなゴールデンボールなのよぉぉぉん!」
「ちょ、まっ、あっ、アアアッー」
王様が派手に爆発している様子を、両国民たちは平和の象徴だといわんばかりにあたたかい拍手で迎え入れている。
「いいねいいねー! 王様との禁じられた恋……ハッ、そうだ」
その様子をぐへへと眺めていた
桃原 空音
は、思いついた様子でつちのこ王国の王様のもとに走り寄る。
「ねえねえ王様ぁ、なめこ王国の王様はあんなにカラダを張って国民を悦ばせてるんだよ?」
ここはなめこ王国とつちのこ王国、和解のしるしに一発実践してみて!
甘えた様子でとんでもないことを要求する桃原。突然の申し出に目を白黒させたつちのこ王だったが、あの国民の喜びようを見ているとそれも一理あるのかもしれない……と思い始めるのだから場の空気というものは怖い。
「そうだな、そなたの言うとおりかも知れぬ。ここはつちのこ王、和平のしるしに一発ヤってみせようぞ!」
バッと服を脱ぎ男らしく宣言したかと思えば、まぐわいあうなめこ王とミッシェルのあいだに勇敢にも飛び込んでいく。
その様子にきゃーっと嬉しそうな歓声を上げる桃原。
耳慣れたその声に、楽しげな空気に浮かれていた浮舟はふと辺りを見回した。
声のする方をみれば、そこにはピンクの服を着て飛び跳ねる小柄な姿が。顔には妙なお面をかぶっているが、見間違えるはずもない。あまりにも見慣れたその姿に浮舟は驚いたように声をかけた。
「……空音?」
浮舟のその声に、びくっと悪戯が見つかった子どものように肩を震わせる桃原。
ぎくしゃくとそちらを見ると、大好きな友達――浮舟がこちらを見ている。
久雨ちゃん! といつものように飛びつきたい気持ちを必死に堪えると、違うよ、と桃原は震える声で否定した。
「違う、あたしそんなんじゃないよっ! 人違いじゃないの?」
そう、今は彼女は魔法少女そらりん。数々の変態的行為をおこなってきたこの姿、決して寝子高の知人にバレるわけにはいかないのだ。
たとえ本人が気づかないところでバレバレだったとしても――。
ごめんね久雨ちゃん、もとの世界に戻ったらまたいっぱい遊ぼうねっ。
友人に嘘をついたことを謝りつつ、だっと走り出す桃原。
その小さな後姿を見送りながら、人違いだったか、と浮舟は小さくため息をつく。
(この楽しい夢の中、空音と遊べたらもっと楽しかっただろうな)
けれど、夢から覚めてもきっと彼女となら今日みたいな楽しい思い出を作れるはずだ。
目が覚めたら、まずは桃原に会いに行こう。
(そして言うんだ、また共に遊びに行こう、と)
こうしてひとつの奇妙な出来事は幕を閉じた。
まるで夢を見ていたように、寝子島の者たちはいつものように自分のベッドで目覚めるのだった。このことが本当に夢なのか、それとも実際に起きたことなのか――。
どちらにせよ、いい夢だった。
浮舟はシーツの中で寝返りを打つと、小さくほほえむのであった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
花村翠
ファンレターはマスターページから!
おひさしぶりです、花村です。
このたびはとても激しい(!)アクションをありがとうございました!
アクションのすべてを表現しようとすると、ちょっといけないことになってしまうところもございまして、
それでも極力すてきな行動を採用させていただいたつもりです(^▽^)
書いていてとっても楽しかったです!
次のシナリオも、ご縁がありましたらぜひぜひよろしくお願いします!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
愛と矜持と柏餅。ヘ・ンタイ・ストーンと聖なる儀式
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月24日
参加申し込みの期限
2015年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!