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愛と矜持と柏餅。ヘ・ンタイ・ストーンと聖なる儀式
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つちのこ王国の城には、多くの兵が集っていた。
兵。今日に限って、それは鎧をまとい槍や剣を手にした猛者たちを指す言葉ではなかった。むしろ兵たちの大多数は――鎧どころか服さえまともにまとっておらず、自身の槍や剣であり最大の弱点をありのままにさらしている有様だ。しかしそのぎらついた瞳は戦を控えた狂戦士そのもので、本来なら荘厳であり静粛であるはずの王国のホールは異様な空気に満ちている。
「みなの者たちよ。今日は急な召集にも関わらずよく集まってくれた」
王の言葉に、半裸の兵たちはウオオと声を上げる。
今日ばかりは「兵」と称する彼ら半裸の者たちの大半は、もともと城に仕えている正規の兵ではない。彼らは、この度の69回つちなめ戦争――より変態的行為を行った方が勝ちという異様なこの戦のために集められた、国の中でも選りすぐりの変態たちなのだ。
「なめこ王国との戦争。いつ終わるともしれないこの戦争がついに終結を迎えるときが来た! それもきわめて平和的な方法で」
長年続いた戦の決着が彼らの双肩と股間にかかっているという事実は、最前線で戦い続けてきた正規の兵たちにとっては少々理不尽なものであったが、それでも平和のためなら――と兵たちは一歩退いて変態たちにこの戦を委ねたのである。というか、まともな神経をした兵ならばこんな狂乱には参加したくないというのが本音だ。
つちのこ王は一通り変態たちの昂ぶる雄叫びが収まるのを待つと、ごほん、とひとつ改まった調子で咳払いをしてみせた。
「えー、諸君。実は先日なめこ王国との会談で『聖なる儀式』を行ったところ……なんと、この戦争を終結させるべくヘ・ンタイ・ストーンからのお導きによる『光の戦士』が召喚されたのだ」
そう、あれは会談が行われた日のこと。
もはや本意を忘れ本能のままなめこ王と性なる――『聖なる儀式』に耽っていたところ、ヘ・ンタイ・ストーンのまばゆい光の中から数名の人間が現れたのである。
つちのこ王国はそばに控える近衛に目配せをした。
近衛は小さくうなずくと、隣の部屋から3人の人物を連れてきた。
健康的で快活そうな少年と、おどおどと困惑した様子の少女。
そして――全身ピンク色のタイツをまとった奇人が現れたとき、城内は期待の歓声に色めきだった。
そう、彼らはこの破廉恥戦争を終わらせるべく、ヘ・ンタイ・ストーンの力によってこの世界に召集された――なんの変哲もない寝子高生、
冴木 竜司
、
哀坂 零葉
、
横嶋 下心
だった。
「話を聞くに、彼らは我々の世界とは異なる世界からやって来たそうだ。これもヘ・ンタイ・ストーンのご加護……きっと彼らには潜在的にとんでもない変態性が宿っているに違いない」
つちのこ王の言葉に、それまで所在なげにしていた哀坂がキッと反論するように口を挟んだ。
「勝手なことを言わないでください。私はそんな――」
「おお、彼女のこの黒髪。なんとつややかで美しいことか! 彼女にもっとも似合うコスチュームはなんだと思うか?」
王の問いかけに、兵の中から「ミニスカ巫女服ー!」と声があがる。
「なっ……!」
絶句する哀坂の隣で、王はにんまりと笑ってうなずいてみせた。
「ミニスカ巫女服ならあったはずだ。侍女たちよ、私のコスチュームプレイ・ルームに彼女を案内しなさい」
「ちょっ、待って! 離しっ……ひゃあああっ」
連れて行かれる哀坂に、期待してるよー! とさわやかに手を振りながら見送る冴木。そんな彼に王は目を向けた。
「ところで君……見るからに日々若者らしい青臭くも勢いのある妄想に耽ってそうな君だが」
「どっ、どいひー! もうちょいまともな言い方ないんすか!」
「失礼。それでは……見るからに勇猛果敢でこの戦に必ずや勝利の光をもたらしてくれそうな君。何かほしい装備はあるか? こちらで手配しよう」
王の言葉に、うーんと冴木は少し考えるような表情を見せたのち。
そっと、王の耳に希望の品をささやいた。
冴木のその注文に、王は「ほうほう君はそういう系か」と何か納得したような顔を見せつつうなずいた。
「よろしい。それでは侍女たちよ、彼を諸君らの控え室に案内しなさい」
「おっとぉ! いきなり女の子のお部屋にお呼ばれしちゃうなんてめちゃラッキー!?」
連れ去られた哀坂とは裏腹に、喜びの悲鳴をあげながら冴木は侍女たちの部屋へと向かうのだった。
そして残されたのは――ピンク色の全身タイツで臆することなく立つ横嶋。その既に歴戦の戦士を彷彿とさせる姿に若干気圧されつつ、王は冴木に投げかけたのと同じ質問をした。
その問いに、横嶋は事も無げに首を振ってみせた。横にだ。
「特にないですね」
そして彼は王の足元に跪くと、こう言葉を続けた。
――お任せください。横嶋下心、桃色破廉恥小隊の隊長として見事この儀式を行ってみせます!
彼のまっすぐなその宣誓に、城内が沸き立ったのは言うまでもない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月24日
参加申し込みの期限
2015年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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