『美梅(みうめ)』と書かれた看板と少し古びた木製のドア。
レトロな雰囲気を漂わせたカフェ・レストランは、普段ならメニューボードの立て看板が置かれているのだが、今日は様子が違う。
メニューボードは仕舞われ、扉には1枚の張り紙。
『本日、結婚パーティーのため貸切!
但し、お祝いしてくれる方は大歓迎! オーナー 桜子』
と字からも伺えるテンションの高さ。
ここのオーナーである桜子さんは、持前の大らかさとそれによって作り上げた人脈の広さでこの辺りでは有名だ。
それに普段1人で美梅を切り盛りしている桜子さんだが、今回ばかりは助っ人も呼ぶだろう。
確か店内の広さは50人も入るか入らないかほどだったような気がするが、桜子さんが呼びかければその倍の人数は来そうである。
張り紙の下には『立川 良太』『宮前 葵』と2人の男女の名前が書かれているが、どうやら新郎新婦らしい。
と、そこへまた新しい客が1人。
勢いよく閉められた扉。
そこへ吹いた一陣の風が張り紙をさらっていった。
普段あるはずのメニューボードがないくらいで、あとは何も変わったようなところはない。
これで何人が間違えてこの店を訪れるのか。
間違えて来た人でも、その人たちを巻き込んでしまうのが桜子さんだ。
2人の門出をお祝いに来た人たちは全力で祝い、
間違えてきてしまったという人たちは諦めてその場を祝い、
素敵な1日をみんなですごしてほしいと思う。
初めましての方も、お久しぶりの方もこんにちは。
マルモロと申します。
今回はざっくり言いますと、舞台は星ヶ丘にあるオーナーの桜子さんが営む『美梅』というカフェレストラン。
そこで行われる結婚パーティーを盛り上げよう!がテーマです。
どのような理由で『美梅』を訪れても大丈夫です。
・幹事に声をかけられた。
・桜子さんに手伝い(給仕や調理など)をお願いされた。
などなどキャラクターに合った理由であれば問題ありません。
新郎新婦、桜子さんとご自身のキャラクターとの関係も考えてくださって結構です。
◆新郎・立川 良太(26)
職業は寝子島高校の教師。担当は英語で、クラスは持っていない。
爽やかな見た目と帰国子女というステータスを持ち、女子生徒に人気がある。
◆新婦・宮前 葵(25)
職業は看護師。
清楚な見た目から患者にファンは多い。良太とも病院で出会った。
◆桜子(秘密)
綺麗な見た目をしているが、実はオネエ。怒ると声が野太くなる。
桜子さん、お姉さん、などの呼び方をしないと振り向いてくれない。
アクションでは、パーティーの最中にやってみたいことなどを気楽に考えて頂けると幸いです。
ご参加お待ちしております。