this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
秋の日に、ブライトグリーンで
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
12
つぎへ >>
●本語り、明日語り
その日、ブライトグリーンを訪れた
鷺守 昴
は、見覚えのある先客が座っているのに気づいた。
「ん? 時枝……だよな?」
そう声をかけて窓際のその席に近づくと、やわらかなカーテン越しの日射しの中でその女性は微笑んだ。
「鷺守さん……お久しぶりです、奇遇ですね」
時枝 香苗
。鷺守の家族の営む古書店「月暈堂」の常連客だ。
「鷺守さんもこの喫茶店が気になって……ですか?」
「まあ、そんなところだ」
単純におしゃれカフェとしてだけでなく、このブライトグリーンは本好きの人の間でも気になるスポットとなっているらしい。
「こっちの席でご一緒してもいいかな?」
書店で話して以来話があうと感じていた鷺守は、かねてより、本の話がしたいと思っていた。
いや、正確にはもっと単純に、彼女と話してみたい、だろうか。
思いは時枝にも通じるところがあったらしく、時枝は快く相席を許可してくれた。
「この間は、いろいろなことを教えていただいて本当に助かりました。私がおかしいわけじゃないんだってわかって、だいぶ気持ちが楽になりました」
「そう聞けて何よりだ」
二人の語るこの間とは、
ねずの隠れ里事件に巻き込まれた
ときのことだ。
その場でタッグを組んだ二人は、機転で困難な状況を切り抜けた。
その時まで時枝は自分に芽吹いたろっこんの力を正しく理解しておらず、自分の力を異常なものと思い悩んでいた。彼女が認識を改め吹っ切れるきっかけを、鷺守が与えてくれたのだ。
「私、追加で何か注文しようかと思うんですが、鷺守さんは何を頼むんですか?」
「そうだな……サンドイッチにしようか」
仕事の打ち合わせに、あるいは読書の場所として喫茶店を利用する人々にとって、手の汚れないメニューは欠かせない。
「じゃあ、私は」
時枝はコーヒーのおかわりとあわせ、スコーンを注文する。脂分の少ないこの焼き菓子もまた、本好きの喫茶店愛好者の間では評判がいい。
鷺守のカバンから、一冊の文庫本が覗いて見えた。
「あ……その本、もしかして」
「……? これかい?」
鷺守が取り出した文庫本のタイトルは、やはり時枝にも見覚えのあるものだった。
「最近書店でよく見かけますね」
「ああ。最近はまってる時代小説なんだ」
鷺守がはまっているその小説は、合戦の切迫した描写や登場人物の心の動きなどが克明に描かれていて、シリーズの最新刊が出るたびに読んでいるのだという。
「歴史上有名なシーンはまだもう少し後になりそうなんだが、この著者は登場人物の心変わりの過程にもスポットを当てているんだ。あくまで著者なりの解釈だが、この後寝返る武将とわかっているだけに魅せてくれるよ」
「それは興味深いですね。相当自信がないと書けるものでもありませんし……私も今度読んでみましょうか」
逆に時枝はどうかと聞かれ、時枝がバッグから出したのはシンプルな表紙の文庫本だった。
「最近はまっているのはこれ、ですね。ホラーといえばいいのか、SFといえば良いのか……不思議なフィクションストーリーです」
舞台は主に現代だが、日常生活の背後に人智を超えた存在が忍び寄り、人々が静かに音もなく狂気に陥っていく。見知った人物の心が恐怖に蝕まれ、人らしからぬ異常心理に陥っていく……そんな、一種のパニックホラーともいえる小説を読んでいるのだと、時枝は語った。
「確か、それに近い感じのを読んだことがあったな……シチュエーションは似ていて、テイストを和風に置き換えたような」
「そんなのもあるんですか?」
ああ、と頷く鷺守。彼によれば、人の心の暗部をえぐりだすような描写の技法は和風の世界観との相性もよく、時枝の読む海外小説と同じ技法を取り入れた和製ホラーも近年は見られるようになったらしい。
「作家同士のやりとりまで見えてくる気がして、興味深いよ」
しみじみとした鷺守のつぶやきは、本好きの時枝にとっても頷けるところだった。
今日は楽しかったですと、礼をいって時枝は席を立った。
「またお店の方、寄らせてください」
「ぜひ。それじゃあまた、月暈堂で」
自分の分の会計の準備をしながら手をふる鷺守。本とろっこんを通じて知り合った二人の物語が本に描かれるとすれば、この先は一体どうなるだろうか。ページの大部分はまだ、真っ白のままだ。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
秋の日に、ブライトグリーンで
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月26日
参加申し込みの期限
2015年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!