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愛と矜持と柏餅。ヘ・ンタイ・ストーンと聖なる儀式
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両国決戦の場となる中州には、続々と性の戦士たちが集まっている。
つちのこ国となめこ国。その両国の、鎧と武器で身を固めた「本来の」兵たちは――今はその無骨で無粋な装備を投げ捨て、「設営スタッフ」としてTシャツにトレパンというラフな出で立ちで観客用のテントを設営している。その様子はまるでただの体育祭。
運動日和の青空を見上げながら、平和だな、と誰かがひとりつぶやいた。
なめこ国の陣地にて。
「うう……召喚とか戦争とかヘンタイとか……何なのよコレ」
露出過多の人々がひしめく中、
羽生 碧南
の姿はひときわ目立っている。というのも180cmを越す女子にしては珍しいほどの長身に、すらりと均整のとれた体つき――そしてその肢体を隠しているのは、わずかばかりの白い水着のみである。
「こ、この格好って……これじゃ私、痴女みたいじゃないっ」
そう、しかも水着といってもただの水着ではない。スリングショットとも呼ばれるそのただの紐のような水着は、おおよそ泳ぐためには作られたとは思えない、じゃあ何をするために作られたのか、それはもう答えはひとつしかない――といったような形状をしている。
どうしたことか、気づいたらこの格好でこの場に立ち尽くしていたのだ。周囲の人の話を聞くに、どうやら自分はこの戦争を終わらせるために敵陣営よりも「聖なる」な行いをしなければならないらしい。意味が分からない。
「もうどうすればいいのよっ、だいたい競技だなんて、こんな……ちょっとでも動いたら見えちゃうじゃない」
ただでさえ、立っているだけなのにズレそうな胸元と足元を必死に手で押さえながら羽生はうめく。
その隣で、浮舟も呆然としたように辺りを見回していた。
「なんだこの弾け飛んだ世界は……」
幸い彼女は羽生のように過激な格好はしていなかった。というより、デフォルメされた可愛らしい鯨のフードともこもことしたパジャマ――要は部屋着姿である。
「夢か……?」
股間に女性下着を巻きつけた男性が「ピースフル! ピースフル!」と叫びながら疾走しているのを見つめながら、浮舟は小さくそうつぶやいた。
夢だ。そうだ夢に違いない。
ならばこんなトチ狂った夢、目覚めまで楽しまなければ損じゃないか。
浮舟のつぶやきに、羽生もうつむかせていた顔をはたと上げる。
「そうね……異世界トリップだろうが夢だろうが、ここは現実じゃないんだもの。こうなったらやってやるしかないわね」
目をブラジャーで隠し「スイカップはどこだー? この棒でぺしぺし叩いちゃうぞー」と叫びながらうろうろする全裸の男性を見つめながら、羽生も意を決したようにうなずいた。
吹っ切れた――というよりは、周りも度を越えたヘンタイばかりだったのでなんとなく安心した、という方が感覚的には近いのだが。
どうしてこんなことになっているのか。
周囲の喧騒の中、あっけに取られたように立ち尽くしているのは
七峯 亨
である。事のいきさつは国王じきじきに話してくれたため理解している。要は自分にはそのヘンタイ石とやらを輝かせるほどの「素質」があったということなのだろう。
(だからといってこの格好は……なんなんだよ)
彼が身にまとっているのは――女性物の服だった。ぴっちりとした白いブラウスと黒のタイトスカートは、いわゆる女教師「もの」でよく見かけるような組み合わせだ。その白いブラウスの向こうにはうっすらとピンクのブラのレースと豊かな膨らみが見える。どうやら下着まで女性物のようで、ブラにいたっては中にシリコンまで入っている。
(ああ、自分のものでなければ最高なのに……)
その魅惑的な白とピンクに視線を落として小さくため息をついたときだった。
「うっひょー! どしたの亨くん、そのカッコ!」
耳慣れた元気な声が飛び込んでくる。
振り向くと、そこには目をきらきらと輝かせている
桃原 空音
の姿があった。
「おう、空音ちゃんも来てたのか」
そう言いながらも、級友であり「同志」の登場にどこか納得している自分がいた。ここに召喚されていそうな人物には、あと数名ほど心当たりがある。
「うん! なんかよく分かんないけど、気づいたらここにいて……。にしてもいいなあ亨くん! あたしも面白いカッコしたかったよー」
そう言う桃原の格好はいたって普通の学生服姿。つまんなさそうに自分の着慣れたスカートの裾をひらひらさせた後、彼女はちらりと七峯に視線を向けた。
厳密に言うと、七峯の――胸元に。
その目つきに男性ながら身の危険を感じた七峯は、とっさに自らの胸元を両腕で隠す。ああいやらしい目を向けられる女性ってこんな気持ちなのね……とひとつ賢くなりながら。
「な、なんだよ……」
「ねえそのおっぱいって本物?」
「ほっ、本物な訳ねーだろ! パッドだパッド!」
「ほええー、じゃあ女体化したって訳じゃないのかあ」
でもさわり心地は試してみるべきだよお、とぴょんぴょこ飛びついてくる桃原をどうにか抑える七峯だったが、何せ着慣れない女装姿。スカートは動きにくいし、本来ならフィットしていないブラはどんどんズレてくる。
「落ち着けって空音ちゃん! それより……面白いカッコしたいんならいっそしてみればいいんじゃない?」
興奮する小動物を必死になだめると、七峯は逆にそう提案する。
そう、面白いカッコ――辺りをみれば男も女も露出過多。この状況に乗じて同級生の女の子に破廉恥な格好をさせようとする七峯。さすがこの世界に呼ばれるだけはある。
「んー、面白いカッコ……あ、そうだ!」
彼の言葉に、桃原はぴこんとあることを思いつく。
「えっちなことしていいのなら……あのカッコしかないよね!」
そしてそんな思わせぶりなことをつぶやいたあと、桃原は来たときと同じ勢いでどこかへと走り去っていく。
その嵐のような小さな背中を見送りながら、七峯はごくりとつばを飲んだ。
「あのカッコ」ってなんだろう、と。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月24日
参加申し込みの期限
2015年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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