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Welcom to our Wedding Party
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「と、いうわけなんだ」
「そう言われましても、おそらくアレルギーなんでしょうが、肉の代用品ですか……」
厨房では後半に向けてデザートの仕上げをしている森がいた。
事情を蜂矢から聞いたものの、突然降ってきた難題にうーん、と考え込んでしまう。
「お兄ちゃんが作ってくれるの?」
と、目をキラキラさせながら見る少年にできない、とも言えず、冷蔵庫や冷凍庫を漁りはじめる。
「もー本当に料理の評判がいいわー! やっぱり野菜は鮮度なのね!
ってあら、どうしたのその子?」
「桜子さん」
と蜂矢と森の声が重なる。事情を森から説明されると、
「確かにあの料理美味しかったものね。うーん……」
桜子が考え込むのを見つめながら、少年はうん? と首を傾げる。
「ん?」
そこで、冷凍庫を漁っていた森が声を上げる。
取り出したのは灰色っぽい四角いものがまとめられていた袋だった。
「何ですか、これ?」
「あら見つかっちゃった!
ふふ、それはねー冷凍したこんにゃくなの。解凍して焼くとお肉っぽく……」
そこまで言って桜子は森と目を合わせ、
「それだ!」
「それです!」
とハモらせた。
森はさっそくそのこんにゃくを肉の代用品として調理を始める。
それを後ろで眺める桜子と隣で椅子に座る蜂矢、その膝に座る少年。
「何で、普通のお肉、じゃなくて、こんにゃく?」
「食物繊維とか、カロリーとか、いろいろと乙女に嬉しいこと盛りだくさんなのよー!」
「乙女って、誰の……」
「あぁん?!」
今日一のドスの聞いた声に少年はひっと、怯えながらも蜂矢は動じることなく、
「そうですね。桜子さん、乙女、でしたね」
「ふふ。照れるわー!」
きゅるん、と元に戻った桜子にクエスチョンマークを頭にいっぱい浮かべる少年。
「これが、大人の世界、だよ」
「いや、何教えてるんですか。ほら、出来ましたよ」
蜂矢の少年への呟きを撤回しながら、森は醤油の良い香りが漂う小さな器を持ってきた。
「うわぁ! いただきます!」
少年がフォークでそれを一口頬張ると、ぱぁっと顔を輝かせた。
「おいしい! これ、ほんとーにおにくじゃないの!?」
「うん。だから思う存分食べてくださいね」
「ありがとう! おにいちゃんたち!」
その言葉を受け、蜂矢と森はお互いの顔を見合って笑った。
時間は少し遡り、
結婚式へと親友を送り出した真瞭は星ヶ丘にある自宅のマンションでのんびりと過ごしていた。
自分がコーディネートしたかわいらしい友人の姿を思い出していると、スマホが着信を告げる。
しかも当の本人から。
「もしもし? りさちん、どうしたの?」
「あ、まーちゃん?
それが話の流れでまーちゃんのこと話したら、
オーナーの桜子さんにぜひパーティーで演奏してもらいましょうよ、ってことになってね」
桜子のことは星ヶ丘に住んでいるのもあって少しは聞いたことがある。
「わかったわ。特に用事もないし、今から準備していくけど……間に合うかしら?」
すると、先ほどまでどこか申し訳なさそうにしゃべっていた理紗子だったが、
その反応を聞き、声が明るくなる。
「本当? 良かった。じゃあ待ってるね。ふふ」
「どうしたの? 急に笑って」
「久しぶりに生のまーちゃんの演奏が聴けるな、と思ったら嬉しくなっちゃったの。
じゃあ、楽しみにしてるね」
親友にそう言われては気合いも入るというものだ。
あまり長くなく、結婚パーティーにふさわしい曲と自分の中のレパートリーを思い浮かべながら美梅へと赴く。
店の前では理紗子が待っていた。
「急だったのにありがとう」
そう言いながら店内へと入っていく。
「あ、あそこに座っている2人ね。葵さん、りさちんから聞いてた通り、可愛らしい人ね」
「ふふ。今日ずっとあの笑顔浮かべてるの。幸せそうよね」
「そうね。あ、ちょっと音響の人と打ち合わせしてくるわ」
「うん。あの辺りで操作してるんじゃないかな?」
「ありがとう」
理紗子に指差された部屋の隅には、黒いカバーで隠された機械を操作する時子がいた。
「あの、ちょっといいかしら?」
真瞭が機械の横に回り込んで時子に話しかける。
「はい? あ、もしかして桜子さんが言っていたヴァイオリニストの深林さんですか?」
「えぇ。少し段取りを確認したいの」
「そうですね。えっと、演奏する場所は新郎新婦に一番近いあの辺りになると思います。
マイクは使うとしたら、今は隠してありますけど、あのカーテンの陰に隠れているものを」
真瞭は相槌を打ちつつ時子を眺める。その視線に気付き首を傾げる時子。
「あぁ、あなた高校生?」
「はい。御巫時子です。よろしくお願いします」
「すごくしっかりしてるからビックリしちゃったわ」
時子ははにかみながらお礼を言うと、
「桜子さんにいろいろ教えてもらったんですけどね」
「頼もしいわ。じゃあ、よろしくね」
「はい!」
パーティーも終盤に差し掛かった頃、真瞭は八神の紹介で新郎新婦の前にヴァイオリンを携えて現れた。
「葵さん、良太先生、ご結婚おめでとう。ほんのささやかですが、この曲をお二人で歩む旅路に捧げます」
そう言ってヴァイオリンを構える。
空気が一気にぴんと緊張し、真瞭がすっと息を吸い込んだ後、部屋は情熱的な旋律で塗り替えられた。
曲は『愛のあいさつ』。
CMなどでよく聞く曲だが、生演奏であることと、真瞭の全身から溢れだす情熱と、
それを細やかな音でまとめあげる繊細さが一味も二味も違う曲にしていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
マルモロ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月29日
参加申し込みの期限
2015年07月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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