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秋の日に、ブライトグリーンで
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●打ち克つこと
日頃お世話になっているお礼をかねて、穏やかな時間をプレゼントしてあげたい。そう願い、
常闇 月
は友人二人をさそってブライトグリーンを訪れていた。
『ここが月さんのいってた新しいカフェ、ですか?』
スケッチブックに字を書き筆談をする
浅山 小淋
に、常闇がそうです、とうなずく。
この日、常闇は格子柄のマフラーと、青バラをあしらったヘアピンを身につけていた。
私服姿の浅山が髪をとめている黒のリボンは真新しい。
格子柄のマフラーと黒のリボン。これらは9月のサプライズお誕生日会で、二人が贈り合ったプレゼントだった。
見覚えのあるアクセサリに気づき、
八神 修
が一言。
「つけてきたんだね。二人とも似合ってるよ」
慣れないほめ言葉がくすぐったくて、常闇は顔を赤らめた。
店内に入り席に着くと、御巫がおしぼりとメニューを運んできてくれた。ここからは嬉しくも悩ましいケーキ選びの時間だ。
「どれにしましょうか」
ずっと迷っている常闇に、八神が横から助け舟を出す。
「今の季節だと木の実系のタルトがおいしそうだね。お、これなんてどうだ? 三種のミックスベリーのタルト、だってさ」
「じゃあ……八神さんのおすすめ、いただきます」
浅山は悩んだ末に『シフォンケーキと紅茶をください』と紙に書き、飲み物を聞かれた常闇は浅山と同じく紅茶を頼んだ。
一方の八神はというと、一瞬視界のはしに甘々のスイーツが目にはいったものの、女子二人の手前、つい控えめのオーダーをしてしまった。
「俺は……このベイクドチーズケーキを珈琲セットで」
『コーヒー、飲めるんですね』
浅山が憧れの眼差しを注いでくる。ベイクドチーズケーキと相まって大人のチョイスに見えるのだろうが、ピュアな視線がハートに痛い。
昨今は甘党男子の味方も増えているが、まだまだ大っぴらにはしづらいのだ。一人の時にこっそり頼もうと、八神は心に誓った。
八神たち三人のくつろぐ店内に、こんにちはー! と陽気な声が響く。気づけば昼下がりのラッシュもすぎ、ちょうどおやつ時になっていた。
声の主はしばしば訪れると噂の寝子高教師、
若林 沙穂
だ。
「あ、沙穂先生……いらっしゃいませ」
「あら、こんにちはー! ここで働いてたのね!」
勝手知ったる様子で遠慮なくカウンター席に座る沙穂に、お冷を出して注文を待つ。
オーナーの七草みどりと友人だとは聞いていたが、もしやと思いあらためて店内を見渡してみると、植木鉢がわりに使われている陶器にはどことなく手作り感がある。
同じことに八神も気づいたようで、挨拶がてらに席を立って沙穂に話しかけてきた。
挨拶を交わした後で、さりげなく気になってたことを聞いてみる。
「若林先生、もしかしてこのお店にある陶器って……先生作ですか?」
「やっぱりバレるもんねえ……私の才能がにじみ出てたのかしら?」
「きっとそうだと思いました!」
冗談めかして言った沙穂先生だったが、大真面目に返されて逆に面食らったようで、冗談には冗談で返していいのよーと答える。沙穂の注文は抹茶シフォンケーキ。好みのテイストが和風よりなだけあって、ケーキのチョイスは御巫の想像したとおりだった。
ケーキを待つ間、浅山と常闇は寝子島でひらかれる行事の話で盛り上がっていた。とくに、間近に迫った寝子祭の実行委員の話はうってつけの話題だった。
『こうしたイベント事のお手伝いは初めてですけど、不思議と今から楽しみでもあるんです』
心待ちにしていることを笑顔で告げると、席に戻った八神が話に加わってきた。
「実行委員なら俺も入ったよ。生徒会選挙でも公約したしな。縁の下の力持ちになれたらって思ってる」
常に参加意識の高い八神だけあって、やはりこうしたイベントは見逃していない。
「常闇もどうだ? 一緒にやってみないか?」
そう話をふると、それまで笑顔で聞いていた常闇は急にうろたえて首を振った。
「実行委員……私は、あまり頭脳仕事的なことは」
「やってみると何でも案外楽しいものだぞ? ……まあ、いつまでもこうやって気を緩めてばかりもいられないんだけど、な」
この場にいる二人とも、八神の言葉に思い当たることがあった。
島では楽しいことばかりでなく、物騒な事件も起こっている。特にいまだ解決をみないセブン事件は、関わった多くの人の心に癒えない傷を残したままだ。
『確かに怖いことも沢山ありました』
沈黙を破るように、浅山がスケッチブックに伝えたい言葉をさらさらと書き出す。
『でも私たちには、それ以上に強い繋がりもできました』
字を書きながら、浅山の視線は二人の目をとらえていた。どんな困難に苛まれても、起こることのすべてが悪いことばかりではない。何よりこの二人の友人に、暗い気持ちに引きずり込まれてほしくなかった。
「ああ、そうだな。この繋がりは俺たちの力だ」
「強い、繋がり……そう言っていただけて嬉しいです」
浅山の意図を汲み取ったらしく、常闇と八神に笑顔が戻る。
『この先にまだ脅威があっても、皆さんとなら大丈夫な気がします』
浅山の力強い言葉にうなずいた時、カップを乗せたトレンチを運ぶ音が聞こえてきた。
「お待たせ、しました……ケーキと紅茶、珈琲をお持ち、しました」
テーブルにおかれたティーポットの蓋のすきまから、湯気と香りがたちのぼっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月26日
参加申し込みの期限
2015年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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