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ある初めての日
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「やっほー、一也ぁ、バンドやってるんだってぇ? じゃあさ、また付き合わない?」
鉢合わせたのは寝子島に来ていた元カノ。不良仲間で、いろいろと非行やら何やらをした。
「イケメンでバンドマンの彼氏とか、超ハクがつくじゃん」
彼氏はアクセサリー、というタイプだ。勿論、一也にその気はなかった。だから断ったのだが、悪態をつかれた。その帰り道で、一也は雷に打たれた。
(俺が『ひと』だったら死んでたぞ……!?)
そこで、
唐沢 一也
は、思い出す。あれは初めての万引きだっただろうか。
中学生だった頃。
『真面目な生き方がかっこ悪い』
そんな思いで、不良グループにいた。仲間に唆されるまま、スーパーでガムをくすねた。悪いことをしているという自覚はあった……が、当時の一也はそれもスリルと感じていたのだ。している最中は胸がドキドキして、でも成功した後は、大人はこんなものか、と思って。嘲笑いながら万引きしたガムを噛んでいた。
(……あぁ、それで初恋の女には愛想つかされたさ。そりゃそうだな、アイツは普通の女の子だった)
怖がられて当たり前だった。ちなみに、先程鉢合わせた元カノではない、別の女である。
それから、アホらしくなったり何やらあったりで、地元を出た時点で悪い縁は切った。そうして、非行もやめた。今はそこそこ真面目にやっている……つもりだ。
けれどこうして思い出したように、心のどこかには残っている。
思い出なんて可愛らしいものではない。ただの記憶? それとも後悔? これにつける名前を一也は知らない。
そうして、ときどき思うのだ。真面目にやっているつもり、だとしても。
(前科者な俺が、真面目なアイツと……)
「きゃぁぁっ! もう、雷だなんて聞いてないわ!」
雷に打たれて、
七雅 麗音
は、思い出す。ふと、脳内に過ぎるのは、中学時代の思い出だ。
苦い思い出と、初めて作詞作曲をした思い出。
そういえば、初めて作詞作曲したのが、『ありがとうーーMy Best Friendーー』だった。あの頃から麗音は、既にオネェ言葉だったから、いじめの標的になってしまっていた。それに身長も今のように高くはなく、小柄体型だったから余計と、だった。
学校に行くのがとてもつらかった。家族には勿論、友だちにも先生にも相談出来なかった。先生に言ったところで、何か対処してくれるなんて思っていなかったのだ。だから、出来なかったというより、言わなかったが正しい。
(もう何度死のうと思ったことか……)
けれどそれが出来なかったのは、仲の良かった友だちというか、親友だちが止めてくれたからだ。彼らが止めてくれたから、今の麗音がいる。そうでなければ、今、麗音はここにはいない。
その後、親友だちのお陰もあってか、いじめもなくなって、麗音も吹っ切れた。そして、今の麗音に生まれ変わったのである。
このことがきっかけで、初めて作詞作曲に挑戦してみた。思いのほか、家族や親友だちに受けた。それから。
(そのときに、私の将来の夢が決まったわ)
全ての人たちに、自分が作った歌を聞かせたい、と。
いつの間にか晴れた空を見上げて、麗音は自問する。
(あの日から私は、成長出来たのかしら……)
三夜 智蔵
は、思い出す。
(雷か……前にも近くで見たことがあったな。あれは確か……)
昔のことのはずなのに、不思議と鮮明に思い起こされる。
(そうだ、初めて家出したときだ)
何が原因だったかはよく覚えていないけれど、智蔵が家出したのは小学校のときだった。何かに腹が立って、こんな家にいていられるかと思って……それに、この家に自分は必要ないんだって思った。だから家出したのだ。
けれど、出たところで電車に乗れるほどの小遣いを持っていなかった。かといって、町の中をうろうろなんてしていたら、きっとすぐ誰かに見つかってしまう。
それでどうしたのかというと、智蔵は九夜山に入った。あの頃は、虫捕りなどで時々九夜山に行っていた。
(山にある大きな木の根元の、大きな洞を、友だちと秘密基地にしてたよな)
小遣いもないし、人に見つかりにくいところに隠れないと、そう考えて行ったのだ。秘密基地へ行って、智蔵はしばらくひとりでむくれていた。すると夕立が降ってきて、遠くから雷の音が聞こえてきたのだった。
あの頃、智蔵は雷を見るのが好きだった。しばらくあちこちで光る雷を見ていたが、そのひとつが目の前200m位先の木に落ちてきた。
(あれすごい迫力だったな)
裂けるような音も、眩むような光も。すごいと思うと同時に、とても怖くなったのを覚えている。
今、雷を見て、打たれて、それを思い出した。雷が落ちた木は裂けてしまったが、今の智蔵の身には何も起こっていないようだ。運が良かっただけかはわからないが、不思議なこともあるものだと首をかしげる。
ちなみに家出はその後どうなったのかというと。
(実は、さっぱり覚えてねぇんだよなー)
ただ、誰かといた気はするのだ。
(誰かと一緒に、雨上がりの空に浮かぶ綺麗な虹を見た気はするんだけどさ)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月22日
参加申し込みの期限
2015年07月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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