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花日和:薔薇と珈琲店
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◆299 COFFEE:休日編
休日、学生支援部から花壇の噂を聞いた3人が299の前に集合していた。
大田原 いいな
、
椿 美咲紀
、
薄野 五月
である。
「休みの日なのにすまないね。花壇が終わったらごちそうするよ」
店長の森崎にそう言われ、五月が『いえいえ』と笑った。
「困った時はお互い様と言いますし、お手伝い出来る事がありましたら何なりとー」
「ありがとう、薄野さん。そう言ってもらえると嬉しい。
必要な花があったら言ってくれ。花屋に連絡して持ってきてもらうから」
店長が言っている花屋とはフラワー兎沢のことである。諸事情により、柚乃はリヤカーで運べないくらい重いものは持って来れない。花は柚乃の父親が店のトラックで届けてくれる。
ポケットタイプの園芸図鑑を読みながら、いいなはふむふむと頷いた。
「手入れが簡単で玄関前に良さそうな花は、『ぺちゅにあ』もしくは『がざにあ』であるか……両方とも地植えも出来そうじゃの」
いいなの提案に、美咲紀もそうねと同意する。
「小さな苗・種から庭を育てると花が咲くまで時間がかかるね。蕾つきの苗を植えて、花を咲かせるといいと思うよ」
「美咲紀殿、詳しいな」
「本当ですね。椿さん、植物お好きなんですか?」
「う、うん! お花が好きなの」
いいなと五月に感心され、美咲紀はくすぐったそうな表情をする。美咲紀は園芸が好きで自分でも草花を育てていた。
まだ何もない庭。ここに何を植えたら綺麗になるだろう?
「このお庭なら、花が終わったぶんは植えかえて……の、寄せ植えが適していると思うの。1ヵ月ぐらいで植えかえれば、季節感あふれていつも花いっぱいの花壇になるよ」
「すぐに綺麗なお花が見れるのはええですね。季節の果実が成っているのもいいですが、寄せ植えということなら……299というお名前通り猫さんのにくきゅうの形にお花を並べるのも素敵かなと思いますー」
「素敵ね……こういうのかしら?」
美咲紀は紙に、持参してきた色鉛筆で簡単に絵を描いた。マーガレットで白いキャンパスを作り、ガザニアの黄色をおわん型に小さく3つ、マリーゴールドの黄色で大きくひとつ。白と黄色だけでは色がぼけるので、周囲をペチュニアのピンクで彩った。
「ふっふ。このお店らしくてええんじゃないでしょうか」
「儂も良いと思うぞ……しかし、299はどうして野郎ばかりが多いのじゃ。そうでなければ、儂もひとりで来れるものを」
いいなは男性が苦手なので299に来る機会を逃していたらしい。
事情を察した五月が、店長を店から外に連れてきてくれた。店の外の方が、いいなも安心して会話に参加できるだろうし。
「お手入れも難しくないですし、植え替えるときはまたお手伝いに来ます。どうでしょう?」
「寄せ植えで肉球か。面白いんじゃないか? 季節ごとに雰囲気変わるの、俺も好きだね」
美咲紀の提案に店長はにこやかに応じる。賛成してもらうと、五月が店長にメモを手渡した。
「では、リストに欲しい花をまとめましたのでご注文お願いします―」
「了解。注文が届くまで店の中で待っててよ。今、飲み物を用意するね」
3人は店の中に入ると手近なテーブル席に腰掛けた。いいなは緊張した様子だが、顔見知りの女の子がふたりいるので心強い。珍しそうにきょろきょろと店の中を眺めていた。
「あら? いいなさん?」
「おお。人里殿!」
アルバイトの
東雲 人里
がいいなを見て意外そうな顔をした。人里といいなは1年1組同士。学校に行けば顔を合わせる間柄だ。
「こんにちは。花壇の手入れをしてくれる人が寝子高から来てくれるって店長から聞いていたけど、いいなさんたちのことだったんですね」
人里は、休日は店を開ける時間からシフトを入れている。そのため、花壇の相談をしていたいいなたちのことを知るのが遅れてしまったようだ。
「こんにちは。私は3組の
椿 美咲紀
」
「私は4組の
薄野 五月
です。よろしくお願いしますー」
「1組の
東雲 人里
です。はい、お水です……皆さんに飲み物をお出しするようにと言われたんですが、何がお好きですか?」
「「「おすすめで!」」」
「はい。かしこまりました♪」
ぺこりと一礼して人里が厨房に向かう。やがて、肉球のラテアートが施されたカフェラテ3つと、小鉢に入ったクッキーが並んだ。
「クッキーは私も少しお手伝いしたんですよ」
人里がシルバーのお盆を持ちながらニコニコと話す。アルバイトスタッフは基本的にホールの身を担当しているが、クッキーなどのラッピングや洗い物など簡単な手伝いを頼まれることもあった。
「計量や型抜きくらいですけど……自分がお手伝いしたものを、学校の子が食べてくれるって嬉しいです」
「このくっきー、真ん中が肉球の形に穴が開いておる。面白いのぅ」
いいなが穴の向こうを、片目をつぶりながら覗き込んだ。穴の向こうには、キラキラした目でクッキーを見つめている五月の姿があった。
「私、和菓子や和食は大好きなんですが、洋菓子は洋食は『御馳走』と言いますか、前にするとソワソワしてしまうちょっと贅沢なイメージなんです」
五月はラテを飲み、ぜいたくな気分に浸っている。天気のいい日に学校の子たちとのんびりお茶ができるなんて素敵な休日だった。
「どんな味がするのかな。いただきますっ」
美咲紀が嬉しそうに、クッキーを1枚口に放り込む。庭のデザインで頭を使ったこともあり甘いものが欲しかったところだ。
「ど、どうでしょうか……?」
緊張した声で尋ねる人里。3人はしばらく無言でラテとクッキーを味わっていた。
「「「おいしーい!」」」
「よかったです……っ」
フラワー兎沢から花の配達が来るまで、彼女たちはお茶の時間を楽しむのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月16日
参加申し込みの期限
2013年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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