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ある初めての日
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サキリ・デイジーカッター
は、思い出す。初めて寝子島にやってきたときのこと。生き方を変えようと誓ったあの日のことだ。
一昔前のサキリは、抜き身のナイフみたいな人間だった。エリートだが人間のクズ代表みたいな父親と、世間知らずな聖女様みたいな母親の間に生まれた。サキリはいつしか、家族から離れて、裏社会で荒んだ生活を送るようになっていた。
他人を傷つけて、いろいろなヤバいことに関わった。
暴力まみれの生活に嫌気がさして、逃げるようにして辿り着いた場所が、ここ寝子島である。
この島を歩いて、美しい空と海と山、穏やかな人々を見た。そしてどこか普通と違う雰囲気を感じ取り、心が震えた。
この素晴らしい場所を守りたいと思った。何かを守りたいと思ったのはこれが初めてかもしれない。
頑張って生き方を変えよう。人を不幸にする側の人間から、人を幸せにする側の人間になろうと誓った。
しかし、残念ながらサキリはまだ変われていない。心の奥には流血を好む冷酷なもう1人のサキリが潜んでいる。全身に隠し持った刃が無ければ、平静を保つことすらできない。
普通と呼ぶには、あまりに程遠いのが現状だ。
優しい人間になりたい。
サキリにとってそれは、高嶺の花のような話だ。
いつしか本当の意味で変わることができる日は来るのだろうか。
寝子島で過去に歩いた道をもう一度歩きながら、寝子島の美しさや素晴らしさを見て回りながら、サキリは思った。
「え、やだ……あたし……死んじゃうの……?」
今日は仕事が休みの日だった。住んでいるアパート近くのコンビニで雑誌やお菓子などを買った帰り道。雨に降られて、雷に打たれたのだ。
家を出るときに既に曇り空だったから、傘を持参してのんびり歩いていたのだが、まさか雷が落ちてくるとは思わなかった。
しかし予想外にも、雷による痛みは全くなかった。
その代わりに、
真境名 アリサ
は、思い出す。初めて沖縄の外へ出た日の記憶が蘇る。
記憶の中のアリサは13歳。中学1年生だった。故郷の沖縄に住んでいた頃の、夏休みのある日。余所行きの服を着て、旅行カバンを持って、アリサは那覇空港にいた。
(そう……思い出した)
アリサが初めて1人で旅をした日のことだ。その日初めて、沖縄の外へ出た。
当時、東京に住んでいた親類の家に、1週間ほど泊まりに行った。1週間で定番の観光スポット……当時はスカイツリーなんてなかったけれど、六本木ヒルズなどを見て回った。
小さくて狭い島を出て、初めてそれ以外の世界を知ったのだ。見るものや出会う人、全てが新しく、それはとても刺激的な日々だった。
あれからもう8年も経つ。
高校を出てすぐ本土のとある会社へ就職したのは、そのときのことが忘れられなかったのかもしれない。けれど、すぐに現実に裏切られた。ブラック企業に勤めてしまったのだ。同じ本土へ行くのなら、大学や専門学校に進学する手もあったと後悔した。
そして紆余曲折を経て、今は、この寝子島にいて……まあ、なんとかやっている。
そんな過去を思い出して、アリサは苦笑した。
八神 修
は、思い出す。初めての馬……今では愛馬となっているラファールとの出会いを。
小学校2年の11月、修は8歳だった。父が牧場に行くというので、連れて行ってと頼んだのだ。修は動物が好きだった。だから、馬にも興味があったのだ。
父はその場で修にいくつか質問をした。競走馬の起源、それから馬とはどのような生き物であるか。
もし答えることができなければ、牧場に連れて行ってはもらえなかっただろう。最低限の知識がない者に、父は厳しい。それを修はよく知っていた。
今現在、修が何かをするときに『軽く』勉強するのは、この父の影響でもある。もっとも、『軽く』とは言っても『専門的だ』と言われることが多いのだが。
父からの質問に、修は頑張って答えた。
牧場に着くと、父は所有する馬たちの運用の話をするために、事務室に入った。修は牧童に牧場を案内された。そこで、栗毛の当歳馬の1頭に目を奪われた。牧童の話だと、4月生まれで、離乳して1ヶ月だそうだ。
そっと近づいたら、すりすりと鼻先を近づけてきた。目が合う。なぜかはわからないけれど、じーんと来たのを思い出す。
父が牧場の人と来た。
(確か、直接買いはセリより安いんだ)
修は牧場の人に、血統と成績、そしてこの馬の品質を聞いた。それから、父を見た。
「修。お前が名前をつけなさい」
馬主は父だが、修の馬扱いなのだと察した。父も、修の気持ちを察してくれたのだろうか。
「走る可能性が高いと判断しただけだ」
もし聞いたとすれば、父はたぶん、そう答えるだろう。
でも、父の本心がどうであったにせよ、修は嬉しかった。
「お前はラファール、フランス語で『疾風』だよ!」
つけられた名前を認めるように、ラファールが再び修にすり寄る。
(よろしくラファール。僕の馬!)
今、ラファールは競走馬は引退し、馬術馬として、星ヶ丘ホースクラブにいる。
雷に打たれたのに痛みも怪我もないというのは、不思議な出来事だったが、とても大事なことを思い出せた。そして、無性にラファールに会いたくなった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月22日
参加申し込みの期限
2015年07月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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