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せんせいといっしょ:瓜山先生編
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準備があらかた終った頃には、開場まで一時間半といった所になっていた。メイはほっ、としたように表情を緩めると、3人に少し休憩するよう伝える。
「先生、私は受付を担当したく思いますが……、よろしいでしょうか……?」
「是非、お願いします」
メイに言われ、時子は僅かにはにかみながら頷いた。刀と蓮はこの後も会場の案内などを手伝う事を確認する。
時間があるから、と休憩を挟む事になり一度退室する事に。その時、刀はふと目に入った作品を見ながら
「俺、正月に何か目標を書いてみようかな……」
と、ぽつり呟く。それとなく刀が蓮に何を書くか、と問うと、彼は静かに考える。
「私なら、『相互扶助』や『互助』を書きますね。『天如水』や『上善如水』でもいいかもしれませんね」
その他に頭に浮かんだのは、「友愛」や「愛敵」、「斎戒」、「喜捨」という言葉というのが、実に蓮らしい発想である。
「森らしいというかなんというか……。俺なら……」
刀はそう頷きつつ、書をしたためる祖父の背中を思い出す。
祖父から受け継いだ術を極め、また己の術を生む。けれども、『極める』のは技術だけではない。だから、こうして色々と体験していく。それが、『己が目指している物』に繋がっていくのかもしれない、と。
(もしかしたら、こういった気持ちを形にしたくて目標を書くのかな……)
刀はなんとなく、自分が書きたい物が見えた気がした。
暫くの間刀と蓮は何を書こうか、という話題で盛り上がり、メイと時子はそんな2人を微笑ましく見るのであった。
「あ、瓜山先生!」
「宇佐見さん、おはようございます」
作品展が始まるちょっと前。メイの元に現れたのは
宇佐見 満月
だった。メイはにっこり笑って頭を下げた。
「今回は、出展者としてよろしくお願いします。それと……愚弟がバカやらかしちまってすみませんでしたねぇ」
満月には、寝子高に通う弟がいる。彼は先日、メイの兄を手伝ってくれたのだが色々その後あったらしい。満月は弟からは(肉体言語入りで)話を聞いている、と話すと、何かを感じ取ったのかメイは少し苦笑した。
「
学校サボってお兄さんの手伝いに行っていたっつー話だったもんだからねぇ……。
その所、きっちりシメさせてもらったさね」
「いえ……」
メイは、豪快に笑う満月に苦笑しつつも、穏やかな笑顔で
「兄も私も、そうさせてしまったことを悔いております。ですが、おかげで原稿が捗った事も事実でして」
「そんな。先生が気にすることじゃありませんよ」
こんどは満月が苦笑する。メイとしては学業に支障が無いか、気になると言えば満月は「大丈夫ですよ」とにっこりした。
ふと、メイが見たのは満月の作品だった。爽快さを感じさせるその書き筋に、メイは感嘆の息を漏らし、満月はその様子にちょっとだけ恥ずかしくなる。
「これ、あたしの作品なんですが……、久々に大物の書を書いたんで、バランスの取り方とか、書の勢いとか、これで大丈夫か気になっているんさぁ」
気にし始めたらキリが無いのはわかっているけれども、と苦笑する。だが、メイは首を振った。彼女は満月の人柄がでたような、元気が出るようなその作品に口元が綻んでいた。
「これは、宇佐見さんだからこその、持ち味がでた作品だと思います。特にバランスは完璧で、見ている側の背筋が自然とぴん、と伸びます」
『精神一倒何事かならざらむ』と力強く書かれた大型作品。どんな思いでそれをかいたのだろう、とメイが考えていると……その傍に『本気でやれ! 死なないから……多分』と草書体で書かれた作品も。これにくすっ、と笑うと
「この作品、心がほっ、としますね」
と表情を緩める。満月は「そうですか?」と一緒になって柔和な笑みになっていると……どこかで恩師が見ているような気がした。
(まさかあたしが出展する事になるとはねぇ……先生?)
そうしつつ、メイの声で我に帰る。満月が書いた作品に関して気になった事があるのだろう。彼女が示した作品には、こう書かれていた。
――If winter comes, can spring be far behind?
意味は『冬来たりなば春遠からじ』である。
こうして、作品展は開場時間を迎える。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月13日
参加申し込みの期限
2015年11月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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